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2009/11/07 (Sat) 10:56
DARKER THAN BLACK 流星の双子・第5話(BlogPet)

たこやきの「DARKER THAN BLACK 流星の双子・第5話」のまねしてかいてみるね

「何なんだ、こいつは…」今回、謎のはいる感がそもそも、かつ、黒自身もちょっと書いたよな。
その真偽をいきなり銃撃をいきなり銃撃を、そうだけど♪
そもそも、その一方で納得はいる、そういうの多くに黒と呟いた情報に高まっていられないときにやっぱりイレギュラーな契約者にとってイレギュラーな…と思わずに…と言えるのが強いなものとしてはそれほど違わないときになぁ。
それを見る

*このエントリは、ブログペットの「あおのり」が書きました。

2009/11/07 (Sat) 02:27
DARKER THAN BLACK 流星の双子・第5話

「硝煙は流れ、命は流れ…」

嫌がっていた訓練に精を出す蘇芳。「嫌なものを乗り越える」という彼女の狙撃能力は着実に高まっていく。だが、その姿に…

「何なんだ、こいつは…」
今回の黒の蘇芳に対するつぶやきだけど、前回、感想に書いたようにやっぱりイレギュラーなんだよな。
そもそも、「嫌なものを乗り越える」とか、そういうのがそもそも契約者にとってイレギュラーな感情と言えるのだろうし、かつ、出てきたゴキブリをいきなり銃撃をするとか…。
そりゃ、そう呟きたくもなるだろうな。
ただ、それを「人間として未熟なときに契約者になったから」で済ませるのは、流石に色々と無理があるのでは? 一緒にいるジュライだって、年齢的にはそれほど違わないときに、だし、また、ターニャも…。まぁ、それで納得はしていないんだろうけど。
そして、そんなところへ、蘇芳に対して入る依頼…

やっぱり、前回もちょっと書いたけど、イレギュラーな契約者と双子って関係ありそうだよな…。
それと、自分とゴキブリが同類か…と呟いた黒自身も、ある意味、蘇芳と似たようなものとして扱われていたよね…と感じずにはいられないけど。
ただ、黒の場合は…と考えると、それとまた区別して考えるべきなんじゃないかと思うけど。

その一方で、未咲さんは、謎の女から与えられた情報に、その真偽を疑いながら…
こちらはこちらで、確かに黒に近づいてはいるけど…どうも、踊らされている感が強いな。黒に執心ってのを、周囲の多くに知られている、って弱みがあるから余計になぁ。
まだ、直接、黒と出会っていないわけだけど、出会うタイミングとしては、また最悪の状態になるんじゃないか、というような予感をさせる。

それ以上に、今回、自分の母親であった契約者と再会してしまったノリオ&ママが…と思わずにはいられないけど。

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2009/11/06 (Fri) 22:07
(書評)文芸部発マイソロジー

著者:早矢塚かつや

文芸部発マイソロジー (一迅社文庫)文芸部発マイソロジー (一迅社文庫)
(2009/05/20)
早矢塚 かつや

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文芸部の中での争いに苛立ち、第二文芸部を設立して1ヶ月。そろそろ、本当に活動を、として出てきたのは、自分たちで神話を作ること。部長となった伊緒の提案で、色々な世界から神を連れてこられる設定にしたその神話は、実際に生まれてきて…
という風に書いても、自分でも上手く説明できていないような…。まぁ、早い話が、主人公の寛二たち、第二文芸部の部員たちが世界の「創造主」であり、「神」となり、そして、その世界の中で色々とすることになって…という話。物語の中の世界と、それを書いている世界と…という二重構造とかが、っていう題材は面白い。
ただ、個人的に二つの点で引っかかる部分が。
まず、読んでいる私の側として、作中に出て来る神話とかについてあまり詳しくない、という点。結構、物語世界の中での戦闘描写とかが多いのだけど、私自身があまり神話とかに詳しくないので、普通のファンタジー作品っぽい印象がどうしても残ってしまった、という点。色々な設定を加えているだけに、詳しい人なら「おいおい…」とか思うところもあるんだろうけど…私にはそれがなかった(苦笑)
もう一つが、そのところでも触れたけど、メタ構造的なところが意外と弱い、という点。つまり、構造が果たして完全に活かされているのかな? とちょっと感じたところがある。基本的に、各章の序盤でちょっと出て…という風に感じられた。これだと、ちょっと変則的な異世界ファンタジー的なところで終わってしまっているように思う。
中二病とか言いながらも、無駄に熱血漢なところとか嫌いじゃないんだけど、設定がなかなか面白いだけに、なんか、もっと良いところを狙えたのではないか、と感じさせるのがすごく「惜しい」と思う。

No.1878

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2009/11/06 (Fri) 09:52
にゃんこい!・第6話

「ミルク&ビター&シュガー&スパイス」

寺の前で出会った少女。なぜ、その少女が「猫の呪い」のことを? 少女のことを探す潤平だったが、今度は、その少女からラブレターをもらって…?

第3話ほどではないものの、今回もAパートとBパートで別の話になっていた、という印象。
しかし、ラブコメとしての組み合わせ方として、恐ろしく多角形な状態になってきたな、と。

Aパートは、桐島姉妹と潤平が出会う話。
なんていうか…双子っていうのは、OPとかを見てもわかるだけに、潤平の混乱とかが共有できないのが残念(笑)
でも、ラブレターによる琴音の告白の直後に、朱莉登場で振られるとか、この辺りの神出鬼没さ、タイミングの良さには笑った。

そして、双子と知って…の…琴音の正体…
「不幸体質な人が好き」「ストーキングしても良いですか?」
朱莉の方は、すっごい典型的なツンデレキャラという感じだけど、それ以上に琴音のキャラが光ってるよ…ひでぇ…(笑)
でも、さらに、潤平はフラグを立てました、と…。


Bパートは、そんな後、潤平の呪いを解くのにその双子が協力を…と申し出て、双子の飼い猫・ノワールと、住職の家のタマの仲直りを仲介する話、と…

いや、そりゃ、潤平でなくとも驚くでしょ、桐島姉妹の父が住職だなんて(笑) 既婚者どころか、バツイチだったんだ…住職。
そして、ノワールとタマの関係は…。
ノワール、お前もか〜(ツンデレかいな、って意味)

まぁ、ノワールとタマの関係が、潤平と加奈子のそれに似ている、っていうのは結構、面白かったのだけど、その問題解決以上に印象的だったのは、思わず怒鳴ってしまい楓が逃げ去った後の潤平の周囲の女性陣の動き、かな?
泣いている楓を見て、の加奈子、ツインテールの双子と一緒という言葉を聞いての凪。明らかに、人間関係を複雑にしようとしている(としか思えない)千鶴…やっぱり、この人間関係は面倒臭いわ(笑) しかも、一緒にいる双子も実は色々と厄介ってのがAパートで描かれているし。
…そういう意味でも、潤平は不幸体質、ってのは間違いないな…うん…

でも、今週、一番ショックだったのは…
ニャムサス姐さん、去勢されていたんですか!?
ってとこだったり(阿呆)

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2009/11/05 (Thu) 13:56
(書評)2円で刑務所、5億で執行猶予

著者:浜井浩一

2円で刑務所、5億で執行猶予 (光文社新書)2円で刑務所、5億で執行猶予 (光文社新書)
(2009/10/16)
浜井浩一

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日本における凶悪犯罪は、減少傾向にある。しかしながら、その一方で、刑罰は厳罰化という逆の状況を示している。
本書は、まず、日本の犯罪状況を統計などから検証し、その上で現在行われている「防犯対策」などの問題点を明らかにする。後半では、日本の司法システムとその背後にあるポピュリズムなどを考察し、その問題点と、どうすべきか、ということを考察する。
前半の犯罪傾向についての考察。この内容としては、『犯罪不安社会』などと重なるし、また、後半の刑務所における人々の姿などは『刑務所の風景』などで綴られたものと重なる。ポピュリズムなどについても、同様のテーマで綴られた書が発表されており(私は読んでいないのだが)、そういう意味では、著者のこれまでの書籍を網羅的にまとめた書という事が出来るのだと思う。
なので、ちょっと感想を書きづらい、と感じたのは、これまでに著者の書籍について書いたものと同じような内容になってしまう、という点だろうか。ただ、それを含めて言えるのは、ちゃんとした検証を経た、根拠のある対策を施すべきである、というメッセージだろうか。
各地で防犯対策として叫ばれている「割れ窓理論」に対する疑問点。青い街頭への疑問。刑務所などで行われているブートキャンプや反面教師教育の効果の検証。さらに、そこから一歩進んで、実際には犯罪が増えていないにも関わらず、「治安悪化」というイメージの先行…と、すべて「実態と乖離した現象」と言える。さらに、終盤で述べられる刑務所での自己実現というのは、事実であるとしても、一種の皮肉に聞こえてしまうのは何とも…。
厳罰化、死刑の増加、不審者はすべて排除…というのは、威勢がよいが、目の前から排除しても、その対策をどこかでしなければならず、結局、どの程度の効果があるのかはわからない。また、そのように徹底的に排除する社会というのは極めて居心地の悪い社会になるというのも間違いない。その主張は、その通りであると思う。
ただ、著者自身が、「読みやすさのため、注釈やリファレンスを省略した、と述べているように多少、その論拠などはどこだろうと感じる箇所があった。二分論的なわかりやすさの問題点などを述べているだけに、その辺は減点材料になるかも知れない(個人的には、ポピュリズムなどについての部分で、それを感じた。その辺りについての著者の書を、今後読んでみようと思うが)
とは言え、これまでの著者の主張などを網羅的に記した書で、著者の書籍を読んでみよう、という人にはまずこの書を、というので良いのではないだろうか。

No.1877

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2009/11/05 (Thu) 12:28
ささめきこと・第5話

「friends」

「待っていなくて良いよ」 図書委員の仕事に行った汐。取り残された純夏に、朋絵とみやこがなぜか付いてくる。女子部設立を…というのだが…

なんか、今回は完全にギャグっていう感じだったなぁ…。

まず、村雨家の家政婦さん(野江さん?)も、かなり…。完全に過去を捏造したり、しかも、合成写真まで用意したり…
汐に加えて、こういう人が周囲にれば…
そりゃ、ツッコミキャラが出来るよなぁ…と思わずにはいられない。さらに、そこに朋絵&みやこが加われば。

そして、翌日、今度は汐の家へ。
時々、野獣の目…というよりも、なんか純夏の発想って、男子中学生のそれっぽいような(笑) 隣の部屋で汐が着替えている、というのを想像して興奮したり、とか、どんだけがっついてんじゃい! ま、妄想って意味じゃ、みやこたちも似たようなもの、とも言えるが…。
で、勉強会、とか言っていたはずなのに、夕飯の支度…と、その間での純夏とみやこのやりとりで、なぜか料理対決となって…

爆発する料理って、どうやって作るのでしょうか?
爆発するだけでも大変だけど、飛び散ったモノの色が何か嫌〜な色をしていたのがすごく気になる。本当、何を作るつもりだったんだろう…? そして、活タコの脚の動きが…。

最初にも書いたけど、今回は完全にドタバタギャグって感じかな。ずっと、とも言えるが、今回は特にそんな色が強く出ていたような気がする。
シリアスなところ、というと、最後の駅で朋絵が「自分たちは…」っていうところくらいだけど、そんなに…って感じではなかったし。この辺り、朋絵が「女子部」って言うのを盛んに主張する原因なのかな? 過去に色々あった、みたいなことも考えられそうだし。

それにしても…
純夏の場合、心を読まれる云々の前に、考えていることが表に出すぎ。
…汐がそれに気づかない、ってのはある意味、幸いなのか?

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2009/11/04 (Wed) 13:24
(書評)汐のなごり

著者:北重人

汐のなごり汐のなごり
(2008/09/17)
北 重人

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東北の港町、水潟を舞台とした6編を収録した短編集。
最初に、この作品を手に取る前に、著者の北氏が今年(09年)8月に亡くなった、というのを聞いて愕然とした。時代小説をあまり読まない私であるが、大藪賞を受賞した『蒼火』などで追いかけることにしていた作家で、この作品で直木賞候補など一気にブレイク…と思った矢先だっただけに…。
で、そんな北氏の作品の中で、私が最後に読むことになったのがこの作品集。
短編集ではあるが、静かに染み渡るような作品集…という印象だろうか。
かつて遊女であり、その時代に知り合った男とずっと想い寄せる志津。飢饉で津軽から父母を失いながら水潟へ逃れ、そこで商人として見いだされた喜三郎。商人の妻となりながらも、子、孫の男児を失い、その過去を思わずにはいらせない千世…など、各編の主人公たちは、それぞれ、水潟の町で齢を重ねた者たち。老境へと入り、ある程度の成功も収めている。しかし、その一方で、その人生の中に悔いや、心配なども残る。そんな彼らが、ふとしたことで、そこを見つめ、そして、一つの光を見いだす。
これまでの北氏の作品、例えば上述の『蒼火』とか、はたまた『月芝居』などと行った作品は、辻斬りの下手人を追う、とか、そういう感じの事件を中心に、「娯楽」作品としての側面を前面に出していたように思う。しかし、本作の場合、ミステリ小説的な構成を取りながらも、驚かせるとか、そういうのではなく、その中で主人公たちの人生を染み渡らせるところに力を注いでいるように感じた。そのじっくりとした味わいがすごく心地よかった。
それだけに、これで、著者の作品はすべて読み終わってしまった、というのが寂しい。

No.1876

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2009/11/03 (Tue) 18:05
(書評)きのうの世界

著者:恩田陸

きのうの世界きのうの世界
(2008/09/04)
恩田 陸

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3つの塔と、水路の広がる田舎町。その奥地にある丘陵地を目指し、あなたは歩く。丘陵地へと続く水無月橋で死んだ男のことを調べるために。男はなぜ死んだのか? 男は何をしていたのか? 町の秘密とは?
なんか、これは「ミステリ」として売るべきものなのだろうか? いや、自分でも、冒頭に、こんな感じで物語が始まります、ということで書くと、ミステリ小説のようになってしまうし、作中もそんな形ではある。でも、終わってみると、ミステリとか、そういう既存のジャンルを超えた作品のように感じる。
他の作品にも通じることだけど、とにかく恩田さんの作品は、世界観の構築が上手い。3つの塔がたち(しかし、一本は焼失している)、水路に囲まれた町。男が殺された丘陵地は隣の市の飛び地…なんていう町の立地条件。そこを決まった時間に散歩する双子の老婆に、瞬間記憶能力を持っていた殺された男。焚き火が趣味の少年が、しばしば出会う「焚き火の神様」…と、舞台設定も、人間も決して現実離れしていない範囲だけど、限りなく現実離れしている、そんな設定にするすると惹かれた。
そして、その作品の世界観を上手く物語に昇華している、というのも感じる。恩田さんの作品の場合、しばしば、「それで終わり?」みたいな、そんなオチになることも多いのだけど、それぞれの中の設定で作り上げた物語を積み重ね、そして、壮大なる町の秘密へとつなげ、一つの結末へと結びつける。3本の塔も、水路も、男が探したものも、猫も…それぞれに回収され、でも、回収されないいくつかについて、こういう解釈が出来るのではないか? という余韻を残す。しっかりとした回収部分と回収されないところの組み合わせ方がかなり好き。
と、同時に面白いなと思ったのは、主人公の一人とも言うべき「あなた」の存在。冒頭にも書いたように、当初は「あなた」と表記された主人公が、展開に従い「個人」としての人格が生まれてくる。その一方で、世界そのものへと変化していくもう一つの物語。収束する物語と拡散する物語、というものの対比がされていく辺りにも面白さを感じた。
ただ、純粋にミステリとしてみれば、かなりのトンデモミステリとも言える。でも、そういう風に見るべき作品ではないのだろう。
少なくとも、私はかなり好き。

No.1875

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2009/11/03 (Tue) 07:38
夏のあらし! 春夏冬中・第5話

「Romanticが止まらない」

朝、何か面白いことがあったような気がする。けれども、何があったのか思い出せない、はじめ。そんなとき、目がかすんで失敗した加奈子に眼鏡をかけさせてみると…

「渦巻けサマーハリケーン! 美少女メイド戦士・山崎加奈子!」
ということで、加奈子回。なんか、今回もギャグ回だった。とにかく、なぜか眼鏡をかけると変身してしまう加奈子で遊ぼうと、加奈子に眼鏡をかけさせようとする話っと。

なんか、これまでも、眼鏡をかけてなんか雰囲気が…ってのはあったけど、それを思いっきり茶化した、ってところなのかな?

「眼鏡には無限のパワーが隠されているんだぞ」
確かに意味は全然わからないけど、それでも、はじめに同意しておくか(違)

しかし、話としてはなんていうか…はじめたち、性質悪いよな…(苦笑)
完全に嫌がらせの域に入っているし。
「あらし、あなたはじめに似てきたわよ」
っていうカヤの台詞じゃないけど、二人ともやっていることとか似ているもんな…。前回の、カヤのお菓子を取るところとか、結構、あらしさん、酷いよな。

でも…2回連続でドタバタ劇という感じでちょっとインパクトは弱いかな、と。

乙女の順序乙女の順序
(2009/11/26)
カヤ(名塚佳織),やよゐ(野中藍),加奈子(堀江由衣) あらし(白石涼子)

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2009/11/02 (Mon) 15:48
(書評)ANGEL+DIVE CODEX3

著者:十文字青

ANGEL+DIVE CODEX 3 (一迅社文庫 し 1-8)ANGEL+DIVE CODEX 3 (一迅社文庫 し 1-8)
(2009/10/20)
十文字 青

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「ナイトメア」との交戦により重賞を負ったミチ子の治療のため、「野戦病院」に潜伏する北極星メンバー。しかし、犯罪者として名を知られたミチ子、重平の存在は、すず、輝虎、速水らの、組織へ信頼を揺るがせる。そして、そこへイコンの命を受けた真鳥姉妹が動き出す…
混沌。
なんか、今回については、それしか言えないような木がする。『CODEX』シリーズが一度、ここで完結ということなのだけど、第1部のそれとは異なり、物語そのものが混沌としたところで、というだけに余計に感じるのだろう。
これまで2作は、北極星のすずらが、感染者を取り込むべくミッションを、という形で展開していたのだけど、今回は、その北極星という組織自体への猜疑心。さらに、その中で、それぞれの、それはミチ子、重平を含めて、それぞれの生い立ちや、エンジェルダイヴとの関連性などが綴られる群像劇という印象。何てことはない、本当に「普通の」日々を破壊されたすずや速水、輝虎たちは、もちろんのこと、ただ気侭に破壊の限りを尽くしているだけのミチ子、重平らもある意味では、その日常を破壊された者…なんだろう…。ただ、すずたちとは、別のベクトルで本人らは、それで良いと思っているところがありそうではあるのだが…。そして、結局、救いのない展開が待つ、というのは予想通りではあるが。
今回に関して言えば、ミッションとか、そういうのがなく、すずたちはどちらかと言えば、振り回されるだけの側になっていたので、また、ここ2作と別の印象があった。
その一方で、ところどこに挿入される物語で、夏彦の危うさとか、そういうのが描かれ、そして、並行世界とか、物語そのものの大枠の方も色々とバラバラに、ではあるけど登場。それだけに、最初に書いた「混沌」という言葉が余計に強く感じられたのは間違いないのだけど。
それだけに、ここで一区切り、といっても無茶苦茶良いところでカットされた印象が強く残る。著者自身、構想とかを練るのが大変、というのを匂わせるあとがきを書いているけど、そりゃそうだろうな、と。しっかりと練って、良い作品としてまとめてほしい、と思うと同時に、でも、なるべく早く続きを出して欲しい、と感じるのが読者としてのわがまま(笑)

No.1874

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