著者:東川篤哉
弱小の名を欲しいがままにする鯉ヶ窪学園野球部。その野球部グラウンドからベースが盗まれるという事件が発生する。探偵部にも謎が解けないまま迎えた、隣町のライバル校との練習試合。その試合の最中、事件が起こる…
『学ばない探偵たちの学園』に続くシリーズ第2作。正直、前作は、かなり微妙な印象だったのだが、本作は結構、好き。
前作では、高校生である探偵部が、なぜか、ひたすらに古い野球ネタを話す、とか、そういうところがあったのだが、本作の場合、野球部に関わった事件が舞台。そして、相変わらず胡散臭いことこの上ない探偵部の面々が色々と引っかき回す。前作と違って、本作の場合、ギャグとかも楽しく読めた。
その上で、でのメイントリックは、かなり面白い。実際に、それをやって大丈夫なのか? というところはあるものの、これだけ大胆なトリックで来るとは思わなかった。もっとも、なんで、わざわざそんなことをするのか、という部分がかなり謎ではあるのだが。
でも、やっぱり印象に残るのは、探偵部の3人の訳の分からないばかばかしい活動っぷりの方だと思う。色々とやってはいるものの、その中に取り込まれたミステリ談義なども面白かったし。そして、彼らそのものの立場が、個人的には一番楽しかった。
最初にも書いたが、私は、この作品、好き。
No.1616

![]() | 殺意は必ず三度ある (ジョイ・ノベルス) (2006/05/16) 東川 篤哉 商品詳細を見る |
弱小の名を欲しいがままにする鯉ヶ窪学園野球部。その野球部グラウンドからベースが盗まれるという事件が発生する。探偵部にも謎が解けないまま迎えた、隣町のライバル校との練習試合。その試合の最中、事件が起こる…
『学ばない探偵たちの学園』に続くシリーズ第2作。正直、前作は、かなり微妙な印象だったのだが、本作は結構、好き。
前作では、高校生である探偵部が、なぜか、ひたすらに古い野球ネタを話す、とか、そういうところがあったのだが、本作の場合、野球部に関わった事件が舞台。そして、相変わらず胡散臭いことこの上ない探偵部の面々が色々と引っかき回す。前作と違って、本作の場合、ギャグとかも楽しく読めた。
その上で、でのメイントリックは、かなり面白い。実際に、それをやって大丈夫なのか? というところはあるものの、これだけ大胆なトリックで来るとは思わなかった。もっとも、なんで、わざわざそんなことをするのか、という部分がかなり謎ではあるのだが。
でも、やっぱり印象に残るのは、探偵部の3人の訳の分からないばかばかしい活動っぷりの方だと思う。色々とやってはいるものの、その中に取り込まれたミステリ談義なども面白かったし。そして、彼らそのものの立場が、個人的には一番楽しかった。
最初にも書いたが、私は、この作品、好き。
No.1616

http://1iki.blog19.fc2.com/blog-entry-2194.html
スポンサーサイト
TRACKBACK 1
- この記事へのトラックバック
-
- 「殺意は必ず三度ある」東川篤哉 (ジョイ・ノベルス)
- 敗退を続ける野球部グラウンドからベースが盗まれた。後日、練習試合中に、野球部監督が死体で発見される。混迷をきわめる事件に、お気楽探偵部員3人組が首を突っ込んだ。しょうも
- 2013.05.07 (Tue) 15:28 | 粋な提案