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(書評)みんなのヒ・ミ・ツ2

著者:鯨晴久

みんなのヒ・ミ・ツ 2 (GA文庫)みんなのヒ・ミ・ツ 2 (GA文庫)
(2009/09/15)
鯨 晴久

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リルに取り憑かれたままの和人。秘密を握った梢さんの奇妙な行動やら何やら、と相変わらず騒がしい日々。そんな中、お嬢様、御手洗唯と知り合い、彼女すら知らない深刻な秘密を知ることになってしまって……
なんか、今回は1つの話、というよりは、3つの話に分割できるような感じる。そして、ちょっとそれぞれの繋げ方が上手くいっておらず、ぶつ切りになっているように思えたのが残念。
序盤は、1巻でちょっとだけ出てきた文芸部の部長・梢さんの話。これについて言えば……前巻でも、なかなか凄いキャラクターを示していたけど、ますます愉快なキャラに進化しているなぁ、と(笑) 勘違いから、一人で暴走を初め、一人羞恥プレイ。そして、特殊な性癖に目覚める、って……あんた……(笑)
そして、そんなフォローを経て、今回のヒロインとも言える唯の物語へ。
話の流れとしては、前巻と同じく、ヒロイン視点で「秘密を知られる」→「何かされるのでは? と警戒」→「和人が悪い奴でないのを知り、逆に惹かれる」ではある。ただ、先に書いたように梢さんは、脅迫とか超越しちゃうし、唯も問題が解決する。だから、「秘密」というのが既にきっかけになりつつあるな、というのを思う。
そう考えると、根本的に解決していない沙紀と、色々と鈍感同士でやっているほのか&和人が中心の三角関係で、そこに梢、唯といった辺りが絡んでいく展開になってきている感じ。まぁ、もともと、人に言えない部分があるのは事実だけど、「少し落ち着こうや」という混乱状態になっているのが良さなのだろうけど。
そして、最後はリル(悪魔)の天敵である天使が、という部分。
正直、ここは蛇足な気がする。沙紀の本心が和人に知られる、という意味で重要な部分ではあるのだろうが、かなり唐突に天使が動き出して、という感じだし、沙紀の本心にしても別の形で描けたんじゃないか、とも思う。最初に書いた、それぞれの話がぶつ切り状態であるところと併せて、勿体ない感じがする。
ただ、それぞれの関係がこんがらがって、のラブコメ状況は面白い。そこがどう転がるのか、で3巻以降も楽しみたい。
……っつーか、今後、さらにキャラが絡んでくるんだろうか?

No.2410

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