著者:西尾維新
旧将軍の発した刀狩令。それによって作られた刀大仏。その下で、七花は、実の姉・七実と激突する。前最強の天才である七実に、七花は…
規格外の天才であるが故に、父から稽古を禁じられた七実。しかし、一度見れば、大体の技は覚えることができ、二度見れば完璧に再現することが出来る七実の「見稽古」を身につけていた。しかし、そこに生じる矛盾。悪刀を持っていることに対する違和感とその正体…。
これまでも、散々、前振りといえるようなものはあったけど…やっぱり、七実さん、規格外だわ〜(笑) ただ、それに対するとがめの策とか、そういうのもあって、シリアスに、まっすぐな戦いになっているんだけど、それで十分に楽しめた(あ、一応、錆白兵戦でも、とがめの策があったっけ…)
この違和感の正体、そもそもの矛盾…っていう辺りは正直、かなりわかりやすいのだけど…ただ、それがサプライズでないとしても、鑢一族の宿命とかと重なって独特の印象を受ける。描き方にしても、決して凄惨さだとかを際だたせるような形にはなっていないけど、それでも、普段の軽いやりとりとの違いが上手くスパイスとして効いているし、また、七花だけでなく、七実にも思い入れができるだけの積み重ねがあるからこそ、なんだろうと感じる。
シリーズとして、後半に入った直後でこれ。次回、否定姫とあって…となるようだけど、新展開、ということだろうか。
そーいや、結局、この悪刀って、どんな刀なん?
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テーマ : ブックレビュー - ジャンル : 小説・文学
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