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(書評)ヒメカミ 緋焔の吸血姫

著者:星家なこ

ヒメカミ ~緋焔の吸血姫(レイブラッド)~ (MF文庫J)ヒメカミ ~緋焔の吸血姫(レイブラッド)~ (MF文庫J)
(2010/09/18)
星家なこ

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吸血鬼の少女たちが通う神愛学園選校区。吸血鬼に、強い力を与えるという特殊な血を持った少年・京一郎は、赤毛の少女に襲われる。その場は凌いだ京一郎だったが、その少女・菊は、血の代わりに「青春」をささげる、と、押しかけ彼女宣言をして……
著者の作品は、デビュー作以来。なんか、デビュー作とは雰囲気がまるで違うな、という印象。
これが著者が描きたい方向性なのか、それとも、MF文庫Jの方針なのか……(MF文庫Jの作品は、ラブコメばかりだし)
とりあえず、読んでいて感じたのは、丸1巻を使って、状況説明をした、という印象。
物語自体は、冒頭のところから進んではいるのだけど、読者としては、主人公が、特殊な血を持っている、というのは知っていても、その他の状況そのものが良くわからないところから物語が開始。京一郎が通う学園がどういうものなのか、も、ある程度読んでいく中でようやく明らかになる、という形なので余計にそれを感じる。しかも、あとがきで著者が書いているように、幼馴染である由良が、最初から京一郎にすごく好感を持っているとかなので、ちょっと状況把握に時間がかかった。
まぁ、そう言いつつも、そういうのがわかってくると、キャラクターの掛け合いとかを中心にそれなりに楽しめたのも確か。
凛とした印象と異なって、中身はへっぽこな翼とか、色々と勘違い押しかけ彼女の菊とか、それぞれ、かなり強烈な面々がそろっているので。ただ、一発ネタ的なキャラクターで、人物像を広げるのが難しそうな気も同時にする。
大きな欠点はないのだけど、これと言った特徴がないような。
シリーズは第3巻で完結……というか、打ち切りというかになっているけど、それもわかるような気がする。

No.2559

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