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(書評)葉桜が来た夏2 星祭のロンド

著者:夏海公司

葉桜が来た夏 2 (2) (電撃文庫 な 12-2)葉桜が来た夏 2 (2) (電撃文庫 な 12-2)
(2008/09/10)
夏海 公司

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梟の会の事件、葉桜との共棲開始から3ヶ月。相変わらず、葉桜との距離をつかみかねている学は、アポストリとの交流フォーラムのため、東京を訪れる。ひょんなことで、いつもの喧嘩をしてしまった彼の前に、「南方大使に連絡を取って欲しい」と言う謎の少女・星野友深が現れる…
前作も、「ボーイ・ミーツ・ガール」としての出来と同時に、謀略小説的な要素があったのだけど、本作についても同様。といっても、今回は、まずメインとなるのは、友深を追うハンターから逃げる、学たちの逃亡劇…というような部分で、殆どがそこに費やされるわけだけど。
とにかく、人間離れしたハンター・「渦巻き」。アポストリを追うために、民間人の犠牲もいとわず、ひたすらに追い詰めていく。その状況に追い詰められながらも、ひたすらに強がってばかりの友深と、何かわからずに、でも、守ろうとする学。色々と複雑な気持ちを抱えながらも、学を守るためについていく葉桜…という構図。みんな、意地っ張りだなぁ~…とか、そういうのをどうしても感じる展開。
読者とすれば、早い段階から、謀略として展開しているのはわかっており、その黒幕が誰か? という楽しみもある。ただ、終盤、それが明かされて、学の解決案辺りにはちょっと無理があるかな? と感じる(学が、そこまで切れるのか? とか、そういうところを除いても) でも、全体を通せば、十分に面白かった。
しかし…ある意味じゃ、学の行動って、朴念仁なのに、葉桜を一番、効果的に動かしているような気がする。…天然ジゴロ?(笑)

No.1702

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