著者:相生生音
目を覚ますと真っ暗だった。唯一わかるのは、自分が拘束されている、ということだけ。臣哉をそんな状態にした張本人は、超絶お嬢様の撃路崎真咲。「非合法に」生徒会長の座を奪うため、その恋人と勘違いした臣哉を人質にする、という。勘違いやらがあるものの、完璧超人である姉と対決するという真咲の生き様に惚れ、臣哉は真咲を手伝うことにして……
「ただでさえ内容のない(確定)本書」と、あとがきの冒頭で著者は言っているのだが、いや、全くである(ぉぃ) まぁ、それが狙いなのだから文句を言うべきことではないのだが。
タイトルに「密室プレイ」なる言葉がついているように、物語は常に、密室の中で綴られる。そして、(作中でみる映像の中などを除き)主人公である臣哉と、へっぽこお嬢様である真咲、二人のやりとり、という形で物語が進行する。
完璧超人な現生徒会長の姉。それを倒したい(臣哉は、少なくとも、ちゃんと勝負したい)という二人が、その対策を考える。しかし、基本的に、真咲はへっぽこであり、主人公の臣哉がそれにツッコミを入れる。そして、さらにボケが加速する、というシチュエーションギャグとでも言うべき話。ラノベの主人公らしく、臣哉自身が、鈍感キャラだったりするので、たまに役割が逆転したりする。ある意味では、漫才とか、コントとか、そういうノリというところだろうか。
とりあえず、そういうところから話を広げてみると、ひとつの部屋の中で、限られた人数でのやりとり、というのは、『生徒会の一存』(葵せきな著)シリーズに共通するものがあると思う。パロディネタが多い、というのも含めて。敢えて言うなら、こっちの方が人数が少なくて、お色気成分が多い、ってことだろうか(ぉぃ)
……というか……
基本、会話のギャグのみ、という作品なので、コメントがしづらいったらありゃしない(笑)
まぁ、ギャグなどが合えば、頭を空っぽにして読める作品、ということは言えると思う。
シリーズ化するのかどうかはわからないが、するとすれば、『生徒会の一存』同様(いや、登場人物がより少ないから余計に)、どういうシチュエーションを設定するのか? が、大きな鍵になりそうだけど。
No.2592

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目を覚ますと真っ暗だった。唯一わかるのは、自分が拘束されている、ということだけ。臣哉をそんな状態にした張本人は、超絶お嬢様の撃路崎真咲。「非合法に」生徒会長の座を奪うため、その恋人と勘違いした臣哉を人質にする、という。勘違いやらがあるものの、完璧超人である姉と対決するという真咲の生き様に惚れ、臣哉は真咲を手伝うことにして……
「ただでさえ内容のない(確定)本書」と、あとがきの冒頭で著者は言っているのだが、いや、全くである(ぉぃ) まぁ、それが狙いなのだから文句を言うべきことではないのだが。
タイトルに「密室プレイ」なる言葉がついているように、物語は常に、密室の中で綴られる。そして、(作中でみる映像の中などを除き)主人公である臣哉と、へっぽこお嬢様である真咲、二人のやりとり、という形で物語が進行する。
完璧超人な現生徒会長の姉。それを倒したい(臣哉は、少なくとも、ちゃんと勝負したい)という二人が、その対策を考える。しかし、基本的に、真咲はへっぽこであり、主人公の臣哉がそれにツッコミを入れる。そして、さらにボケが加速する、というシチュエーションギャグとでも言うべき話。ラノベの主人公らしく、臣哉自身が、鈍感キャラだったりするので、たまに役割が逆転したりする。ある意味では、漫才とか、コントとか、そういうノリというところだろうか。
とりあえず、そういうところから話を広げてみると、ひとつの部屋の中で、限られた人数でのやりとり、というのは、『生徒会の一存』(葵せきな著)シリーズに共通するものがあると思う。パロディネタが多い、というのも含めて。敢えて言うなら、こっちの方が人数が少なくて、お色気成分が多い、ってことだろうか(ぉぃ)
……というか……
基本、会話のギャグのみ、という作品なので、コメントがしづらいったらありゃしない(笑)
まぁ、ギャグなどが合えば、頭を空っぽにして読める作品、ということは言えると思う。
シリーズ化するのかどうかはわからないが、するとすれば、『生徒会の一存』同様(いや、登場人物がより少ないから余計に)、どういうシチュエーションを設定するのか? が、大きな鍵になりそうだけど。
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