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(書評)五月はピンクと水色の恋のアリバイ崩し

著者:霧舎巧

五月はピンクと水色の恋のアリバイ崩し―私立霧舎学園ミステリ白書 (講談社ノベルス)五月はピンクと水色の恋のアリバイ崩し―私立霧舎学園ミステリ白書 (講談社ノベルス)
(2002/08)
霧舎 巧

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始業式の事件から1ヶ月。ようやく、学校のPC用メールアドレスが仕えるようになった琴葉は、棚彦をつれてコンピュータ室で友人とのやりとりを。そんなところに届いた奇妙なメール。そして、フリーズしてしまったPC。準備室に入った琴葉らが見たのは、全身をピンクに塗られ、胸に水色の矢が刺さった人間の死体……
『霧舎学園』シリーズの第2作。
1作目である『霧の00密室』が、講談社ノベルスの「密室本」として刊行された、ということもあったのだけど、本作も170頁ほどと、かなりボリュームは短く、しかもキャラクター小説的な部分が強いのでかなりサクサクと読める。前巻で書かれていたけど、ミステリとかの初心者向け、という意味では、これで良いのかな? とも思う。
今回はタイトルにあるように「アリバイ崩し」というのがメインになる。準備室で殺された女性。その場所から、犯人は恐らく学校関係者。そして、その頃、学園に在籍するアイドル歌手が、学園内で撮影をしていた。しかし、その歌手がどうにも怪しい・・・・・・
トリックとしては非常にシンプル。まぁ、論理的には、なるほど、と納得出来る。
ただ、読んでいて、一方で、かなり偶然に頼っている、というか、綱渡りなやり方だよな、とも感じる。さらに、犯人が殺された動機とかは、その前に、どうしてそれが判明したの? とかあるし、また、琴葉のところに届いたメールの送り主の謎とかは、普通、最初に考えないだろうか? という疑問が感じられてしまう。そういうのを考えると、やっぱりちょっと「ぎこちない」と感じてしまうのだ。
そういう意味でも、キャラクター小説として読むのが良いのかな? という風に思う。「メロンパンの思い出」とかは、もっと後になるんだろうな。個人的には、もうちょっとのの子さんに良い目を見せてあげて欲しい(笑)

No.1996

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