著者:橋本和也
勇者の父と魔法使いという両親の元に生まれた俺たち、星弓家の兄弟はそれぞれに特殊な力を持っている。そして、何故か世界の平和を守る羽目に。今も弟の刻人が忙しそうにしている。さらに、俺も授業をサボったときに知り合った少女を助けることになって…。
なんていうか…設定からしてなかなかぶっ飛んではいる。皆、特殊能力を持っていて、当たり前のように世界平和を守ることをしながら日常生活を送っていて…と…。ある意味では、その設定が全てとも言えるんだけど、それをキッチリと活かしきっているのは好印象。
タイトルからもわかるんだけど、物語のテーマは家族…っつーか、この場合は兄弟の絆。特殊な力を持って生まれたことで押し付けられた者の運命。その運命に対する悩みと、それを放っておけない兄弟の絆。ぶっ飛んだ設定だけど、いや、ぶっとんだ設定だからこそより強く描けるのかな、なんて思う。
これがデビュー作ということもあってか、多少、粗さみたいなところは感じた。主人公・軋人が双子の妹・軋奈に対してしたことの描写が出る辺りは唐突さみたいなもを感じたし、弟・刻人のしたこともちょっとわかりづらい部分があったし。
ただ、描きたいことははっきり伝わってきたし、なるほど、評判が良いのは理解できた。
通算1138冊目
テーマ : ライトノベル - ジャンル : 小説・文学
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