著者:角居勝彦
07年のダービーを牝馬・ウオッカで勝利するなどの活躍をする角居師。その角居師の考えなどを綴った書。
…なんだけど、とりあえず、あまりにタイトルが酷くないか?(苦笑) もうちょっとマシなタイトルがなかったものかと強く感じるのだが。
私自身、藤澤和雄師、森秀行師、小島太師など、調教師の書いた書というのは読んでいるのだが、構成としては比較的オーソドックスな内容。まず、角居師の生い立ちから調教師となるまで、調教師として厩舎を軌道に乗せるまでの試行錯誤、海外遠征や厩舎に所属していた馬たちのエピソード、そして、調教師としての心がけと言う形になる。厩舎に所属していた馬や、海外遠征をした際の苦労話、角居師のそれまでに体験してきたことなど、「体験者だからこその話」は新鮮で、面白いものの、書籍としての目新しさ、みたいなものはあまり感じなかった。
ただ、それでもいくつか読んでいて感じることはある。その最大のものは、横のつながり、とでも言うものだろうか。グランド牧場から、厩務員、調教助手、調教師…という歩みの中で、出会った中尾師、松田国師、はたまた森師、藤澤師と言った調教師の交流で学んだことを生かしている、というのは強く強調されていることだし、また、海外遠征などに際しては、厩舎を超えた横のつながりが最大の成功要因となっていることがしるされる。また、厩舎を軌道に乗せるため、スタッフとのミーティングなどコミュニケーションに勤めている…などと言うのは、小島太師のそれとも共通する。
最初にも書いたように、私自身が、この手の書を何冊か読んでいるため、目新しさみたいなものを感じることは少なかったのだが、調教師という仕事がどのようなものか…なんていうのは、本書を読むことで理解できるのではなかろうか。
通算1163冊目
テーマ : 最近読んだ本 - ジャンル : 本・雑誌
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