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(書評)くるくるクロッキー2

著者:渡部狛

くるくるクロッキー〈2〉 (電撃文庫)くるくるクロッキー〈2〉 (電撃文庫)
(2010/05/10)
渡部 狛

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町で噂になっている怪異・迷路小路。或瀬と鳴歌は、そこに囚われてしまう。脱出するため、時間と空間を操る怪異を生み出す。何とか、その空間からは抜け出したものの、繰り返す時間と、鳴歌の先祖という少女まで現れ……
なんとなく設定を覚えている、で読んだのが拙かったかも。
女の子の肌に絵を描くと、実体化した存在を生み出すことが出来る。といった辺りで、主人公の能力と、ヒロインの存在は覚えていたのだけど、それ以外はうろ覚え状態で読み始めた。おかげで、必要以上に混乱した気がする。
話の設定は、なかなか面白い。冒頭に書いたように、物語のメインとなるのは、同じ日を繰り返す、というSF的展開。それぞれで、違った行動を取るから、少しずつ違った形にはなっているものの、やっぱり同じ日を繰り返してしまう。そして、そこから脱するためには、自分で作り出した怪異をどうにかしなければならないのか? でも、それを作り出したのは、迷路小路なる怪異に入ってしまったから、という矛盾……
が、ただでさえキャラクターの描き分けだとかがイマイチな上に、複雑に入り組んで、挙げ句、二転三転というのを行うので、ただただ「わかりづらい」状況を作り出しているように感じる。
前巻の、ひたすらに絵を描くことを拒んでいたのに、後半になるといきなり、という激変っぷりとか、そういう不満点が解消されたのは良かったのだが。

No.2386

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