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(書評)ハーフボイルド・ワンダーガール

著者:早狩武志

ハーフボイルド・ワンダーガール (一迅社文庫)ハーフボイルド・ワンダーガール (一迅社文庫)
(2008/09/20)
早狩 武志

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「私、ちっちゃな頃から」 ずっと想いを抱いていた幼馴染みからの告白。それは…「妊娠していること」 そして、「父親は自分」ということ。身に覚えのない俊紀の前に、助っ人として現れたのはミステリー研の会長・佐倉井綾。身の潔白を証明するため、綾とともに、調査を始める俊紀だったが…
深読みしすぎた(笑)
読んでいて、個人的には二つの結末が頭にあった。一つは、非常に順当で、かつわかりやすいもの。もう一つは、ライトノベル、「ミステリードラマ」と言った煽り言葉からかなりぶっ飛んだ方向へ向かうもの。後者かな~…と思っていて、思い切り前者で冒頭に書いた感想へと至った(笑)
ただ、別に、だからつまらなかった、とか、ダメとか、そういうつもりは一切無い。話の完成度は高いし、また、シンプルだからこそ、の話になっていると思う。
想いを抱いていた少女の妊娠。そして、その相手は、自分? 身の潔白を証明する、というのが一つのスタート地点ではあるものの、その一方で、仮にそうであったとしても…という気持ちがないでもない。そして、その一方で、自分の兄の死から思うもの。真面目で堅物で、優等生だった兄の死により、自らの進路変更をさせられたり、一方で、それは自分を守っていたのか? と思ったり…。そして、真相は…
まぁ、すごくドロドロだよなぁ…(笑) 著者は、PCゲームのシナリオライターということなんだけど、ある意味、それがすごく納得出来る内容。少なくとも、普通のラノベではあり得ない「ドロドロさ」。でも、私自身は、こういうのがあっても良いと思うのだけど…。
まぁ、「ミステリ」と煽るのなら、もう一捻り欲しいと思うし、登場人物たちの関係とかを、もう少し書いて欲しいかな? と思うところもあったのだけど…
でも、そういうのを差し引いても私自身は好き。

No.1906

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