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2009/07/04 (Sat) 11:07
視聴(BlogPet)

きのうは視聴するつもりだった。

*このエントリは、ブログペットの「あおのり」が書きました。

2009/07/04 (Sat) 10:31
(書評)マグレと都市伝説 間暮警部の事件簿

著者:鯨統一郎

間暮警部の事件簿 マグレと都市伝説 (小学館文庫)間暮警部の事件簿 マグレと都市伝説 (小学館文庫)
(2007/04/06)
鯨 統一郎

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高速を走る老女に、口咲け女、人面犬…大川探偵事務所に舞い込むのは、なぜか、都市伝説の絡んだ事件ばかり。そして、調査が進むと、必ず現れるあの二人…
「神田川」見立て殺人』に続く、シリーズ2作目。
話の構成は、まんま、前作とそっくり。今回も、形式美を狙ったかの如き、マンネリ化。大川探偵事務所にやってくる「あいつが犯人に違いない」という依頼人。調査を進める中で現れる間暮警部。メドレーを歌うだけ歌って、去っていく警部の解釈をバーで試みる。そして、犯人が捕まった後、主人公である小林の兄と会い、そこで話をする内、別の解釈を…となる。
話の繋ぎ方とかも、前回と似ているのだけど、今回は、単独の曲ではなくて、メドレー。郷ひろみ、太田裕美、小泉今日子…などなど…。そこが違いと言えば、違いか…。
「よくぞ、ここまでこじつけた!!」
というのは、前回以上に感じる。メドレーで、各歌手の曲の歌詞の一部をつぎはぎし、それで物語っぽく綴る。解説の近田春夫氏の困惑がわかるってもの(笑) やっぱり、これも、ノリを楽しんだもの勝ちなのだろうな…。
ただ、個人的なところを言うと、これ、世代的な問題もあるのか、出て来る曲がよく分からなかった、っていうのが大きい。前作よりも、時代的には新しいのだが、前作は1つのかなり有名な曲だったので大体、知っている曲だったのだが、本作の場合、郷ひろみや近藤真彦、小泉今日子辺りは、いくつか知っている、というレベル。太田裕美や高田みづえ、渡辺真知子あたりに至っては、正直、「そういう芸能人がいたらしい」というレベルの知識しかなく、全く頭に曲が浮かばなかった。歌詞をこじつける、っていう味が売りの作品だけに、その元曲がわからないとちょっとしんどい…。その辺、かなり読者を選ぶのではなかろうか…。
なんか、間暮警部の妄想か、本当にあることなのか? という秘密組織とか、そういうのも含めて、次回作がシリーズ完結作なのだが…果たして、まず、語られるであろう曲とかがわかるのか? その辺りを含めて、乞うご期待!
…で、良いのか?

No.1732

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2009/07/04 (Sat) 03:28
うみものがたり・第2話

「指輪の心、巫女の心」

突如、訪れた嵐の中、再会することが出来たマリンとウリン。そんな二人の前に、亀の長老・松本が現れ、世界を闇に包むセドナの半身の封印が解かれたこと。そして、海の巫女と、空の巫女で、それを封印する、ということを告げる…

本当に、変身ヒロインものだったとは…
というか、変身前と変身後、変身後の方が露出度が低いのって、珍しいような(笑) ものすごくどーでも良いけど。

うーん…これ、1クール作品か…
話の流れ的に、結構、週末の朝にやっているプリキュアとか、ああいう系統の作品っぽいところがある。ただ、それだけに1年単位の作品と比べると、急展開な印象も残る。夏音が、もう一人の、「空の巫女」っていうのは、視聴者にはバレバレとは言え、第2話の段階で、一気に変身まで持って行く、っていうのは予想外だった。
マリンたちを「霊感商法」とかと勘違いし、争いもそのための演技と勘違いすること自体は理解出来る。ただ、だとしたら、ますます、「逃げて」のマリンの言葉で逃げるんじゃないか、とも思う。だって、終わったら、石を売りつけられるよ? と、言う風に感じるし…。もっとも、罪悪感を感じているウリンを活かす、という意味では、第2話でやらないと、っていう部分もあるから、難しいところではあるけど。

それと同時に、作品の方向性が、ますます読めなくなった。
さっきの、ちょっと急展開に感じる、っていうのとも重なるんだけど、今回、かなり松本の解説が多くて、戦闘シーンのテンポとかが微妙になってしまっているように思う。今回だけ、なら良いけど。それと同時に、戦闘中でも、BGMとかも、それを盛り上げよう、というような印象があまりない。
どちらかというと、戦闘はメインにしているのだけど、ARIA的な要素を随所に入れている、というか。それが中途半端な状態にならなければ…とは思うのだけど。

前回はともかく、今回のエピソードで、感想、難しいかも、とちょっと思ったところがある。
第3話次第で、もしかしたら、感想を書くのはやめるかも知れない。

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2009/07/03 (Fri) 20:16
雑記(09年7月3日);新作ざくざく…&WEB拍手お返事

7月に入って、新作アニメが色々とスタート。
今年は、4月スタートがそれほどなかった、ってこともあってか、7月スタートが妙に多い感じがしますね。

今期スタートで、原作を知っている(見たり、読んだりしたことがある作品)は、『化物語』、『狼と香辛料2』の2つ(『うみものがたり』の台を2〜3回打ったことがある、というのは、原作を知っている、には入らないだろうし(笑))
(涼宮ハルヒは感想を書いているけど、)基本的に、原作を知っている作品は、説明文になるだけの気がするので、感想はパスする予定。見るつもりではいるけど。

一応、感想を書く作品数は5〜6本くらいにしようと思っているので、新アニメからは2〜3本の予定。
今のところは、様子見状態。期待しているのは、『CANAAN』あたり。チュンソフトのサウンドノベル、特に、『街』が大好きな私としては、作品として似ている『428』が原作、というのを聞くとどうしても期待してしまいますね。制作会社が、『true tears』と同じ、というのもそこに輪をかけて…。
まぁ、予定は未定ですが…こういう悩みって良いですよね(笑)


WEB拍手お返事
6月26日 17:22
今現在、たこやきさんがアニメで見たいと思う作品はありますか?自分は「嘘つきみーくんと〜」なんかインパクトがあるかな?と思ってます。まーちゃん役の人大変だろうなぁ…。
『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』、確かにまーちゃん役の人、大変そうですね(笑) インパクトはありそうですけど、『ひぐらしがなく頃に』とか『スクールデイズ』とかみたいに、何かの事件のあおりで休止とかくらいそうで怖いです。でも、第1巻目の仕掛けとか、ああいうのも含めて上手く作れば、仰る通り、かなり話題はさらいそうな気がします。
で、私の希望、ですが…そうですね…。これも、萌えとか、そういう路線とは一線を画しますが、紅玉いづきさんの作品(『ミミズクと夜の王』『MAMA』『雪蟷螂』)などを見てみたいな、と思います。クオリティが高い映像で、っていうのは必須条件になりますけど、『ミミズクと夜の王』の幻想的な世界、とか、『雪蟷螂』の凛々しく美しいアルテシア姫と厳しい雪山など、映像化したらすごく印象に残る作品になるのではないか、と思います。




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2009/07/03 (Fri) 17:39
(書評)マングースの尻尾

著者:笹本稜平

マングースの尻尾 (徳間文庫)マングースの尻尾 (徳間文庫)
(2009/04/03)
笹本 稜平

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ビジネスパートナーの娘・ジャンヌに銃口を向けられた武器商人・戸崎。盟友・ポランスキーを殺害し、戸崎に罪を着せたのは、DGSEの大物工作員・マングース。ジャンヌと共にマングースを追うことになる戸崎だったが…
という、武器商人・戸崎を主人公にした連作短編集。
順番は前後するが、本作に登場する戸崎、ピカール、檜垣は、『サハラ』にも登場する(檜垣は、『フォックス・ストーン』の主役でもある) そういう意味で、ある程度、人間関係とかを把握している状態で読むことになった。
物語は、武器商人・戸崎が世界を巡り、それぞれで商いなどをする。しかし、そこには、マングースとの戦い、横槍が入って…という形になる。
うーん…この作品については、ちょっと厳しい評価になってしまう。色々と問題点はあると思うのだが、特に気になった箇所が2つ。
まず、明らかに分量が足りない、ということ。アイルランド、パリ、ベトナム、ロシア…と、世界各地を舞台に、次々と事件に巻き込まれ、そこに「マングース」の陰が、という話になるわけだけど、あまり、その舞台が生きている感じがしない。それぞれ、その地に降り立ちました。事件に巻き込まれました。何とか危機を回避して、マングースに一泡吹かせました。という流れ作業みたいになってしまっていて、あまり緊張感を感じなかった。それぞれ、ちゃんとまとめては居るのだけど、そこまでの流れが弱いせいか、分量不足をまず感じずにはいられない。
そして、もう1つが、敵役であるマングースが、あまりに小物であること。主人公・戸崎も、それなりに武器商人として危ない橋を渡っている人間ではあるけど、そこに、一人でクーデタ軍を壊滅させた伝説を持つ檜垣、「虎」と恐れられ、老いたとは言え、常人離れしたピカールという仲間が加わって追う相手が、あまりに小物。スパイマスターと言うものの、ただ不正をして、金を稼いでいるだけの小悪党、という以上にどうしても思えない。先の、分量の問題もそうなのだけど、各地で登場しても、なんか安っぽい小悪党的な言葉をはいては失敗しているだけなのだ。もうちょっと、「大物」工作員らしさを示して欲しいのだが…。
逆に言えば、そういう「小物」だからこそ、檜垣とかが向きになって追っている、という感じもする。あまりに、せこくて、却って苛立つ、というか…そういうキャラクターではあるのだが…。
最初にも書いたように、本作の主人公・戸崎などは、後のシリーズにも登場していて、そちらを読んでいた身として、番外編、スピンオフ作品的なものとして楽しむことは出来た。ただ、これ単独の出来、となると、ちょっと他の作品に劣るのではないか、という風に感じる。

No.1731

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2009/07/03 (Fri) 02:35
大正野球娘。・第1話

「男子がすなるという、あれ」

新アニメの第3作目。
原作は徳間ノベルス・エッジの小説。小説原作作品は珍しくないとは言え、このレーベルからの作品って、初じゃないかな?

しかし、始まっていきなりミュージカルになったときはどうしようかと思った(笑)
(追記:ミュージカル、というよりも、歌ですね)

1925年、女学校へと入学した小梅は、級友である晶子に誘われ、「野球をする」ことに…。でも、小梅も、そして、誘った晶子も野球について全く無知。しかも、「おしとやかに」という当時の風潮やら、何やらでメンバーは集まらない。
しかも、小梅自身も、実は迷っているのだけど…と…

冒頭のミュージカルで、思いっきり都内の地名とかが出てきたけど、やっぱり、大正時代を、っていうことで、早慶戦の話が出てきたり、はたまた、女性観とか、そういうのもあったり、で結構、真面目にやってるんだな、というのが今回の感想。
まぁ、女性がどうのこうの、という以前に、早慶戦での場外乱闘が社会問題扱いだったりとか、そういうのもあったらしいから、余計になぁ(笑) というか、昔のスポーツとかの歴史を見ると、みんな、エキサイトしすぎ!! って感じる事件が多いんだけど(笑)

今回の話を見ていると、主人公である小梅自身は、どっちかというと、他者に流されやすいタイプってことになるのかな? 一度はあきらめかけたけれども、乃枝、雪という仲間が入ったから…っていうところを見ても。
あと5人っていうのも厄介だけど、まずは、小梅自身が野球をすることを父親にどう伝えるか? そして、練習場所をどうするのか? という、こういう作品ではありがちだけど、重大な問題を1つ1つ、というところになるんだろうな…。
しかし、これは1クール作品? となると、きっかけとなった晶子と話をした相手のチームとの対戦まで、みたいな感じになりそうだけど…。その辺りをどう区切るのか? っていうのも、始まったばかりだけど、注目したい。

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↑タイトルに妙に惹かれるのはなぜだろう?(違)

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2009/07/03 (Fri) 01:38
涼宮ハルヒの憂鬱・第14話(?)

「エンドレスエイト」

また、同じ形でスタートした3回目の『エンドレスエイト』。
前回と同様に、既視感を覚えながらも、ハルヒの提案する「夏休みのイベント」を攻略していく、という形で展開する、と。
本当、Aパートは、細かいところこそ違えど(服装とかね)、やっぱり同じような展開なだけに、かなり感想を書きづらいなぁ(笑)

で、延々と同じ時をループしている、ということに気づいて、しかし…で終わってしまった…。

うーん…前回の感想で、これで「時系列シャッフル」が来たら笑う、とかいたのだが、むしろ…という印象。
確かにインパクトはあるんだけど、この終わり方って、色々と批判も出そうだなぁ。狙いはわかるにせよ、全く同じ展開になってしまっているわけだし…。なんか、『ひぐらしのなく頃に』の同じ話を延々と続けているだけ、のような形になってしまっている、というか…。
まぁ、厄介な話だ…(苦笑)

涼宮ハルヒの弦奏涼宮ハルヒの弦奏
(2009/06/24)
東京フィルハーモニー交響楽団涼宮ハルヒ(平野綾)

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2009/07/02 (Thu) 18:27
(書評)けんぷファー8・1/2

著者:築地俊彦

けんぷファー〈8・1/2〉 (MF文庫J)けんぷファー〈8・1/2〉 (MF文庫J)
(2008/10)
築地 俊彦

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テーマパークでの一件もあり、怠惰な夏休みを過ごすことに決めたナツル。そんなナツルを、水琴は、「デート」に誘い出す。そして、そこから連鎖が始まって…
タイトルからもわかるように、今回は、バトルなしでの番外編というところ。4章構成で、水琴にデートに連れて行かれて…(群馬くんだりまで、カレーを食いに、というのがすごいが)から始まり、連鎖的に、紅音、そして、雫とも…へ。会話の端々から、の、それぞれの抱えている劣等感とか、ライバル意識とか、そういうのが垣間見えること、そして、それをナツルがことごとくネガティヴに捉える辺りは、いつも通りなのだけど。
アニメ化っていう話を聞いたこともあって、それも少し頭に入れながら読んでいたのだけど、ある意味、この主人公のナツルって、『スクールデイズ』の誠と対極にいる存在なのかも? というのを読みながら思った。これだけ、色々と誘われて、それでも全くなびかずに沙倉さん、ってのはすごく一途。ただ、それが極端過ぎて、結局、「ナツル死ね」ていう怒号が飛び交いそうだ、という風に思ったのも確かだけど。
そして、第4章では、一巡したあと、皆が一堂に会して、と…。ここもお約束なんだけど、「みんな、自分を大切にしようよ」っていう、ナツルの思いに珍しくうなずけた(笑) 半分は、お前の鈍感さが招いている、とは思いつつも…。
第8巻の話、今回の終盤にちょっとだけ出てきた沙倉さんとのやりとり、そして、あとがきでの、次はクライマックスの言葉。さて、どうなる?

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2009/07/02 (Thu) 02:55
青い花・第1話

「花物語」

一応、新アニメの第2作目。

高校入学の日、痴漢に遭って困っていたふみ。そんな彼女を助けたのは、あきら。二人は、かつての幼馴染みだった…。泣き虫だったふみと、それをいつも助けていたあーちゃん…。思わぬ形で、そのことを知って…と…。

うーん…第1話を見る限りでは、どういう話なのか、っていうのがよくわからん(苦笑)
かつて、幼馴染みだった二人の少女が再会して…という、ポイントそのものは、しっかりと抑えられていたわけだけど。
これから、どういう風に展開するのか?

泣き虫のふみは、高校生となっても、基本的には同じ。自分の思っていることが主張できず、新しいクラスでも同様。一方の、あーちゃんは、元気いっぱい。そんな彼女は、お嬢様学校へと入り、と…。
そういう舞台設定そのものは、わかったわけだけど…。
とりあえずは、それだけかな? と。

作品の、淡いタッチの絵柄とかは結構、好き。
ただ、物語的には、何とも言えないな…と。一応、保留としておこう。

どうでも良いが、ヒロインの一人であるふみの名字・万城目。「まんじょうめ」っていう読み方とは思わなかった。「万城目学」という小説家の影響で、ついつい、「まきめ」だと…。

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2009/07/01 (Wed) 18:51
(書評)誓いの夏から

著者:永瀬隼介

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「何があっても守ってやる」 少年の、少女に対する告白はしかし、守ることが出来なかった。一家惨殺事件、ただ、一人生き残った少女。そして、少年…。19年後、二人は再会する。
ミステリーというよりも、一人の不器用な男の、不器用な生き方の物語、として面白かった。
19年前の一家惨殺事件。一人だけ生き残った少女・杏子に想いを寄せながらも、その少女のことを信じる事の出来なかった十川。それが原因となり、別れることになり、その少女は、一人の警察官の元へ…。バブル時代の中にあった貧富。その中での無力さ。そして、19年後に起こった事件から、再び繋がり出す当時の事件。
第1部では、少年・十川の視点で、その無力さ、信じてやれなかったことへの悔しさと、その少女を奪われた嫉妬が描かれ、第2部では、その一家殺人事件を担当していた老刑事から、変わってしまった当時の面々が描かれる。警察を辞め、成長企業の社長となった当時の警察官。その妻に収まった少女。キャリアになれるだけの力を持ちながらも、一警察官となった十川。そして、老刑事自らの悔い…。19年という時間が経ったことで、「え?」と思うような部分が多くありながらも、その中で変わっていないもの、その救いのない結末は非常に印象に残る。そういう部分を読むと、視点も変わっても、やはり、十川の物語なのか、というのを感じる。
物語としては、そんな十川の生き様を中心にして、同時にミステリとしての形もある。迷宮入りしてしまった事件。なぜ、少女は生き残ったのか? 犯人は誰だったのか? 無論、こちらも核であることは間違いない。ただ、犯人については、消去法で何となくわかるし、それがわかる理由などについては、ちょっと伏線とかが弱いかな? とも思う。それと、老刑事のあまりにもスタンドプレーっぷりも気にならないではない。
ただ、そういうのも、あくまでも十川と杏子の生き様を描くための道具なのではないか? とも思う。そして、そちらが印象に残った、という時点で、それが成功しているのだろう、とも…。

No.1729

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