COMMENT 4
uhd 2009, 09. 27 [Sun] 14:41
>なぜ、アルファルドは「蛇」という組織を作り、世界を相手にテロを行ったのか?
>ファクトリーで、新たな「カナン」を作ろうとしたのはなぜか?
いずれもシャムに近づきたいというアルファルドの願望によるのではないかと思われます。
大きな組織を作ったことも、「カナン」を作ろうとしたことも、
自分ではなくカナンを見ているシャムを見返したい、
カナンという存在を作り上げたシャムに近づきたい、
そういう気持ちがアルファルドにあったのではないかと思います。
特に、「カナン」を作ったことについては、
アルファルドが「シャムに…近づけるとでも思ったのか」という独白を今回の中でしています。
これが私の解釈通りの意図かはわかりませんが、
投げっぱなしにはしてないと思いますよ。
たこやき 2009, 09. 27 [Sun] 15:21
uhdさんへ
ちょっと「投げっぱなし」という言葉は、多少、違うところはあるかな、とは思ったのですが…
アルファルドが組織を作った理由などは、おそらくは、仰る通りだとは思うんです。
「シャムに近づきたい」という辺りも、シャムが共感覚の持ち主を作り出したのか、そういう辺りにイマイチ確信は持てず、ただ、あくまでも、「そういう風に想像できる」というところで終わったように感じたので。
それを余韻とも取れるのでしょうが、もうちょっとシャム、アルファルド自身を掘り下げて欲しかった、というのはちょっと残りました。
みとみーfrom高崎 2009, 10. 06 [Tue] 02:46
>ただ、爆発しても、って…よく生き残ったなぁ…。
確かに。普通、無事じゃ済みませんよね。只でさえ重傷を負ってたわけだし。
>なんだろうな…結局、アルファルドの、過去に対する執着と…そして、カナンの輝きに…っていうことになるのか…。
ワタシ的にはアルファルドはもっと達観していたキャラだと思っていたので、終盤の私闘から身の破滅を選んだ結末にはちょっと引っかかりました。
>上海の街の猥雑さ、パワーから、マリアが立ち直るきっかけをもらった…というのは、個人的にすごく納得出来た。
恐らく、もう逢うことは無いだろうが、心は常に繋がっているという、出会いと別れの物語という締めは良かったと思います。
>総括
>出来そのものは、非常に良かったと思う。
アクションものとしては近年稀に見るスケール感と完成度でした。
>物語のまとめが、アルファルドとカナン、シャムという3人の過去に纏わるところになってしまったが故に、最後の最後に色々と残ってしまったのが残念。
纏める方向性としては間違いはないと思います。
ただ、組織の決着をオミットしたため、終盤で急にスケール感が小さく感じられたのは否めない気がします。
結果として政府要人を狙った大規模テロがクライマックスになってしまいましたね。
あそこで、表面的にでも「蛇」組織は壊滅させるような展開にしておけば、終盤の私闘に無理なく展開できたような気がします。
>とは言え、最後まで引きつける力はあったし、何だかんだでやっぱり面白かった、とは素直に思う。
この原作者の作品にしては今迄と比較にならない程、分り易い内容でしたしね。
個人的にはDVD買うくらいまでの評価をしました。
たこやき 2009, 10. 07 [Wed] 23:00
みとみーさんへ
>この原作者の作品にしては今迄と比較にならない程、分り易い内容でしたしね
なんか、この言葉が、すごくしっくりと来ますね(笑) 奈須さんも、西尾維新さんと同じく、言葉遊びとか、そういうところが多いだけに、これまで映像化された作品だとそれが活きていないように感じたところも多いのですが、今作についてはストレートに楽しめました。
上のuhdさんへのレスとも重なるのですが、途中まですさまじい規模で、というので期待した分、終盤、ちょっと小さくまとまってしまって…というのもあるような気がします。
放映が終わって、少し、時間が経って自分がどう思ったのか、などを考えてみて、というのもあるのだと思いますが。
どちらにしても、7月スタートの作品の中でもトップクラスの出来の作品だった、というのは間違いないと思いますが。