「語られなかった想い」
ファウゼン陥落により一変した戦況。盛り返すガリア軍の士気は高まる。しかし、そんな中、宴の前後から、第７小隊の中はよそよそしい空気が漂う…
待望のお風呂回！！
…ただし、入ったのはウェルキン＆ラルゴ。
…うれしくないぞ…（汗）
なんか、すっかり、物語はどこぞのギャルゲー原作作品の風味がしてきた今日この頃。
ウェルキン、アリシア、ファルディオの三角関係。帝国は帝国で、完全にマクシミリアンにセルベリアが、っていうのが描かれるし（カール、お前は圧倒的に不利だ…）
ロージーが、イサラに話しかけたいけど話しかけられない、とか、そういうのも含めて…ここの人たちは、素直じゃないなぁ…（苦笑）
そんなウェルキンを見かねたラルゴが語る過去の物語。
そうか…ラルゴはラルゴで、同じようなことをしていたのか…。
戦場で出会った女性に恋したラルゴ。しかし、その相手には、ラルゴの戦友も恋していたことを知る。結局、言い出せなかったラルゴ。そして、戦友は、戦死してしまった。表向きは、友情を取った、となるが、それでも残る複雑な思い…。
まさか、ラルゴの想い人がエレノアさんとは思わなかった。いや、見る目、あると思うよ（ぉぃ） というか、戦場での経験が長い、とか、そういうこともあるんだろうけど、ラルゴは、そういうのも色々と見てきたんだろうな…というのが、第７小隊を見る目とか、そういうところか感じられるエピソードに思う。
第３話辺りの印象は、正直、どーなのよ？ っていうところもあったけど（戦場の経験を重ねているなら、ウェルキンとかみたいな、殆ど戦場経験のない上司が来たからって、あれだけ露骨な反発をするのかな？ という気はする）、現在は、すっかりまとめ役のベテラン兵っていう立ち位置に落ち着いているような…。
ただ、今回、そのラルゴのエピソードを見ていて、ふと頭に浮かんだのは、夏目漱石の『こころ』。
同じ相手に恋をした先生とＫ。想いを成就させるために、Ｋを出し抜いた先生。結果、Ｋは自殺。そして、その葛藤が残った先生も…という話だけど、エレノアとラルゴが談笑する姿を見たラルゴの戦友の表情とか、それに近いものをどうしても感じる。ラルゴが想いを告げる前に、自分が想っていることをラルゴに告げる、っていうところも。
同時にこれは、ウェルキン、アリシア、ファルディオの方にも言えるわけだけど。
そんな話を聞いたウェルキンの元へやってきたアリシア。
仲直りを、という形で、一度は、修復したかに見えたが、しかし、そこで「ファルディオの名」を出してしまい…。
ここまで来て、まだ、ウェルキンは覚悟が固まりませんか…（汗） 色々と世話を焼いているラルゴの苦労が少し判った気がする（苦笑） 完全に、両思いなのに、互いに言い出せない関係、しかも、第三者の闖入によってこじらせる、っていう少女漫画とか、ギャルゲーとかのお約束パターンじゃないか。
…戦争モノじゃあないよ…もう、完全に…
とりあえず、このままじゃ、ファルディオさんに死亡フラグが立ちまくってしまうので、何とかしてやってください。
…一方で、ひっそりと、ウェルキン、イサラ、ラマールの三角関係の芽を感じる今日この頃。
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