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(書評)学校の階段9

著者:櫂末高彰

学校の階段9 (ファミ通文庫 か 8-1-9)学校の階段9 (ファミ通文庫 か 8-1-9)
(2008/10/30)
櫂末 高彰

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1月。初詣に神社に集まった階段部の面々。久しぶりにあった、部員たちは、互いに、決意を新たにする。九重と苅谷、二人の引退を前にした、次期部長決定のための総当たり戦。それぞれの思いを抱えながら、練習に余念がなく…
うん…今回「は」かなり面白かった。
次期、部長を決めるレース。それぞれ、部に対する、次期部長の立場に、単純に走ることに、それぞれの思いを重ね、そして、研究を続ける。自分の武器となるものは何なのか? どう勝つべきか…。これまで、やたら陰謀だとか、そういうのが多くて、それを階段レースで解決という、「美味しんぼかよ!」みたいな展開にちょっと苦笑していたんだけど、今回は、本当にストレートに階段レース、それだけを題材にしたもの。これこれ、こういう展開を、待っていたんだ、という風に思う。
正直なところを言うと、途中までは幸宏を中心に、それぞれの部員の思いを、という展開だったのに、途中から井筒の一人称視点で、幸宏が離脱してしまう…という変な構成なのに、ちょっと戸惑ったところはある。それなら、もうちょっと工夫しても良かったのではないか、と…。ただ、それがあったとしても、レースの面白さとか、そういうのはしっかりと描かれていたし、十分に面白かった。井筒、お前は泣いて良い!
物語的には、どうなのかな? 途中から、いきなり「目覚めた」幸宏と、苅谷、そして、それとは「違う」と実感する天ヶ崎…その辺りが気になるところではあるのだけれども…。また、陰謀論とか、そういう方向に展開していっては欲しくないなぁ…と思うところではある。
…しかし…正月に筋肉演舞がされる神社…初詣客、来るのか? と思ったり…

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