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(書評)創黎のアリシア

著者:上原りょう

創黎のアリシア (一迅社文庫 う 1-3)創黎のアリシア (一迅社文庫 う 1-3)
(2009/09/19)
上原 りょう

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帰宅途中、ひょんなことから男たちに追われている金髪の少女・アリシアを助けた千尋。しかし、目覚めたアリシアは、千尋の持つ異能の力は、元々、アリシアのものだった、という。アリシアの理不尽な振る舞いに振り回される中、周囲では不穏な空気が渦巻いていて……
感想を書くにあたって、色々と感想を見て回っていたけど『死神のキョウ』っぽい、みたいなものをしばしば見かけた。確かに、ヒロインのアリシアは結構、強気キャラで、かつ、刀を振り回して、色々とぶった切って、さらに理不尽なことも……っていうのは、そういう感じがする。……それ以上に、イラストレーターが同じだからじゃね? っていう気もしないでもないが(ぉぃ)
で、感想としては……
なんか、主人公以外が、揃いも揃って残念だ!!
というところだろうか。
ヒロインのアリシアは、「残念な体型」を誇り、しかも、それっぽいところに行くと思い切りあっちの方に飛んでしまうし、幼馴染みのさくやもちょっとしたところであっちの方に飛んでしまうし、委員長は色んな意味で残念な性格だし、親友&師匠は完全なるダメ人間だし……。そういうところでのやりとりにかなり笑ったのは確か。また、押しかけヒロインが、学校に編入……云々はあるけど、「偽物」とばれて追い出される、ってパターンがすごく新鮮だった(笑) その辺りのコメディ展開はかなり好き。
そんな中、周囲に不穏な空気が立ちこめて、そして……で、後半はバトル展開になるわけだけど、早い段階から、それぞれの立ち位置とかが、「主人公は知らないけど、読者にはわかる」描き方なので、敵対した、助けに来た云々の衝撃みたいなところはちょっと弱めと感じた。それがわかっていて、の展開を描きたかったのかな? とは思うのだけど、途中、主人公が疑心暗鬼に陥って、とか、そういうのがちょっと滑稽というか、「違うから」と冷ややかに感じられてしまう部分もあって……とも言える。
全体を通せば、結構、楽しめたかな? と。これ、色々な設定は既に使い切っていると感じるだけに、2巻はどうするのかな? という感じはするんだけど。

No.2010

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