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(書評)コロージョンの夏

著者:新沢克海

コロージョンの夏 (講談社BOX)コロージョンの夏 (講談社BOX)
(2010/11/02)
新沢 克海、05 他

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偉大なる革命家を父に持つ高校生・真上草太郎。その護衛として送られてきた美少女・黒姫カノン。恋人、と称しての同棲生活を送るある日、草太郎は七尾という大学生と知り合って……
Amazonとかの内容紹介が、なんか違う気がする(笑)
物語としては「蜂男」事件と言われるものが既に過去に起きていて、それを巡って世界のシステムを司る家、その革新を司る家、双方の令嬢と知り合っている状態の草太郎。そして、そんな中知り合った七尾という大学生は、同じく「革新」を目指すという狂気に取り憑かれた男に飲み込まれつつある状態。
そうすると、何かが起こる……という風に転がりそうなのだけど、あまり何も起こらない。ただ、漠然とした雰囲気だけで綴られていく。物語として、既に過去に色々とあって、という状態で始まるので、そういうところも読者としては「?」が先攻する。それも含めて「狙い」だとは思うのだけど、個人的にはイマイチ、のめり込むことが出来なかった。
ただ、読んでいて、最初のころは、かなりぎこちない、と感じる筆致だったのが、だんだんとスムーズになっていくのが感じられるのは(物語の評価とは別に)面白い。
また、作中に挿入される、様々な「雑音」とも言うべきものも、なかなか面白い。
そういうのも含めて、見所は色々とあるのだと思う。
ただ、本作そのものについて、私はイマイチ、乗り切れなかった、という評価をせざるを得ない。

No.2430


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