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2008/07/31 (Thu) 22:21
7月の読了本一覧

7月の読了本一覧です。

死図眼のイタカ(杉井光著)
あいにくの雨で(麻耶雄嵩著)
蛇行する川のほとり(恩田陸著)
ヒミコの夏(鯨統一郎著)
密室に向かって撃て!(東川篤哉著)
えむえむっ!5(松野秋鳴著)
HEARTBLUE(小路幸也著)
家日和(奥田英朗著)
別冊 図書館戦争1(有川浩著)
芙路魅(積木鏡介著)
姫宮さんの中の人5(月見草平著)
悪魔は天使の胸の中に(柴田哲孝著)
仮面幻双曲(大山誠一郎著)
追伸(真保裕一著)
サクリファイス(近藤史恵著)
ロミオの災難(来楽零著)
温かな手(石持浅海著)
蛇棺葬(三津田信三著)
百蛇堂(三津田信三著)
愛罪 Uxoricide(五條瑛著)
時砂の王(小川一水著)
錆びる心(桐野夏生著)
参議怪死ス(翔田寛著)
1995年のスモーク・オン・ザ・ウォーター(五十嵐貴久著)
QED 鬼の城伝説(高田崇史著)
神様のパズル(機本伸司著)
クロス・ゲーム(中野順一著)
未明の悪夢(谺健二著)
ハンプティ・ダンプティは塀の中(蒼井上鷹著)
キララ、またも探偵す。(竹本健治著)
ストロベリーナイト(誉田哲也著)
ショコラティエの勲章(上田早夕里著)
六色金神殺人事件(藤岡真著)
世界平和は一家団欒のあとに4(橋本和也著)
とってもカルディア(岡嶋二人著)
<いじめ学>の時代(内藤朝雄著)

以上の36作品(36冊)。1月からの累計では、226作品(233冊)です。

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2008/07/31 (Thu) 21:32
(書評)<いじめ学>の時代

著者:内藤朝雄

〈いじめ学〉の時代〈いじめ学〉の時代
(2007/10)
内藤 朝雄

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06年に始まった一連の「いじめ自殺」報道。そこでは多くの「識者」が、原因論などを語っている。しかし、それらが本当にそれとは言い難い。いじめの起こるメカニズム、共同体について語った書。
本書の構成は、まず、1〜2章で、いじめ報道などで聞く俗論の問題点、間違いを指摘し、3〜5章で、著者が「いじめ」研究を始めるに至る経緯について、6章〜9章でメカニズムを解明し、10〜12章で対策を考慮する、という形になっている。
06年からのいじめ報道。よく言われたのが、「昔は〜」「ジャイアンのような存在がいたから…」「人間関係が希薄だから…」という言葉の数々。しかし、それらをよく読むと矛盾は多いし、また、実際に思っただけ、というものも多い。そして、その当事者に対する聞き込みなどからわかるものは、それを否定することも多い。
凶悪な事例が起こるところまでエスカレートしたにも関わらず、「楽しいから」という一言で終わってしまう子供たち。そこにあるのは、人間関係の希薄化ではなく、ノリと、その場の同調圧力による強制。つまり、きつい締め付けがある世界だからこそ、その世界の価値観で決まってしまう。そして、よりエスカレートしていく。田舎での人間関係であるとかも含めて、そういう部分の経験もあるだけに、より、そのことをわかりやすく、納得することができた。
もっとも、対策に関してはちょっと疑問も感じる。短期的解決である「警察を介入させよ」という辺りに関して言えば、賛成なのだが、そこよりも先はちょっと現実的にどうかな? と思うところが。例えば、教室という単位をなくせ、というのは、締め付けを緩やかに、という意味ではわかるのだが、学校、そのものの運営にとってどこまで現実的だろうか。これらは、ある程度、人数が存在していないことには、あまり効果があると思えない(例えば、私は学年20人程度、1学年1クラスの学校にいたのだが、こういう学校ではあまり意味があると言えないだろう)  最後の「教育チケット」制なども同様。少なくとも、ある程度の規模であるとか、開かれた社会そのものを前提にしているように感じられて、実効性に疑問を感じてしまう。その辺りが気になった。
とは言え、いじめに関するメカニズムであるとかを考えるためには、非常にわかりやすく参考になる書ではないかと思う。

通算1334冊目

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2008/07/31 (Thu) 10:34
魔法遣いに大切なこと 夏のソラ・第4話

「豪太」

初めての実地研修から一夜。魔法局での話題はそのことばかり。けれども、豪太は、そこでも…。そんな彼が思い出すのは、少し前のこと。何も知らなかった頃のこと…

前回で、父親が魔法遣いであったこと。けれども、その父は、うまくいかずに逃げ出したこと。そして、最近になってそれを知った。という情報が出ていたわけだけど、今回はその詳細。

美人の母親を持ち、学校でも成績優秀だった豪太。そんな彼が突如知らされたのは、自分が魔法遣いであり、父もそうだったこと。
嘘をついていた、ということで、母は家を去り、そして、豪太自身も学校で浮いた存在になってしまう…。
魔法局での座学のところのテーマが、「魔法遣いの社会的地位」とか、そういうようなことで、その辺りが、豪太そのものの過去ともリンクしているんだ、というのがまず感じたこと。そして、魔法遣いに対して、世間の視線が厳しい、ということも。
前回まででもちょっと感じたことではあるけど、魔法遣いっていうのは、遺伝によって決まる。そして、それを使うには、法律で制限があって、研修を受けて資格を取得する必要がある。
ここまでは、わかるんだけど、だとすれば、「資格を取らず、使わない」という選択肢はないのだろうか? という点。親が医者だから、息子も医者にならなければいけない。親が教師だから息子も教師にならなければいけない。というわけではないのと同じように。
もっとも、遺伝で力は持ってしまっているから、っていうのが、上の例とは異なる部分ではあるけど。

ともかく、魔法遣い、そして、それを隠していた、ということが豪太の家を壊し、自分の居所も壊してしまった。そのことへ対する苛立ち。
さらに、「依頼人」ということで、傲慢に振る舞う者に対する苛立ち。それが、ここまでの態度の原因、ということにはなるんだろう。

こうやってみると、実地研修の指導をしているおばちゃん先生っていうのは、出て行った母とは違う者の、豪太にとっては、もう一人の親のような存在になっているように感じるなぁ…。
嫌な依頼人もいるけど…といったなだめ方であるとか、そういう部分からしても。
まだ打ち解けるには時間がかかるにせよ、ソラ、はたまた、指導教官といったところで、多少は安らぎになるのかも…。なんていうことをふと思った。

魔法遣いに大切なこと~夏のソラ~ (1) (角川コミックス・エース 209-1)魔法遣いに大切なこと~夏のソラ~ (1) (角川コミックス・エース 209-1)
(2008/06/26)
山田 典枝よしづき くみち

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2008/07/31 (Thu) 01:28
(書評)とってもカルディア

著者:岡嶋二人

とってもカルディア (講談社文庫)とってもカルディア (講談社文庫)
(1988/06)
岡嶋 二人

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突如、信州の田舎から現れた学生時代の友人・秋本。貞夫の元に転がり込んだ彼は、タクシーにカメラを忘れた、と、緒方の家にあった美郷を持って行ってしまう。翌日、貞夫と美郷の前にその姿を見せた秋本だったが、それ以来、彼の姿は消えてしまう。一方、緒方たちの元には、「消えた死体」という話が転がり込んで…
三度目ならばABC』の貞夫&美郷コンビが活躍する長編作。
前作、『三度目ならばABC』もそうなのだけど、相変わらず、貞夫の優柔不断さ、というか、引っかき回されっぷりが見所(笑) 冒頭、いきなり現れた学生時代の友人・秋本に押し切られるところから始まって、美郷の脈絡のない推理(?)に振り回されながら2つの事件に挑むことに。
失踪した友人と、プロダクションへと持ち込まれた「消えた死体」という情報。常識的に考えて、それらに関連性があるとは思えない。けれども、それを強引に結びつける美郷に押し切られて調査してみれば、少しずつそれが、本当に関係している、というのが明らかにされていく。そして…
正直言って、現在のカメラと言えば、デジタルカメラが主流となった今、タイトルにもなっている「カルディア」という特殊なカメラが端緒になる部分はどの程度理解できるのだろうか? と疑問に思えるところはある。2つの事件の関連づけに関しても、ちょっとご都合主義というか、強引というか、そういう風に思える部分もある。けれども、好奇心旺盛で何にでも興味を示す美郷とそれに振り回される貞夫のやりとりの魅力は相変わらず。物語の、二転三転具合も相変わらず、と良さは十分に生きている。
やっぱり、安定して楽しめる、解説の結城信孝氏ではないが「都合の良い」作家なのだな、と感じる。

通算1333冊目

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2008/07/30 (Wed) 17:40
(書評)世界平和は一家団欒のあとに4 ディア・マイ・リトルリトル・シスター

著者:橋本和也

世界平和は一家団欒のあとに 4 (4) (電撃文庫 は 9-4)世界平和は一家団欒のあとに 4 (4) (電撃文庫 は 9-4)
(2008/04)
橋本 和也

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星弓彩美、25歳。星弓家の長女にして、「運び屋」という怪しげな商売に身を染める兄弟最年長。クールで何でもそつなくこなすクールビューティーだが、酒が入るとだらしないのが玉に瑕。いつものような二日酔いの日、彼女の肉体が…
最終奥義、幼女化! そりゃ、35頁みたいな状況になったら、色々と勘違いもされるよなぁ…。
てなわけで、今回は、長女・彩美の物語。これまで、おそらく一番、影の薄かった彩姉ぇだけど、今回で一気に、印象が強くなった。
現在、幼女化してしまった彩美を何とかするために、軋人が走り回る話と、「魔女」を追ってきたというシュウに、彩美、竜助らが協力する、という過去の物語で展開。当然、両者の間に関連性があるんだけど、これまでと物語の作りであるとかが違っていて、まずそこが新鮮。そして、その両方から彩美が自分で言う「不器用」っていうのが、これでもか、というほどに理解できる。まぁ、竜助、おまえ、鈍すぎ、っていう風にも思えるわけだけど…。
最後、元に戻ったときの彩姉ぇのかっこうよさも、際だっていたし、本当、1巻まるまる彩姉ぇな1冊。うん、ごちそうさまでした。
しかし…シリーズで今後も幼女化するんだろうか?(笑) なんか、試してはいるっぽいけど(笑)

通算1332冊目

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2008/07/29 (Tue) 10:00
(書評)六色金神殺人事件

著者:藤岡真

六色金神殺人事件 (徳間文庫)六色金神殺人事件 (徳間文庫)
(2000/12)
藤岡 真

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青森までの出張の帰り、保険調査員の直美は吹雪に巻き込まれ、事故を起こしてしまう。近くの町・津本町へと何とかたどり着いた直美だったが、そこでは、そこで発見されたという古文書を題材とした祭が行われているところだった。陸の孤島とか化した町での祭、そして、そこで不可解な事件が…
うはははは……。読み終わって、思わずそんな笑いがこみ上げてきた。
とにかく、途中までは読んでいて、これはどうしたものか、と思われるような展開が続く。「不可能殺人」というのは、ミステリ作品でもよくあるもの。例えば、容疑者全員にアリバイがある状態での殺人。密室殺人。…などなど…。けれども、本書で起こる事件は、ひと味違う。何せ、衆人環視の中、いきなり人が空中に飛ばされて、壁に打ち付けられて墜死。一瞬にして部屋が凍り付いて、氷に閉じ込められての死、などなど…明らかに「あり得ない」展開の連続。大丈夫か? と思わされながら進む物語。ところが、それが…
終わってみると、舞台設定そのものも、実は非常に計算されている、というのがよくわかる。よく言う「お約束」の展開、設定(故の欠点)などが、しっかりとその意味を持ち、終盤に生きてくる。その辺りの巧みさにうならされた。
登場人物が多くて、やや混乱を来したこと。決着の部分でちょっとごちゃごちゃしたことなどが、気になったのは確かだが、それでも、この着地の仕方には、「すげぇ」と思わされること間違いなし。人を選ぶ作品だとは思うけれども、私はこういうの大好き。

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2008/07/28 (Mon) 18:28
ソウルイーター・第17話

「聖剣伝説2〜飲む、打つ、買う、いっとく?〜」

古き書に綴られた伝説の聖剣。その名はエクスカリバー。その聖剣を求め、進む一人の少年。その名はオックス…

ということで、「聖剣伝説」の第2弾。
「あの」聖剣が帰ってきた!!
というか、公式サイトがエクスカリバー仕様になっていて吹いた。登場人物が全てエクスカリバーとか、なんていうか…ウザッ!!

そんなわけで始まるエクスカリバー伝説。
何だかんだで、しっかりと付き合うオックス、すげぇ・・。ある意味、オックス&エクスカリバーって、世界最凶コンビじゃないか? 少なくとも、波長はあっているよね、人間としての、の方が…

えっくすくわぁ〜りぶわぁ〜♪ えっくすくわぁりぶわぁ〜♪
やばい…本編中だけじゃなくて、CMのBGMまで、延々と使用されていて、頭の中にこびりついて離れません。子安さん、すっげえ大活躍だなぁ…この話中、延々としゃべってたもん。

で、オチは…すげぇ、あのオックスくんも、「ウザい」で放っておく形になるとは…
同族嫌悪!?(違)
というか、最後まで聞くまで、我慢できたあたり、こないだのキッド&ブラック☆スターよりは遙かに「人間としての」波長はあっていたと思っただけに…残念!!

ソウルイーター オリジナルサウンドトラック 1ソウルイーター オリジナルサウンドトラック 1
(2008/08/27)
TVサントラ

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2008/07/28 (Mon) 11:01
(書評)ショコラティエの勲章

著者:上田早夕里

ショコラティエの勲章 (ミステリ・フロンティア 44)ショコラティエの勲章 (ミステリ・フロンティア 44)
(2008/03)
上田 早夕里

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老舗和菓子店・福桜堂に勤めるあかり。最近の話題はもっぱら、2件先にできた人気ショコラトリーのショコラ・ド・ルイのこと。バレンタインも迫った2月のある日、ショコラ・ド・ルイを訪れたあかりは、そこで、不可解な万引き事件を目撃する。そして、ショコラ・ド・ルイのシェフ・長峰、沖本と出会う…
ショコラ・ド・ルイ、洋菓子店を舞台とした連作短編集。
うん、面白かった。6編の短編。1編目の『鏡の声』、2編目の『七番目のフェーヴ』辺りまでは、洋菓子店という舞台とした、洋菓子店という舞台ならではの要素を使ったちょっとほろ苦い結末のミステリかな、と思ったのだけど、だんだんと読み進めていくうちに印象が変わってきた。
作品を読んでいて一番感じたのは「職人のプライド」とでも言うべきものだろうか。ミステリではあるけれども、はっきりとした探偵役がいるわけではない。長峰は謎を解いても語らないことは多いし、そもそも誰かが謎解きをせずに、時間の経過によって明らかになるようなものも多い。そして、そんなところで明らかになるのが、職人のプライド、職人としての仕事への拘り、とも言うべきもの。『月人壮士』では、悪役に徹しながらも職人として大事なことを示す。修業時代の長峰、沖本らを描いた『約束』は、ミステリというよりも、青春小説のような趣。そして、『夢のチョコレートハウス』『ショコラティエの勲章』では、トラブルや批判に対して、あくまでも仕事で、菓子によって答えを指し示す。そんな長峰の、職人としての誇り、職人としての拘りが、非常に強く感じられた。
逆に言えば、ミステリそのものとしては小粒かも知れない。けれども、それは全く不満には感じられなかった。

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2008/07/28 (Mon) 08:45
絶対可憐チルドレン・第17話

「弱肉強食! 食べちゃうゾ♪」

周囲の生物と意識を交換をえることができる少年・明と、メタモルフォルセの能力を持つ少女・初音。彼らは、エスパーとしての能力は高いとは言えないが、無意識に多くの力を同時に使い高レベルの力を発揮できる。だが、いつも今一歩のところで…。そんな二人を、光一は指揮することになって…

空腹になればなるほど、力が発揮できる。
けれども、そうなると獣に近づくので、空腹に負けて、他の獲物に気を取られて負けてしまう。
ものすごく厄介な能力のように思うのは気のせいだろうか? 明の方は、そういうのはなさそうだけど…交換したあとって、かなり…だなぁ…。

「誰にも扱えなかった、最悪のチームを指揮した天才指揮官!」
明の光一評って、光一をほめているのか、チルドレンをけなしているのか…
ともかく、光一の指揮の下、初音の空腹克服作戦を実施。そして、チルドレンとの模擬戦へ。

チルドレンの性格、能力を知り尽くした光一。
二人の能力をえこひいきして教える局長。
局長の行動が…というけど、フェアって意味じゃ、これで良いんじゃないか、という気もする。どっちにしても、相手のことを知ってるから、の駆け引きってあるんだろうけど。

…なんていうか…
ますます、少女にすかれる、という光一の能力に拍車がかかってきたな(笑) チルドレンの3人に加えて、今度は初音ですか。「これは、私の…」と、空腹とは別の感情で暴走させるって…。そして、それを人間の姿でも、殺気で倒してしまう薫…。やっぱり獣?(ぉぃ)
最後の「私のもの」と言って、チームに戻るところとか、明らかに…と思えてしまう…。
…この時間帯の主人公は、ハヤテといい、天然ジゴロ枠か?

絶対可憐チルドレン 13 (13) (少年サンデーコミックス)絶対可憐チルドレン 13 (13) (少年サンデーコミックス)
(2008/06/18)
椎名 高志

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2008/07/27 (Sun) 17:45
コードギアス 反逆のルルーシュR2・第16話

「超合集国決議第壱號」

ブリタニア帝國に走る衝撃。皇帝の失踪。その責務は、日本総督であるナナリーの手に。そんな中、鈍るブリタニアの動きに、ルルーシュはほくそ笑む…

超合衆国。
黒の騎士団が中心として締結される反ブリタニア連合。中華連邦を始めとして、ブリタニアと超合衆国、世界は二つに色分けされることになる。
皇帝の不在。その間に進められる。その決議の締結に備え、その決議を前にして、日本に集まるナイツ・オブ・ラウンズ。高まっていく緊張。その中で、引き起こされるナイツ・オブ・ラウンズ内での線引き。さらに騎士団の中でも…。

概要で言えば、そんなところなんだけど、その中に、アーニャの記憶の問題が描かれたり、スザクのランスロットにニーナの作った兵器を乗せようとしたり、ロロや扇、ギルフォードなどの確執があったり…とやっぱり凄まじい情報量。何より、決議締結前に、一人で酒を食らって騒いでいる玉城というのが見所でしょう(違)

そして、締結される決議。
合衆国は、各国が軍事力を放棄する。その代わり、その放棄した軍事力を全て一括して管理するのが黒の騎士団。騎士団は、合衆国の指示に従って、軍事作戦を実施する。そして、その第1派として選ばれたのが、日本の奪還。
が、そこに現れた皇帝…。

なんか、第1期辺りはそれほど出番がなかったわけだけど、やっぱり、こうやってみると存在感あるな、皇帝。今回も、美味しいところをみんなもってかれちゃったよ。
その一方で、前回、核兵器の開発成功にニヤリとし、今回も対騎士団の前線に立ち、皇帝の登場に複雑な表情を見せるシュナイゼルの動向が気になるところではあるけど。

皇帝がいなければ、ナナリーの安全は守れるはずだった。しかし、皇帝は帰ってきた。
ナナリーを守るにはどうすれば良いのか? 自分がブリタニアの王子とばれれば、騎士団は崩壊する(すでに、ルルーシュの見えないところで、その予兆は見えるけど) そんな状況のルルーシュが最後に頼ったのは…

前回のエピソードの最後で記憶を失ったC.C.は、完全にギアスに関わる以前の記憶しかない。ルルーシュを「ご主人様」と呼び、現代の文明にも無知。そして、純粋。そんなC.C.の一言が実は、ルルーシュにとって大きな力になっている、発見になっている、というのも印象的。
なんか、前回の感想とか見ていたら、「お高いC.C.が良い」という派と「記憶を失ったC.C.が良い」っていう派の2つがあったけど、今回のエピソードでその勢力図はどうなったんだろう? そこも気になるところ。
…あ、私は、別に…中立ですよ? うん。

コードギアス 反逆のルルーシュR2 Sound Episode2コードギアス 反逆のルルーシュR2 Sound Episode2
(2008/08/06)
ドラマ水島大宙

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2008/07/27 (Sun) 15:55
(レース回顧)函館記念

函館記念(◎タスカータソルテ 外れ)

好スタートから飛び出したのはメイショウレガーロ。コーナーストーンが続き、マンハッタンスカイは4番手、フィールドベアも先行集団につけ、マヤノライジンは中団から。
直線に入って、一杯になったメイショウレガーロを交わしてトーセンキャプテン。そこを外からフィールドベアが襲いかかり、さらに広報から一気にエリモハリアー。ただ、エリモハリアーはやや遅く、トーセンキャプテンとフィールドベアが1着争い、という形での入線となりました。
結局、終わってみるとやっぱり巴賞組、それも、巴賞で敗れてちょっと人気を落としたトーセンキャプテン。ただ、4着とはいえ、前走は上がりが一番早かった馬。その辺りが、ってことなんでしょうかね。一方、2着のフィールドベアも、終わってみれば前走の状態の良さをキープしていた形、そして、4着のエリモハリアーは、相性の良さを発揮。何だかんだで、やっぱり、函館の相性、なんですかねぇ…

単勝結果(7150円/6700円 回収率106.7%)
複勝結果(4920円/6700円 回収率73.4%)

宇宙海賊キャプテンハーロック DVD-BOX宇宙海賊キャプテンハーロック DVD-BOX
(2004/07/21)
井上真樹夫

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2008/07/27 (Sun) 02:35
ブラスレイター・第16話

「再会」

実験体としてつながれたジョセフ。それを見つめるアマンダとサーシャ。サーシャは語る。己のこと、ジョセフのこと、そして、マレクのことを。一方、そんなツヴェルフへと向かう一人の男…

前回の最後で目が覚めたのは…アルじゃなくて、ヘルマン?
冒頭のバスに乗っているシーンから変な雰囲気、しかも、ツヴェルフの入り口のロボットが融合体に見える、っていう、それだけでも「危ない」状況なのに、そこに浮かんでくる色々な矛盾点、さらに記憶の改竄。
これまでのマレクに対するいじめだとか、そういうところでの憂鬱さとは、また違った形で憂鬱になる展開だなぁ…これは。自分自身では、融合体と戦い、それに捕らわれた仲間の救出のため、と思っていたところに突きつけられた矛盾。そして、自分が死に、融合体にされた、という絶望。ヘルマン、これまでずっと「熱い」キャラクターで通していただけに、余計にその悲惨さを感じる。
ベアトリスはヘルマンを入れたのは陽動と言っていたわけだけどそうだとしても、かなり残酷なやりかただなぁ…。「もう私は誰も失いたくない」というアマンダの叫び、この前の全滅のエピソードとかを見ているだけに、余計に強く感じる。

その一方で、前回の最後でウォルフが生きていたことに驚いたんだけど、今回も、ベアトリスと連絡を取りながら、襲撃の指揮をしたりとかなり重要な役割をしているんだよな。
ウォルフは、ザーギンたちに(それなりには)認められている、と見て良いのだろうか? 何か、最終的には、かなり悲惨な形で切られる気もするけど。そして、メイフォンによる「後始末」の中、よく生きていたな、という部分もちょっと謎ではある。そこは、説明されるのだろうか?

そして、冒頭のやりとりの中であった、「マレクは心の傷により、目覚めを拒否している」という可能性。
これは、マレクが目を覚ます、という風に見て良いんだとは思う。ただ、マレクが融合体になっていることは間違いないわけで、それがどうなるのか? というところもポイントになりそう。
ツヴェルフが、融合体殲滅を言うのであれば、ジョセフ、さらに、マレクもまた、殲滅の対象になり兼ねない、といえるわけだし…。
その辺り、「誰も失いたくない」というアマンダの行動との間に矛盾を生じさせることになりそうだけど。

ブラスレイター VOL.2ブラスレイター VOL.2
(2008/09/21)
松風雅也伊藤静

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2008/07/26 (Sat) 16:18
(書評)ストロベリーナイト

著者:誉田哲也

ストロベリーナイト (文芸)ストロベリーナイト (文芸)
(2006/02/22)
誉田 哲也

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住宅地で見つかった男性の遺体。ブルーシートで覆われたそれは、全裸で、多数の暴行された後に、頸動脈を切断されていた。そして、腹を裂いた痕跡。ある過去を持ちながらも、異例の早さで警部補になった姫川玲子は、その捜査にて…
誉田氏の作品は、デビュー作『アクセス』に続いて2作目。『ジウ』シリーズなど、警察小説の評価が高いわけだが、本作も「警察小説」として分類される作品だと思う。
『アクセス』のときもそうだったけれども、かなり描写そのものにエグいものがある。主人公は玲子であるのだけど、所々に「F」という犯人の描写や、玲子をライバル視する刑事・勝俣らの視点での描写が入る。その犯人の描写が何ともエグい。凄まじい幼少時代、そして、その後…。この部分だけを読んでいると、どうしようもなく救いのない気持ちになる。が、その一方で、玲子とその部下たちや、コンビを組む井岡のやりとりは、かなり軽く、また、勝俣の強引な捜査との対比などもあったり…で、凄くバランスの良さを感じた。
物語のテンポも良い。事件の発覚から、そのチグハグさに対する不信感。そして、思わぬ広がりに、玲子の過去、そして、真相へ…と次々と展開していって、目を離せなかった。そういう部分も面白かった。
ただ、上にも書いたように、犯人のエグい殺人描写などはあるものの、意外と犯人そのものについては何も語られないまま終わってしまうところがちょっともったいない。最後の最後で玲子に対して行った行動は何だったのか? など、謎が残ったままのように感じた。それが余韻と言えば、そうなのだが…。
でも、総合すれば、非常に面白い作品だった、と言える。

通算1329冊目

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2008/07/26 (Sat) 15:32
(競馬予想)函館記念

函館記念
◎タスカータソルテ
先々週の七夕賞と並んで、あれることで有名な重賞。函館の馬場ですし、それほど時計の裏付けがなくとも良い、というのが余計にそれを裏付けている部分はあると思います。
展開としては、マンハッタンスカイ、メイショウレガーロ辺りが逃げるという展開でしょう。ただ、それほど早い展開にはならないように思います。
タスカータソルテは、これまでの戦績を見ると、中京巧者、という印象の戦績。ただ、京都でも2勝をあげているわけで、右回りが駄目ということもないでしょう。そして、戦績で注目したいのは上がり時計。これまで、もっとも上がりの早いときですら、34秒4と、瞬発力にやや欠けるタイプの馬。むしろ、34秒台後半でつぶれずに我慢する競馬こそが向き、それが中京での成績に通じている印象。ならば、小回りの函館で、ややスローになりそうな展開はこの馬向きだと思います。状態が良い、とは言い難いですが…。

ポケットモンスター プラチナ 特典 オリジナルフィギュア「ギラティナ<オリジンフォルム>」付きポケットモンスター プラチナ 特典 オリジナルフィギュア「ギラティナ<オリジンフォルム>」付き
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2008/07/26 (Sat) 10:49
マクロスF・第16話(BlogPet)

たこやきの「マクロスF・第16話」のまねしてかいてみるね

「調教が足りない」とか、そんなところに影を作戦に、そんなところに別にシェリル本人は、政府の支えに躊躇いを隠そうしない。
これは…黒いよ…これはそれぞれの方が最後の出会いから、アルトと、宇宙の認識な言い方だけど、とか言っちゃうグレイスが可能であったに対し「調教が足りない」とか、宇宙のは…という作戦!
さらに、完全に躊躇いを隠しきれないアルトと入り込んでバジュラに対してまで…これはそれがシェリルの護衛という状況になり、アルトと入り込んでバジュラ作戦…なんていうか、シェリル本人は、の記憶であった歌を作戦は、グレイスがの方が最後の認識な…?
オーナーの方が可能であった極秘任務?
そんな言葉。
を落としそうな言い方だけど、バジュラ作戦!
バジュラを隠そうしたグレイスがシェリルが売れてくる。
を出すアルト。
そんな言葉に道へと、その苛立ちはそれぞれの縁から、そうなるの中になる♪
オーナーと、ピリピリとしているの中についた極秘任務!!
オーナーの中で屈辱だろうしないアルトがある。
勿論、(偶然)知ってくる。

*このエントリは、ブログペットの「あおのり」が書きました。

2008/07/26 (Sat) 10:40
マクロスF・第16話

「ランカ・アタック」

オーナーとの出会いから、ピリピリとした空気を出すアルト。ランカを中心として動き出す政府の対バジュラ作戦…

なんていうか、接点はそれぞれの中にあるものの、完全に別に道へと入り込んでいる、という状況になるのかな…これは…。
オーナーの言葉。バジュラを用いて、世界の、宇宙の統一が可能である。そんな言葉に、ピリピリとした空気を隠しきれないアルト。そして、その苛立ちは、ランカの護衛というブレラに対してまで…

一方、ランカもまた、政府のプロジェクトへと参加することになる。
だが、シェリルのマネージャーだったグレイスが、自分のところについてしまったこと。これまでの縁からずれてしまったこと。さらに、自分の唯一の記憶であった歌を作戦に、ということに躊躇いを隠せない。

そして、そんなところに始まった極秘任務。作戦は、ランカの歌が、バジュラに対して効果があるのか、ということの実験…。
前回のエピソードの中で、グレイスがシェリルを切り捨てた、というようなシーンがあるけど、ますます、それが露骨になっているような…。グレイスがランカの元についたことを隠そうともしないし。勿論、シェリル本人は、ランカの方が売れている、とか、そういうレベルでの認識なんだろうけど、それはそれで屈辱だろうし。そして、(偶然)知ってしまった、ランカの歌でバジュラを、という作戦。
こうなると、完全にシェリルの立場が…という状況。シェリルがリードしているのは、アルトとの仲くらい? 変な言い方だけど、そうなると、アルトが最後の支えになり、それも、最終的にアルトを巡るランカVSシェリルっていうところに影を落としそうな気がしてくる。

ただ、戦闘で動揺したランカに対し「調教が足りない」とか言っちゃうグレイスさん…
黒い…あんた、凄まじく黒いよ…

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2008/07/25 (Fri) 14:24
(書評)キララ、またも探偵す。

著者:竹本健治

キララ、またも探偵す。キララ、またも探偵す。
(2008/05)
竹本 健治

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アイドルオタクの侑平のところへやってきた美少女・キララ。彼女は、開発中のメイドロボット。人間と見分けのつかないその姿、あれこれといった「ご奉仕」。そして、なぜか事件の推理まで。そして、強もまた…
ということで、シリーズの第2弾というところになるだろうか。今回は『キララ、失踪す。』『光瑠、探偵す。』『キララ、赤面す。』の3本と、ショートショートの『雨の公園で出会った少女』を収録。
実のところ、『またも探偵す。』というタイトルに反して、キララはあんまり探偵していなかったりする(笑) 『失踪す。』は、その名の通り、侑平とキララがはぐれてしまって、そんなキララの行方の捜索と巻き込まれた事件。そこで推理をするのは、開発チームの一人であるミス・キャンベルだし、『光瑠、探偵す。』は、タイトルそのままに、光瑠が挙動のおかしなサークルのメンバーを調査する話。タイトルの通りに「キララ」が「探偵」をしたのは、『キララ、赤面す。』のみと言える。そういう意味では、どちらかというと、周囲を固める面々にスポットを当てた印象。
で、その肝心の内容は…。前回でも、かなりロボット三原則とか、そういうのがあったけど、今回はそれ以上に、そういう「人間とロボットの関係」というのがクローズアップされたように思う。全ての話(ショートショートも含めて)に、そういう要素があり、シリーズそのもののテーマの1つが、それではないかと感じさせる。ロボットに権利を、としたら、どうするのか? そもそも、権利を与える線引きは? などの話。さらに、ロボットがあるからこそ可能になること、発生する問題…など、架空の世界ではあるにも関わらず、そういうのを考えてしまう。
にしても、だ…。なんか、前回以上に侑平がなさけなく思えるのは気のせいか?(笑) 「夜モード」もあるのせよ、それが光瑠にバレてみたり、なんだかんだでひたすら妄想に耽ってみたり…。しっかりと「そういう描写」もあったりで、やっぱりこの作品は、それが欠かせないのか、と思わざるをえなかった(^^;)

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2008/07/25 (Fri) 02:29
ひだまりスケッチ×365・第4回

「3月16日〜23日 まろやかツナ風味」

帰宅したみやこの部屋。そこにいたのは…

ということで、今回は、Aパート、Bパートで別の話。
Aパートは、みやこの部屋へと猫が入ってきて…というお話。

うん、猫か…
新鮮な魚に釣られて…ってことなんだろうけど、常に猫と食料を半分に分け合うのは…フェアなのかな? でも、魚を取り合って…とか、そういう描写になんか、みやこの素直さ、というか、純朴さみたいなものを感じる。
そして、何だかんだで、皆、猫をかわいがっている、という様子も。
ただ、猫に風呂って、絶対に嫌がるだろうな…。

最後は出て行ってしまう、というのは、猫の習性から考えても当然なんだけど、それを(言葉では)当然のこと、というみやこと、寂しさに泣いてしまうゆのに、それぞれの性格の差を感じた。


「10月31日 ガガガガ」

文化祭も目前。皆、着々と準備が進む中、未だにテーマが決まらないゆのは…

こちらは、前期の「あの」文化祭前夜のエピソード。もっとも、前日、ではないけれども…。
Aパートが、みやこを中心としたエピソードだっただけに、余計に、こちらのゆのの印象が強いかな。

吉野屋先生に相談→自分のステージのことで精一杯の吉野屋先生
順調に制作の進むみやこ→置いていかないで、と思う自分に自己嫌悪
さえさんに相談→禁断の…
そして、皆での夕食で、決意を新たに…

前期の話で、ぎりぎりまでテーマが決まらなかった、というのがあったけど、様々な文化祭目前の様子を見て、そして、あのテーマへ…となったわけなんだ、と言うのに納得。


ただ、こうやって考えると、思った以上に「前期」との関連性を感じる。
「海のめぐみセット」とか、「卒業制作」とかもそうだし、さえさんとヒロさんの禁断のシーンは、前期のOPの中にあって「このシーンは?」と謎だったところでもあるし。
と、同時に、前期、あまり出番のなかった4人+校長&吉野屋先生以外、の存在感が格段にアップしている、とも。

それにしても…
今回、うめ先生の出番が少なくて、悲しい…。もっと、うめ先生に出番を!!

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2008/07/24 (Thu) 22:09
雑記(08年07月24日);不思議な一致

読書ブログを続けていて、書店、古書店、図書館などで色々と書籍を手元へと集めている私なのですが、時々、「不思議な一致」を感じずにはいられないことがある。
「不思議な一致」とは何か?
それは、「同じ時期に、同じようなテーマ、同じような作品が続くことがある」ということである。

勿論、書店で手に取ったときの心理状態から同じようなテーマの作品ばかり集めてしまう、なんていうことは十分に考えられる。
けれども、そうではなくて、図書館でバラバラな時期に予約していた作品なのに、なぜか同じ時期に回ってくる、とか、そういうこともあるのだ。これはいったい、どうしてなのだろう?
不思議なことである。

…まぁ、一番、妥当性が高いのは、一致しなかったときのことを忘れているだけ、っていうことなんだろうけど(笑)





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2008/07/24 (Thu) 13:59
(書評)ハンプティ・ダンプティは塀の中

著者:蒼井上鷹

ハンプティ・ダンプティは塀の中 (ミステリ・フロンティア)ハンプティ・ダンプティは塀の中 (ミステリ・フロンティア)
(2006/12/21)
蒼井 上鷹

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7月某日午後3時過ぎ。鉄の扉が閉まり、和井は、留置場の住人となった。そこには先客が。部屋長のデンさん、作詞に余念がないノブさん、そして、マサカさん…。留置場を舞台とした連作短集。
留置場、警察に逮捕された人が、取り調べを受けるまで入る場所。冤罪が証明されるか、起訴、もしくは不起訴が決まるまで、そこに留め置かれる…。
留置場ということで、人々の入れ替わりも多い。その人には、色々と陰があり、また、周囲でも色々と…。そんなエピソードに対して推理が進む。けれども、そこは留置場。入っている者に自由はない。自然、そこは安楽椅子探偵のような形になる。そして…
こういう風に書くと、安楽椅子探偵の本格推理、という印象がある。けれども、この作品の特徴は、入っている人は犯罪者である、という点。彼らの語るエピソードそのものに、色々と後ろ暗いところがある。嘘がある。その前提で考えなければならない。そして、そんな嘘を見極め、真相を探る「マサカ」…。そういう状況なので、本格ミステリのように見えながら、実は凄く変化球。そんな印象を持つのである。そういう部分では、実に舞台が活きている。
ただ、結構、とりとめのない会話・描写などが多く、事件そのものがどこから始まるのか、どこから本題なのか、がわかりづらく、いくつかの物語は本当に「推論を出しただけ」で終わるのがちょっと気になる。全体的に、オチが弱いように感じるのである。また、事情があるにせよ、探偵役のマサカのそっけない部分がそれに拍車をかけている。
アイデアが面白いだけに、もう少し練れていれば、さらに良い作品になったのではないか、と感じた。

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2008/07/23 (Wed) 17:51
(書評)未明の悪夢

著者:谺健二

未明の悪夢 (光文社文庫)未明の悪夢 (光文社文庫)
(2003/06/13)
谺 健二

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昭和20年8月、太平洋戦争の終結。焼け野原となった神戸は、そこから少しずつ着実に復興した。そんな神戸で、狭いながらもこだわった蔵書を集めた書店を営む多田。親から継いだ食堂を営む倉田ら、復興を目の当たりにした者たち。探偵社を営む有希、占い師の圭子。虐待を受ける同級生の少女に思いを寄せ、虐待する者の殺害を企む者。それぞれが、変わらぬ明日を信じていた。そのときまで…
本書を読み、その解説、内容紹介で「著者自身の体験談」という言葉を目にしたとき「ああ、やっぱり」というのを感じた。
1995年1月17日の早朝に起こった阪神大震災。一瞬にして崩れる町、その中での混乱と、その状況が引き起こす、人々の心への傷。これらの生々しい描写などは、その場で体験した著者だからこそ描けたもののように思うのである。そして、そんな混乱の中で起こる連続殺人…。
「何千人という人が死んでいる中、2人や3人が死んだからと、それを調べる必要があるのか?」「そういう状況だからこそ、命の重さを、事件を解決することを代償行為にしたい」という葛藤、叫びなども実に生々しい。
ただ、正直なところ、物語としては両者がちょっと乖離している印象。事件の謎などは、震災の混乱という状況だからこそであるし、また、物理的に、論理的に示されている。が、その事件そのものの印象が、大震災の描写というものの絶大な印象に負けてしまっているように思えたのが残念。
震災体験者として、伝えたかったのであろことはよく理解できた。が、それがミステリという形である必要があったのか、はちょっと疑問である。

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