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(書評)[映]アムリタ

著者:野崎まど

[映]アムリタ (メディアワークス文庫 の 1-1)[映]アムリタ (メディアワークス文庫 の 1-1)
(2009/12/16)
野崎 まど

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芸大の俳優コースに通う僕は、撮影コースのアイドル的存在である画素さんに自主映画出演を誘われる。格好をつけて、渋ってみたりしたものの、コンテを見た僕は、56時間読み続ける、という事態に。映画の監督は、天才として大学でも名を馳せる最原最早という少女で・・・・・・
ボケ倒された。何か、そんな感じが何よりも残る。
この感想を書くに当たって、他の人の感想なども見て回っているのだけど、色々なところで、同じような文言を見た(笑)
実際、このやりとりと、そして、ありとあらゆる面での天才少女という設定は、それを想起させるのはわかる。それを意識しているところもあるのかな、とも思うが。
映画の撮影、編集、試写・・・・・・と各章に名前がつけられているように、それが作られていく過程で・・・・・・という物語。思わぬ形で、撮影に参加することになった僕が、他の面々と映画作りに入っていく。順調に進む撮影。その中で目の当たりにする最早の天才性。さらに、撮影に関わって死んだ男の話に、最早の映画の謎・・・・・・そして・・・・・・
ミステリ・ホラーという意味では、どちらかというとホラーに分類される作品かな。それも最後の最後で、というそういうタイプの。比較的、明るい雰囲気で来ていただけに、最後の最後での落としっぷりは見事。メディアワークス文庫の側で出した、というのも、これならば、という風に感じた。
作品としてのある種の破綻というか、そういうのを内包している感があり、最早の天才性というのがある種の免罪符となってしまっている点が引っかかると言えば引っかかる。そういうのを含めて、好きになれるかどうかの評価が割れそう。
作品の出来としては良いと思うけど。

No.1967

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