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2009/04/04 (Sat) 17:51
地獄少女 三鼎・第26話

「魂の軌跡」

あいから、地獄少女を引き継いだゆずき。そして、そのゆずきのもとへ最初に届いた標的は真山梓。秋恵を地獄へと流した張本人…

「罪もなく流された人の恨みを、私は晴らすの」
前回のエピソード、予告から、彼女の考え方の危うさは示されていたけど、いきなり、それが強く出てしまうか…。
「悪いのは自分なのに、娘が…」という秋恵の父。その父の依頼に、裁くようにささやきかける。さらに、父が、「どうせ報いを受けるのだから」と地獄流しを断念したことが許せず、自分一人で流すことを決意する。この時点で、完全に暴走しているわけだもんなぁ…。
そこで、
「地獄少女に心はいらない」
っていう、蜘蛛の台詞と、そこからの言葉があったわけだけど…だったら、なぜ、そういうのを「地獄少女」にするのか? という風に思うのだが。そういう生前に恨みを持った形で死んだ少女を候補とするのでは、そういう暴走が起こってしかるべきなのでは…? という気がするのだが。逆に、だからこそ、あいとすれば、自分の無念さとか、そういうのを伝えることができるようにも思うけど…(もっとも、ゆずきの過去とかを見せたのは、あいたちだし、そういう意味じゃ、あいが、そういう感情をあおっていた、という考え方もできるけど)

うーん…こうやって見ると、結局、あいが行っていたのは、恨みを持って死に、「地獄少女」候補となっていた少女達を救う、ということだった…ということになるんだろうか。
地獄少女になること。それは、永遠の責め苦。それは、今回、暴走したゆずきからもわかること。しかし、地獄少女にならなければ、その魂は永遠にさまようだけ。それを救う方法は…これ、と…。
第1期のラストで描かれた、あいの過去の物語とか、そういうところから、地獄少女となった経緯からの変化、とか、そういうものもあるんだろうな…。
しかし、救われたのはゆずき一人だけ、か…。

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総括
今期は、各エピソードで「なぜ、そんな理由で?」というものが多かったけど、最終回のこのエピソードを見て、「あぁ、なるほど」というのを痛感せざるを得なかった。「次の地獄少女」、あいの想い…それらが、これまで積み重ねた理不尽な地獄流しと、第1期で描かれた地獄少女そのものの立ち位置を組み合わせて上手くまとめ上げたように思う。そういう意味で、上手い連作短編小説を読み終わったような気分になった。
逆に言えば、第1期のテーマともかなり強く結びつき、また、テーマありきでの地獄流し、ということで、これまでのシリーズにあったとんでもないどんでん返し展開とかがあまりなかったのがちょっと残念。ワンパターンなところもあったので、ちょっと冗長と感じたところも。その辺り、難しいところだろうとは思うのだが…。
映像とか、雰囲気とか、そういうのはこれまで通り安定したもの。そういう点では、本当、シリーズを大事にしているのだな、というのを感じた。これ、第4期があるのかどうかわからないけど、とりあえず、ここで一つの区切り。スタッフの皆さん、お疲れ様でした。

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2009/03/28 (Sat) 17:44
地獄少女 三鼎・第25話

「ゆずき」

アパートで見た自らの遺体。そして、目の前に現れる自らの過去の姿。ゆずきは、自らの、その過去を思い出す…

という、ゆずきの過去の物語がメインになるんだろうけど、それ以上に、今回のその後のラストシーンの印象が強すぎた。いや、ゆずきの過去の物語そのものも、色々とあるんだけれども。

両親と共に、幸せに暮らしていたゆずき。
しかし、バスの運転士である父が、その整備不良により、乗客を巻き込んで死亡事故を起こし、自らも死んでしまったことで事態は暗転する。整備不良を認めない会社。そして、周囲に広がる嫌がらせ…

事故原因の調査と責任。
企業による問題、っていう意味では、三菱ふそうのリコール隠しとか、そういうのがあって、かつ、そういう事件を起こした周囲の人間に対するささやかな、けれども、つぶてのような悪意。物語が終盤、ゆずきというメインキャラクターになっても、そういう社会風刺ネタで来る辺りは、この作品「らしい」というべきなのか。
ただ、そういう話自体、この作品、シリーズを通して多い話だけに、それほどインパクトはないし、また、そこにつけ込もうとする母親の幼なじみのおっさんとか、診療拒否する病院とかは、ちょっとそれは強引過ぎないか? という感じがしてしまう。

その中で、これは、最終回に向けて気になる部分がいくつか。
まず、ゆずきは、確かに、周囲の人々から疎まれる状況には陥ったわけだけど、母親からは最後まで愛されていたわけで、その意味では決して救いのない状態ではなかった、と言う点。
そんな母親が、「あそこは違う」と言った病院は一体、何なのか? という点。(父の死んだ病院?)
一人、佇んでいるゆずきに飴を渡した少女は何者か? という点。(これ、秋恵でした)
見終わってみると、このエピソードの中に、謎が多いように思う。この辺り、最終回で生きてくるのだろうか? 父親が勤めていたバス会社の重役とかも、引っかかってきそうな感じはするけど。

あいが消滅して、ゆずきが地獄少女に。
ただ、「あいとは違う」というゆずきの言葉と、それを選ぶことができない、という宿命。この辺りとの兼ね合い。最終回で、どういう風に片付けるのか? と、注目すべき点は多いように思う。

…どうでも良いが、MXで「一部、過激な表現があります」という注意書きテロップが出ているシーンが一番の過激表現になっていたような気がしないでもない(丁度、ゆずきの白骨遺体が出ているシーンに併せて表示されていたし)

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2009/03/21 (Sat) 17:49
地獄少女 三鼎・第24話

「蜉蝣」

「私を流したいと思っているのでしょう?」 あいの言葉が心に残るゆずき。明日は、すべてを見ないで取り込んできた受験結果の発表。そんなとき、ゆずきは、秋恵の影を見る…

ついに、というか、ようやく、というか…
地獄流しという単発エピソードから、ゆずきを巡っての物語に突入。

合格発表の日。目当ての高校を訪れたゆずき。そこには、自分の受験番号もあった。
…しかし…同じ受験番号を、「自分の番号」という少女が…。そして、そのときをきっかけにして、教師、クラスメイト…彼らから、彼女自身の記憶が失われていく…
そんな彼女に、声をかけたのは、つぐみ。

以前から、ゆずきの親に連絡がつかない。三者面談の際、ゆずきの資料が存在しない。というようなところで、ゆずきの存在が消されていっているのか? はたまた、彼女の存在そのものが…ということなのか? というのは想像されていたわけだけど、ついに、今回、それが明らかにされた、と。
それと同じくして、つぐみの物語も語られた、というかなり重要なエピソードになったわけだけど。

まずは、つぐみ。
以前、ゆずきに尋ねられた「先生も、地獄少女になる運命だったのでは?」という質問。しかし、つぐみがいうのは、「自分はそういう存在ではない」ということ。彼女の役割は、ただ「見る」だけ…。
かつて、地獄流しをする人々を止めようと奮闘していた柴田父娘。だが、それが功を奏することはなかった。「地獄は人の中にある」 地獄通信の存在は、使わない人間にこそ意味を為す。それがあるから、いざとなれば、ということでつらい日々を耐える糧となる。
それを否定するのではなく、それをそういうものとして受け入れるだけ…。

なんか、考え方としては、ドクターキリコ事件とか、そういうのにある考え方と似ているんだよな。いざとなれば、それがあるんだ。だから…っていうのは。一つの考え方として否定はしないけど…。
ただ、それをそのまま受け入れろ、というのも、難しいんだろうな。だからこそ、ゆずきに、そういう様々なパターンを見せていた、という考え方そのものはできるのだけど…。
…でも、それをつぐみが見た理由は何? というのは思ってしまう(苦笑)
そして、それに対するゆずきの、
「じゃあ、なんで先生はここにいるの?」
というのも、つぐみの矛盾点をつく言葉としては有効に働いている。あきらめたように見えながらも、でも…っていうのは、これは、どうしてもあるんだろうけど…

そして、そんな彼女が帰宅して見たのは、荒れ果てた家。そこにある…

つぐみの言っていた「地獄少女になるはずだった少女たち」っていうのは、何らかの形で亡くなった少女たち。そして、それに気づかないまま現世に存在している者…ということになるのかな。
その上で、そのことが受け入れられれば地獄少女になり、受け入れられなければ現世とあの世の境界をさまようだけの存在になる。どっちにしても、過酷、という気がする運命だけど。
ただ、ここまでの謎については、かなり解消された、と言えるんだろう。それでも、なぜ、ゆずきの年齢になるまで、「普通の少女」として過ごさせたのか、とかの謎は残ったまま…。

次回、ゆずきの過去が明らかにされ、
その上での決着…
あと2話だけど、見所は多いな。

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2009/03/14 (Sat) 17:38
地獄少女 三鼎・第23話

「日暮れ坂」

地獄少女になりたくない。普通に生きたい。余裕を失いつつあるゆずき。そんな中、彼女のクラスの中では、いじめが…

今期、2回目の「いじめ」を題材にしたエピソード、ということになるんだろうか。
何もしていない。裕福な家庭に生まれた少年・文男。そんな彼を虐めるグループ。その中心人物・友秀は…。
「本当に傷つけていないと思うの?」
という、文男に対するあいの台詞から、今度は友秀の側…になったわけだけど…うーん…
明らかに、逆恨みじゃん(苦笑) 恵まれた立場に無自覚な文男にいらだつ、っていうのはわからないでもないせよ…なんだかな、という感じがする。

ただ、今回のエピソードって、あくまでもゆずきの側へとねじ込むための布石。そして、地獄流しをすることの無意味さ…みたいなものを描いたエピソード、っていうことになるのかな?
友秀自体が、過去、地獄流しをした経験を持っている。恐らく、妹とのやりとりからすれば、父親を、ということなんだろう。しかし、それは家庭の困窮をもたらしただけ。そして、友秀を流した文男もまた、明るいとは言い難い先を印象づけるラストシーン。その辺りから…。
何もしないこと、何も気づかないこと、というのがもたらすダメージ、というのも今回はあったようだし。ある意味では、今回のエピソードの場合、ゆずきが動いていれば止まったものもあるかも知れない。その辺り、かな。

ただ、どちらにしても…
ゆずきが次の地獄少女に、といっても、どういう条件で地獄少女になるのか、とか、そういうのもまだ不明。
こうなると、あいを地獄に流す、っていうのが、条件になる、っていう可能性もあるのかな?  ゆずき自身の存在もふくめて、ではあるけど。

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2009/03/07 (Sat) 17:42
地獄少女 三鼎・第22話

「華と月」

進路相談の時期。そんな中、ゆずきは地獄少女になる運命にとらわれ、迷い続ける。そんなとき、一人の女性と出会う…。

今回、話の構築の仕方とか面白いのに、素人を使ってダメにした感じがあるなぁ…。
モデル、ということでの起用なんだろうけど…もったいないなあ…。

今回の話としては、モデルである結香と、その双子の姉・純香。顔はそっくりながら、性格は全く異なる二人。モデルとして、そして、芸能界で華々しい活躍をする妹・結香。その影のように、彼女の代理などをこなす姉・純香。しかし、二人の思い人は同じ。そして…

双子が入れ替わって…っていうのは、こういう話では「お約束」であるし、また、似ているからこその近親憎悪、というのも…。
ただ、今回、面白いな、と思ったのは、純香もまた、芸能の世界に入り、輝き始めたことで、文字通りに同一化したこと。そして、どちらかがわからないままに、最後まで行ってしまったこと。
光と影、という役割分担が崩れ、一方に吸収され、視聴者にどちらかわからないまま…というのは、これまでのシリーズでも初めてだと思うし、試みとして非常に面白かった。久しぶりに地獄コントもあったし、個人的にはかなり好き。
それだけに、最初に書いた部分が…

で、その一方で、前回から少しずつクローズアップされてきた、ゆずきそのものについてのアイデンティティが興味深いところ。
「実は親がいないのではないか?」というのは、前回、全く通じない電話で出てきたけど、今度は、進路希望の資料からゆずきの存在が削除されていることが判明。そういうのを考えると、そもそも、彼女は…という風に思わざるを得ないわけで…そこがどうなるのか、もポイントになりそう。
その一方で、だとすればつぐみは? 柴田一は? というところも考えていくことになると…
この辺りの違い、っていうのも、今後、出てくるんだろうか?

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2009/02/28 (Sat) 17:47
地獄少女 三鼎・第21話

「うしろの正面」

地獄少女になるのは、宿命なのか? 逃れる定めはないのか? 悩むゆずきは、公園で倒れている一人の少年を発見する。海斗というその少年と仲良くなるゆずきだったが、彼が虐待を受けていること、そして、地獄通信にアクセスしていることを知り…

継母として、父に紹介された女性。彼女は、初対面から、海斗のため、一生懸命に動き、そして、精一杯の努力をした。海斗もまた、それを受け入れた。幸せなひととき…
けれども、その継母の妊娠により、それは終わってしまった。「お兄ちゃんだから」ということで言われ、そして、何かにつけて虐待を繰り返す母。そして…

悪循環、というか…。
児童虐待の場合、虐待されている子供の側はむしろ、その親を恨んでいるわけではない、というような話を聞いたけど、今回のエピソードも、そんな様子を結構、生々しく描いたような印象を受ける。
虐待を受けているけど、母親のことが好きだから認められない。そして、客観的な様子を見る。一方で、それを知っていても、知らないふりをする父親。指摘されても、むしろ、名誉毀損と突っぱねる。実際、そういうのはあるらしいから…そういう意味じゃ、リアルなんだろう。
あまり、週末の夕方にやる内容とは思いにくいんだけど(笑)

今回のエピソード、誰を流すのか、というところについては、想像通りだったかな、と…。
そこまで、かなり露骨に「昔に戻りたい」というのであれば、闖入者の排除…となるのは当然だろうし。でも、地獄流しって、こういう流し方もあるんだ…まさしく…いや、やめておこう(苦笑)

一方で、前々回、そして、前回と重ねた結果か、三藁やきくり、あいとゆずきの距離がかなり縮んだ、っていうのは注目点になるのかな? 父親とのやりとりの直後の会話、きくりの行ったアドバイス、さらに、あいに海斗が連れられた場所を見にいく…とか、ただ敵対するとか、そういう状態でもなくなったわけだし(この辺り、第一期の柴田父娘とのときとは違うところだと思う。あのときは、敵対、とは言わなくとも話しかけるとか、そういうのはなかったわけだし)
そして…やっぱり、ゆずきの両親っていうのも、クローズアップされそうな予感もしてきたところ。
電話を掛けても繋がらない、とかっていうのは、実は…みたいなことありそうだし。

第二期のときは、22話から、拓真を巡っての繋がったストーリーになったわけだけど…さて、今期も終盤。そろそろ、そういう展開もあり得るのかな?

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2009/02/21 (Sat) 17:50
地獄少女 三鼎・第20話

「地獄博士 VS 地獄少女」

地獄少女を追う存在。養護教諭である柴田先生も…。そのことに気づいたゆずき。「あの」つぐみが…そのことは、三藁たちにも衝撃だった。そして、彼女を地獄へ流そうという男が存在していた…

なんか、ここに来て、第一期的な雰囲気が大きくて、さらに、今回のエピソード。
前回と打って変わってギャグだったらどうしよう、とか思ったんだけど、むしろ、かなり重要なエピソード。ゆずき、つぐみ、あい…とキーパーソンが勢揃い。

かつて(第1期の頃)、父、柴田一と共に、地獄少女を追い、地獄流しを止めようとしていたつぐみ。しかし、それはかなわず、父・一も…
そんな、つぐみの前に現れた男・桔梗。彼の師である、溝呂木が、閻魔あいについても詳しい、つぐみに会いたい、という。それを知ったゆずき、さらに、あいまでもが、溝呂木の館へと現れて…

うーん…
これまでも、「ゆずき」は、第1期の柴田父娘と立場としては同じ、というのは何度も書いていたんだけど、それが改めて感じられた印象。そして、まだ、それを開始し、希望を捨てていないゆずきと、結局、失敗に終わってしまったつぐみ、流すしか出来ないあい、という三者の立場の違い、とでも言うか…、それを強く印象づけられたエピソードだな、というのが見終わっての印象。

正直、「地獄博士」そのものについては、あんまり印象が強くなかったり(笑)
新たな理論を発見し、そして、それによって無人兵器の開発、発展に大きく寄与した溝呂木。そんな彼が惹かれたテーマ。それが、現世とは異なった世界の存在。それこそが「地獄」。そこには、彼自身の幼少時代も関係しているし、また、あいたちに会いたい、ということで、記憶の操作まで行った。
というような、「狂気」はあるんだけど、話し方そのものは、理知的だし、地獄少年のときのようなものとは違うんだよな。むしろ、ゆずきたちに対しての、ラブリーヒルズのことの説明とかを含めて、地獄流しの無意味さ、連鎖性なんかを説明するための駒のような存在になっていた、というべきか…。
その最期、執着の理由の一つは、この作品らしいところだけど…今期の、「不条理さ」的なものはあまりないかな。

とにかく、第2期からそうだけど柴田一が結局、どうなったのか? が不明。それが、つぐみの諦観にも繋がっているように思うだけに、今後、明かされるのかな? というのがまず第一。
次に、今回の最後にゆずきが示した「つぐみ=地獄少女」という可能性。これがそうだとすると、なぜ、つぐみは、地獄少女にならずに済んだのか? もポイントになるだろう(言い換えれば、どうなると、地獄少女になるのか? というのも)

これまでのシリーズの総決算的な雰囲気が漂っているだけに、気になるところが多いなぁ。

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2009/02/14 (Sat) 17:33
地獄少女 三鼎・第19話

「雪月花」

学校帰り、ゆずきは、ふとしたことから、華道百鬼流の後継者と目され、フラワーアレンジメントの世界で名をはせる百鬼花緒里と出会う。「好きなことをしたい」と言って、家を飛び出した彼女にあこがれるゆずきだったが…

華道の家元を巡るゴタゴタ。
テーマとして、2時間ドラマとかで、よくあるパターンですな(笑)

先代家元の死。後継者と目されるのは、飛び出した花緒里。しかし、彼女の心は決まらない。ただ、幼なじみというか、幼い頃から使える男に想いを寄せている。そして、彼女自身はスランプ。
そんなところへ、先代の妾腹という女性が登場し、家元の座を狙う。
そして、その女性によって、思い人は…

そこで糸を引く…という、展開そのものは、この作品としては極めてオーソドックスな展開と言えるんだけど…そこに来ての、百鬼流の「もう一つの流派」って…。
流派そのものが、ヤンデレ状態ですかい!!(笑) アバンで、地獄に咲く花…のような、そういう映像が出ているだけに、何か、そういう方向を示唆している部分はあったけど…まんまとは思わなかった。うん…病んでるなぁ(笑)
今期の特徴である、「理不尽さ」みたいなところは少ないんだけど…横から、変な方向っぷりが挿入されてしまった、というようなそんな印象。

ただ、その一方で、途中、ゆずきが「本来は、別人として認知するはず」の3藁を学校のそれと同じと認識したり、はたまた…というものがあって、「これは?」と思わせて…
最後に、「あなたは、地獄少女になる。それが定め」の言葉で締められる。第3期目のシリーズも、終盤に掛かっているわけだけど…最終的には、そこを巡って…になるんだろう。

…で、次回が、「地獄博士」って、第1期の「地獄少年」みたいなノリなのか?(笑)

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2009/02/07 (Sat) 17:39
地獄少女 三鼎・第18話

「スペシャル・レディオ」

深夜のラジオの常連リスナー・知里子。DJである丈太郎に儚い想いを抱く彼女だが、彼女がその番組の常連であることが、クラスの皆にばれてしまう。そして…

「革命的な番組」
…ねぇ…
正直…普通のラジオじゃん、と思ったのは、私だけ?
とりあえず、丈太郎のトークに色々と大笑いしていた。そして、その「決め台詞」を覚えているお嬢に吹いた。最近のあいさん、思わぬギャグを演出してくれるなぁ。

クラスの皆から、葉書職人であることを知られた知里子。
クラスの皆から、ちやほやされ、また、同じ番組の、気になっていたリスナー・カエル姫とも知り合いになる。そして、二人で、ラジオ局へ行き、その構成作家に挨拶まで出来るのだが…しかし…

一言一句を指定している「完全台本」番組。
キャラクターとか、そういうのを作るには良いんだろうけど…かなり、大変だし、珍しいのでは? 番組を見ていると、どうにも毎日やっている帯番組っぽいし…。
そして、そのことを知った知里子が地獄へ流したのは…。このターゲット、理由辺りは、かなり「なんでやねん」感あるなぁ。「恨み」もあるんだろうけど、一方で、「知っているのは自分だけ」的なこともあるのかな? 結構、1対1、的なところがあるし、ラジオのDJと葉書を書く人の関係って。
今回、脚本が三重野瞳さんと、ラジオ番組のパーソナリティとかもやっている人だけに、そういう経験もあるのかも知れないな…と思う。

てか、正直なところ、昔、葉書職人やってたころを思い出したよ(笑)
懐かしい、って感じがすっげーした(笑)

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2009/01/31 (Sat) 17:48
地獄少女 三鼎・第17話

「藁の中」

地獄通信へとアクセスした一人の老女。そこに現れた山童に、その老女・富士子は愕然とする。「光…」 山童が語る、彼と、老女の過去…

ということで、山童の過去のエピソード。
第2期を中心として、3藁たちの過去の話とかも色々と語られてはいたけど…一番、不思議な印象のエピソードになっていたように感じる。

いつの間にか、山の中で生まれ、そして、その山の中で一人、暮らしていた山童。
その当時、あいとも出会ってはいたが、「寂しさ」すら知らずにいた。
そんなとき、ふとしたことで、山に近い館に住む富士子らの一家を見かける。それが、人間との出会い。その一家を襲った不幸。それは、幼いその家の一人息子・光の失踪。
長い時を経て、病に倒れた富士子。そんな富士子に、最期の夢を見せようと現れたのが山童だった…。

「人間は不思議な生き物」…か…。
他の世界の存在から見れば、そうなのかも知れない。
死は免れない、と判っていながら、それでも妻を生きながらえさせたいと思う夫。その夫が、たどり着いたのは、人ならざる者、つまり、妖怪である山童を用いた漢方薬の製造。
そして、それは成功し、二人は、元気になるだけでなく、若返り、というものまで手に入れる。
だが、その妻・富士子は、自らを若返らせる薬よりも、(人でなくとも)息子である光を守ることを選択する。
そして、そのために、夫を…。
それぞれの意識の違い。それぞれの目的の違い、というのは初めから明らかで、それがこういう結末を迎える、というのは当然のこと。ただ、それを人間という存在がよく分からない存在に語らせることで…というのが狙いだったのかな。

でも、今回の場合、「若返りの薬」というアイテムのせいもあるのかも知れないけど、時系列が結構、曖昧で冒頭のゆずきじゃないけど「変な感じ」という風に思うところが多かった。
そして、最後、崩れていく洋館という辺りも、すべてが夢幻のよう、とでも言うか…。死んでしまったはずの息子が帰ってきた、というところで、既にすべてが「夢幻」となっていた…ということなのかも知れない。

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