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2008/09/18 (Thu) 00:09
(書評)晴れた日は、お隣さんと。

著者:福田栄一

〔MF文庫 ダ・ヴィンチ〕晴れた日は、お隣さんと。 (MF文庫 ダ・ヴィンチ ふ 1-1)〔MF文庫 ダ・ヴィンチ〕晴れた日は、お隣さんと。 (MF文庫 ダ・ヴィンチ ふ 1-1)
(2008/06/21)
福田栄一

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就職を前に、引っ越しも済ませ、新たな気持ちの菜美。が、そんな彼女が、窓から目にしたのは、畑を挟んだ向こう側で裸になっている男。そんな出会いで、その男・元大学教授という増渕、さらに、その「教え子」という康孝と出会い…
もともとは「茶飲み日和」というタイトルで連載されていた作品とのことなのだが、どちらだとしても、本作の雰囲気を表しているのではないかと思う。
物語は、社会人1年目の菜美、ちょっと変わり者の元教授・増渕、増渕の教え子という康孝、さらに増渕の娘・沙紀と由紀という5人を中心にして、新社会人である菜美の奮闘や、康孝との恋などを描いた作品。そんな中には、増渕の過去の話などもあったりするわけだが。
ただ、そんな中でも、とにかく、「のんびり」という感想が出てくる。屋外で、水浴びをするために裸になってしまう、とか、そういうエピソードだけでも、増渕の独特の雰囲気が感じられるが、それは、他の部分でも同様。その「のんびり」っぷりが、とても心地よい。
小説として考えれば、増渕の過去を巡る事件であるとか、はたまた、康孝との関係であるとかが、結構、あっさりとまとめられてしまった、というのは感じるのだが、それもこの作品らしさになっているのだと思う。
非常に「まったり」とした気分になれる作品。

通算1390冊目

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