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(書評)とある飛空士への恋歌2

著者:犬村小六

とある飛空士への恋歌 2 (ガガガ文庫)とある飛空士への恋歌 2 (ガガガ文庫)
(2009/07/17)
犬村 小六

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空飛ぶ島・イスラでの生活が始まったカルエル。到着して早々にであったクレアに惹かれながら、一方で、仲間たちにも恵まれ、幸せな時を過ごす。一方、クレアもまた、その自由さを歓びに感じていた。互いの過去を知らぬまま……
なんか、前巻が思いっきりプロローグだった、ということもあって、ようやく本編に……とはなるのだけど、でも、やっぱりじっくりと描いていく、という方針は変わらず。
なんていうか、今回は、非常に平穏な状態、という感じ。
カルエルとクレア、惹かれあう両者が、実は仇敵同士、というのは、前巻の中で示されている。でも、二人は知らないままに、学校の仲間との楽しい時間を過ごし、また、授業や訓練をこなしていく。生徒たちは、すっかり受け入れているし、また、バンデラス先生とか、寮長とか、色々とツッコミどころ満載の大人だし……と……。とりあえず、人間の無限の可能性を徹底的にダメな方向に使わないでください、バンデラス先生!!
途中で、クレアがもしかしたら、と疑念を抱くところはある。ただ、それはあくまでも不安段階のもの。そして、カルエルは全く、それには気づいていない。最初から、読者としては、両者が実は……というのがわかっている状態なだけに、それをどうするのか? に注目したわけだけど、まだ、ここではその前段階で、としか言えない、と……。そういう意味で、ゆっくりと、じっくりと描いていっているんだな、という感想になるわけだけど。
そんな時間の先に、未確認の飛行機が……。世界観が、『とある飛空士への追憶』と同じ、というのは、ある意味、ここで……となるわけだけど、それだけに、カルエル、クレアだけじゃなくて、そっちの世界と合わせてどうなるのか? 3巻目になると、話が大分展開しそうな感じはするけど。

No.2211

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