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戦場のヴァルキュリア・第22話

「とまどい」

ヴァルキュリア人であったことが判明したアリシア。その衝撃は、ガリア、帝国を問わず、戸惑いの渦を作り出す…

なんか、アバンから、色々と含みを持たせた描写が多いな…。
何か、妙な研究所でアリシアとセルベリアが一緒にいた、とか、そういうことなんだろうけど…その研究所の存在自体がかなり謎だし、しかも、それがどこにあるのか(あったのか)、というのも色々と問題になりそうだな…。
意外と、帝国内にあって、それを作らせたのがマクシミリアンで…とか、そういうパターンもあるような気がしないでもないが…これは、あくまでも、勝手な想像。

とにかく、今回は、ヴァルキュリア人であるアリシアを巡っての、それぞれの戸惑い、というところのみをクローズアップした印象。
ヴァルキュリア人という圧倒的な戦力を自国も持っていることをしったダモンは、早速、アリシアを兵器として利用するために、正規軍への異動を決定する。そして、そのためにも、「アリシアのため」という言葉を用いて…

一方で、ウェルキンは、アリシアに会うことができず、そんなときに、ファルディオが、自分が撃った、という告白するのを聞く…
「見損なったよ」
っていうウェルキンの言葉も、それに対して、「どうしろと言うんだ」っていうファルディオの言葉も、どちらも、理解は出来る。そして、どちらも感情論での言葉でしかない、というのもある…。
ストーリーそのものにツッコミどころは多いのだけど、こういう細かいところの描写の丁寧さは、評価したいところ。

ただ、今回の、その後の第7小隊の面々の不安や戸惑いの言葉、そして、そこに絶望するアリシア、というのを見ると、やはり、何も言わず、突如、撃ちぬいて覚醒させた、というファルディオのやり方は問題を大きくしただけなのだろう、という風に感じずにはいられない。
前回、「計算尽くでのこと、っていうのが意外だった」という風に書いたわけだけど、計算づくであれば、せめて、アリシア本人には、その覚悟を決めさせるように説明をするとか、最低限のフォローは出来たのではないかと思うだけに。
まぁ、そういう風に割り切れない、っていうのが人間くささを感じる、と言えば、それは間違いないわけだけど。

とにかく、第7小隊の面々の戸惑いやら何やらで、アリシアが完全に自暴自棄になっているのは間違いないし、それで正規軍へ…ということになるのも間違いない。
この展開そのものは、決して、予想外ではないものの、ただ、第7小隊から外れる、義勇軍から外れる、ということになり、両者がどういう風に展開するのか? というのは見所になるんだろう。

…と同時に、マクシミリアンの隠し球っていうのが、どんだけな超兵器なのか? も、気になるところ。
これで、ラグナイトの盾&剣とそっくりな偽物の開発で、密偵にそれを交換させ、変身できないようにする、とかだったら笑うのだが(でも、意外と、一番、効果的じゃないかとも思うのは秘密)

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(2009/08/26)
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COMMENT 2

みとみーfrom高崎  2009, 09. 03 [Thu] 02:20

>何か、妙な研究所でアリシアとセルベリアが一緒にいた、とか、そういうことなんだろうけど…その研究所の存在自体がかなり謎だし、しかも、それがどこにあるのか(あったのか)、というのも色々と問題になりそうだな…。
研究機関があったコトに驚き。アナログ測定器とはいえ、あの時代設定にはややオーバーテクノロジーの機器に思えるところ結構、謎の存在ですな。
本当、ドコの陣営なんでしょ。

>とにかく、今回は、ヴァルキュリア人であるアリシアを巡っての、それぞれの戸惑い、というところのみをクローズアップした印象。
能天気に英雄扱いにせず、手に余る異能者として捉えるという描写はこの作品らしくて地に足が着いていた印象を受けました。
お陰で意外にツッコめなかった(ぉぃ

>…と同時に、マクシミリアンの隠し球っていうのが、どんだけな超兵器なのか? も、気になるところ。
ダモンやその取り巻きの対応からみて、ヴァルキュリア人の知識、研究は帝国側の方が進んでいるようで、この先帝国側の巻き返しが予想されるところですね。
アリシアの扱いを含め、次回どう転ばすか楽しみであります。

Edit | Reply | 

たこやき  2009, 09. 05 [Sat] 00:44

みとみーさんへ

>研究機関があったコトに驚き。
いきなり、の情報ですからね。
この辺りも、物語的には大きなポイントにはなりそうですよね。それを考えると…
>ヴァルキュリア人の知識、研究は帝国側の方が進んでいるようで、この先帝国側の巻き返しが予想されるところですね。
という辺りからも、マクシミリアンが怪しく思えてしまう、というのがあるわけですが。

>能天気に英雄扱いにせず、手に余る異能者として捉えるという描写はこの作品らしくて地に足が着いていた印象を受けました。
この作品を見ていて思ったのは、登場人物の人間くささというか、その辺りの描き方は非常に丁寧だな、っていうのを感じます。
ロージーの矛盾した行動とか、イサラを喪ったウェルキンの痛々しい姿とか、今回の戸惑う様とか…。物語の設定とかが、かなりぶっ飛んでいるだけにギャップが大きくは感じるのですが、こういう部分があるから、終盤までついて行けているのかな、というのを感じますね。

話数的にも、最終段階へ…となるわけですけど、そういう部分を中心にして上手くまとめて欲しいです。

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