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2010/01/30 (Sat) 19:35
『脳内汚染』のトリック ゲームは麻薬?

以前から、しつこく繰り返している、岡田尊司氏の言説を巡る検証。
実のところ、落選した冬コミでやろうと温めていたネタの在庫処分的なものなのだが、今回も、その一つとして温めていたもの。


岡田尊司氏の『脳内汚染』シリーズの書籍で、ある意味、最も衝撃的なインパクトを与えたのが、「ゲームには、覚醒剤と同じような依存性があるのだ」という文章。これをもって、「ゲームは麻薬と同じだから、与えるな」という形で話を進ている。
しかし、いざ、細かく、その論を検証してみると、穴だらけ……以前の問題として、何が書いてあるのか意味不明なものでしかない、というのが明らか。
その点について、ここでは検証してみたいと思う。

詳しくは追記にて。






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2010/01/02 (Sat) 08:12
(書評?)脳内汚染・文庫版の解説文

著者:齋藤孝

現在、森昭雄日本大学文理学部体育学科教授の「ゲーム脳」と並び、ゲーム害悪論の大きな柱と言えるのが、京都医療少年院勤務の精神科医にして、暴力描写だらけの小説ばかりを執筆している岡田尊司氏の『脳内汚染』。
その文庫版の解説を書いているのが、明治大学教授で、やたらと書籍を執筆しまくっている齋藤孝氏です。丁度、『脳内汚染』文庫版と同時期に『退屈力』という、『脳内汚染』を元に執筆した書籍を同じ文藝春秋社から出版しています。宣伝、とも考えられるわけですが、その辺りはともかく、ここでは、その内容の無茶苦茶さについて検証してみようと思います。

詳しくは追記にて。

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2009/12/27 (Sun) 17:44
18禁としての小笠原慧〜『風の音が聞こえませんか』編〜

「18禁としての小笠原慧」シリーズも今回で3回目です。
しつこい? そりゃ、粘着質な私ですから。
『タロットの迷宮』編『死夢』編に続き、今回は『風の音が聞こえませんか』の中の性描写シーンを抜き出してみました。

この『風の音が聞こえませんか』という作品は、07年9月に角川書店より発表された作品です。言うなれば、『脳内汚染』で、小笠原慧(岡田尊司)氏が一発当てた後に最初に記した小説が本書、ということになります。
他の小笠原慧作品が、ジャンルとすれば、ホラー、サスペンスと呼ばれるような作品なのに対し、本作は、精神障害を題材とした恋愛小説、ということになっています。
……が、なぜか、ヒロインが母親の男から性的暴行された過去があったり、と、変な設定もあったり……。

これまでの作品と比べると、性描写、暴力描写の量そのものは少ないと言えます。
しかし、小笠原慧(岡田尊司)氏が批判するゲームでは、この程度でも18禁……とまではいかずともR指定くらいは受けることでしょう。しかし、本書は、全くそういう指定がありません。

何度も繰り返しますが、私は書籍の暴力・性描写を規制せよ、という意見は持っていません。
この記事は、あくまでも、小笠原慧(岡田尊司)氏の主張の矛盾を明らかにするのが目的です。また、そのような意図から、作中の文脈についても完全に無視します。
小笠原慧(岡田尊司)氏は、文脈無視でゲームなどの暴力描写の存在を批判しているわけですから。

では、いか、18歳以上推奨と言うことで、追記にて。

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2009/12/11 (Fri) 20:16
LaQの宣伝をする(自称)脳科学者

何のこっちゃ、と思われるタイトルになったんだけど…
日本大学文理学部体育学科教授の森昭雄氏が、LaQのサイトで思いっきり宣伝活動をしているのに気づいた(保護者の方々へ、のページ)。いや、「推薦の言葉」を書いているのは知っていたのだけど、いつのまにか、インタビュー動画がUPされていた。

……確か、森昭雄氏は、06年3月に世田谷区主催で行われた講演会にて、久保田競京都大学名誉教授の批判を、「京大はゲーム会社から70億もらっているから、言いたいことが言えないのだろう。ゲーム会社がらみになってしまうと、まともな人もまともなことを言わない」などと言っていなかったっけ?(ちなみに、この70億というのは、京都大学医学部付属病院に任天堂の山内相談役が寄付をしたことを指す)
映像を見るとわかるかと思いますが、思いっきり宣伝してますが……?

追記で、インタビュー映像の中身を検証してみようと思います。



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2009/08/22 (Sat) 16:54
18禁としての小笠原慧〜『死夢』編〜

以前、「18禁としての小笠原慧〜『タロットの迷宮』編〜」という記事を書いた際に、「機会があれば『死夢』についてもやります」という風に予告しました。
丁度、その『死夢』を読み終わったので、その中にある性描写、暴力描写の一部を紹介したいと思います(作品としての感想については、ここでは言及しません)

『タロットの迷宮』で書いたときにも同様のことを書きましたが、私自身は、小説等に性描写、暴力描写があるからと言って、規制しろ、とか、そういうようなことを言うつもりは毛頭ありません。
繰り返しになりますが、私自身は、そういう描写のある作品を人並み以上に楽しんでいる人間であると思いますし、また、そういうものを規制する、というのが極めて危険な思想・表現・言論の弾圧に繋がりかねない、という危機感すら持っているので。

ただ、岡田尊司氏(小笠原慧氏の本名)は、その著書の中で、

「暴力的なゲームをすることによって、子供が暴力的になる。だから、ゲームを法的に規制すべきだ」

というようなことを述べているのです。
そのような人物が、小説の中ではこれでもか、と暴力表現、性表現を行っている、という岡田尊司氏のダブルスタンダードな状態を明らかにするのが、この記事の目的です。
なお、そのような意味から、物語上の文脈などは一切、無視します。「暴力描写の有無」のみが、岡田尊司氏の主張では問題とされるものなので。

では、今回も18歳以上推奨、という注意書きをして、「追記」から、その引用をしようと思います。
なお、今回の引用では、多少、ネタバレにつながる部分もあります(ぶっちゃけ、序盤でオチがわかるような小説だったけど)

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2009/07/08 (Wed) 19:17
18禁としての小笠原慧〜『タロットの迷宮』編〜

先ほど読み終わらせた、小笠原慧氏の作品『タロットの迷宮』。
著者の小笠原慧氏は、精神科医として活躍している人で、その本名・岡田尊司としても、多数の著書を出しています。そして、その代表的な著書である『脳内汚染』や『アベンジャー型犯罪』の中で、継ぎのようなことを書いています。

「テレビゲームの中の暴力描写に触れることにより、共感性などを失い、暴力性を増長させる」

しかしながら、そんなことを主張する岡田尊司氏が小笠原慧の名義で発表している作品にも、非常に多くの暴力描写が存在しています(参考:水紋鏡〜呪詛粘着倶楽部〜 「18禁としての岡田尊司」
参考資料として挙げた「水紋鏡」さんで取り上げられている『DZ』は00年、『手のひらの蝶』は02年の刊行で、05年刊行の『脳内汚染』、09年刊行の『アベンジャー型犯罪』のときには、考え方を変え、そういう描写を控えている、ということも考えられるでしょう。しかし、実際には、全く変わっていませんでしたので、その一部を引用してみたいと思います。

なお、引用に当たって、作中でどのような文脈でそのような描写が入っているのかは一切無視します。
というのは、岡田尊司氏は、ゲームに暴力描写が存在していること、そのことを問題しているわけで、その文脈やストーリー性などは考慮していないためです(暴力描写のあるゲームにだって、ストーリーは存在しており、その文脈で重要であることも多くあります) また、家庭用テレビゲームの場合、直接的な性描写がされることはまずありませんし、そのような描写を匂わせるようなものでも、CEROのレーティングにより、「Z」評価(18歳以上のみ)、「D」評価(17歳以上対象)などのマークが入ります。対して、小説である本作には、そのようなものは一切ありません。
そういう意味では、子供が触れる可能性は十分にあり、考えるべきではないでしょう。

私個人の考えとしては、そういうものがあるから規制すべきだ、とか、そういう風には思っていません。むしろ、私自身は、そういう描写のある作品を人並み以上に楽しんでいる人間とも言えますし。
ただ、岡田尊司氏の場合、自身でそのような小説を書きながら、ゲームは規制しろ、というダブルスタンダードをしていることに、大いなる疑問を感じるわけです。そのダブルスタンダードっぷりを確認していただけたら、と思います。

以下、18歳以上推奨として、追記にて…

(09年8月22日 なお、同時期に発表された『死夢』についての同様の検証はこちら


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2009/06/25 (Thu) 20:48
『元気な脳のつくりかた』(森昭雄著)を読む その6

元気な脳をつくるために〜この本を読んでくれた皆さんへ著者からのメッセージ〜

 6月のはじめから、週に1本〜2本程度のペースで書いてきた、『元気な脳のつくりかた』を読む、シリーズですが、今回が最終回となります。最終回は、子供へ向けたあとがきと、先生・保護者へ向けたあとがき、となります。





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2009/06/23 (Tue) 21:45
『元気な脳のつくりかた』(森昭雄著)を読む その5

第4章 元気な脳のつくりかた

 森昭雄氏の『元気な脳のつくりかた』も、いよいよ最終章です。
 第4章は、書籍そのもののタイトルと同じで、「どうすれば、元気な脳がつくれるのか」という内容になっています。
 しかし、第3章と同じく、その根拠などは一切示されず、ただ、「こうしなさい!」というだけの内容に終始しているのが実情です。そして、もう1つの問題点が、この第4章を読むと感じられます。それは何なのか? ということについて考えながら読んでいただければ幸いです。
 なお、この第4章については、森氏の別の書籍からの引用を多くさせていただきました。
 では、「追記」より、その内容について、です。






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2009/06/18 (Thu) 20:48
『元気な脳のつくりかた』(森昭雄著)を読む その4

第3章 コンピュータゲームのしすぎで変わる脳の働き

 第3章では、いよいよ「ゲーム脳」という言葉の登場です。
 ただ、以前にも書きましたが、本書には、どういう実験で確かめたのか? どういう状態が「ゲーム脳」で、どういう状態が「通常」なのか? というようなものは一切ありません。一番、まずい方法で、それらが訴えられています。
 どのような形で、「ゲーム脳」という言葉が用いられているのか? そして、それがどうまずいのか? ということを考えていただければ、と思います。





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2009/06/16 (Tue) 19:59
『元気な脳のつくりかた』(森昭雄著)を読む その3

第2章 コンピュータよりもすぐれている人間の脳

 第2章は、人間の脳について、という内容です。
 これまで出版された森氏の著書は、まず、概論を述べ、続いて脳の機能などについて綴る。その後、「ゲーム脳」というものについて記し、最後に、何をすべきか、という持論を展開する、という構成を取っています。児童向けの本書でも、構成としては、森昭雄テンプレートとも言える構成である、と言って良いでしょう。

 この第2章の内容ですが、正直なところ、難解です。
 それは、脳に関する言葉などが難解である、という意味ではありません(いや、実際には、難しいはずなのですが) そうではなく、はっきり言って、内容が全く繋がっておらず、脳についての説明になっていないのです。この第2章の中身を検証するのに、色々とサイトを回ったりするのが大変でした。正直なところ、編集が仕事をしていないのではないか? と思うほどです。

 そのような部分についても含めて、第2章の内容を検証してみようと思います。





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