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(書評)太陽の塔

著者:森見登美彦

太陽の塔 (新潮文庫)太陽の塔 (新潮文庫)
(2006/05)
森見 登美彦

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私の学生生活には華がない。特に女性関係は絶望的に。そんな私に出来た恋人、水尾さんはあろうことか、私を振ってしまった。しかし、私の「水尾さん研究」は終わらない…。
…………。
何て痛々しい小説なんだ!!
冒頭の「何かしら、彼らは根本的に間違っている。なぜなら、私が間違っているはずがないからだ」というところから始まって、非モテな主人公の日常。毎日、「水尾さん」の観察日記をつけ、仲間との日々を送る。ひたすらに、自分たちが正しい、世間が間違っているのだ、と言う自己肯定を続けながら…。
とにかく、その自己肯定の連続が痛々しい。言えば言うほど、主人公の物悲しさを感じさせる。そして、その中で語られる妄想もこれがまた痛々しい。とにかく、読んでいてひたすらに苦笑、失笑が出てやまなかった。
やや後半のファンタジー要素が唐突かと思ったものの、面白く読めた。でも、すっげー痛々しいけど(苦笑)

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COMMENT 8

pear  2008, 03. 12 [Wed] 22:00

TBありがとうございました。
この作品は本当に『イタ面白い』楽しい小説でしたね^^
私は文庫派なので他の作品の文庫化が待ち遠しいです♪

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エビノート  2008, 03. 12 [Wed] 22:01

ここまで突き抜けていると、かえってアッパレな感じ。彼らの痛々しさが愛しくもありました。
後半のファンタジー要素は私も唐突な感じもしましたが、それを補っても余りあるパワーを感じました♪

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たこやき  2008, 03. 13 [Thu] 20:27

pearさんへ

こんばんは。
「イタ面白い」という表現がピッタリきますね~。読んでいて常に痛々しいけど、読み続けてしまう。そんな感じでした。
まだ森見さんの作品は全く読んでいないので、私も文庫化が楽しみにしているところです。

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たこやき  2008, 03. 13 [Thu] 20:28

エビノートさんへ

ここまで突き抜けていると、逆にいとしくなる、っていうのはありますよね。
欠点を探せば十分にあるのですが、それを気にしないだけのパワーのある作品だと思います。

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きりり  2008, 03. 15 [Sat] 23:12

森見さんの作品で一番好きです! 好き過ぎて絶賛したら、けっこう女性には不評で驚きました 有頂天家族も面白いですよ

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たこやき  2008, 03. 16 [Sun] 20:35

きりりさんへ

いや、私も好きですけど…色々な意味で女性ウケはしづらいのかも知れませんね(^^;) なんか、「爽やかさ」とは無縁ですし(笑)
森見さん、今後、積極的に読んでいこうと思っているので、他の作品も楽しみです。

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はな  2008, 03. 23 [Sun] 00:10

ごぶさたです~

こんばんは~。アニメ視聴をこつこつと頑張るんですけど、終わりません。多数ご覧のたこやきさんなら1ヶ月溜めると...キャー!!

失礼しました(笑)

TBお返し遅くなりまして~~。
>なぜなら、私が間違っているはずがないからだ」
で、既に痛々しい始まりだったなーと思ってしまいます。ワハハ。

私も後半のファンタジックにはちょっとついていけそうになかったんですけども、でも期待の作家さんやったなーって、今後が楽しみになりました。

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たこやき  2008, 03. 23 [Sun] 21:38

はなさんへ

こんばんは~。お久しぶりです。

>ご覧のたこやきさんなら1ヶ月溜めると...キャー!!

…え~…考えたくない…。というか、1週間でも結構きついです。

この作品に関しては、何よりもその「痛々しさ」が特徴的ですよね。とにかくその部分が突き抜けていて、全てをカバーしてしまっていたように思います。
こういうのも作品の「パワー」っていうんじゃないかと思います。

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