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(書評)さくら荘のペットな彼女4

著者:鴨志田一

さくら荘のペットな彼女(4) (電撃文庫)さくら荘のペットな彼女(4) (電撃文庫)
(2010/12/10)
鴨志田 一

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いよいよ待ちに待った文化祭! ……なのだが、なぜかさくら荘でゲーム製作に没頭する空太たち。一週間に及ぶ文化祭も後半。ようやく完成したゲームの評価は……
なるほど~……こういう風に物語をまとめるのか。そんなことを感じた。
今回は、文化祭、ということで前半はひたすらに前巻から続いてのゲーム製作であり、文化祭当日の様子であり、というのが綴られる。その中で、赤坂とリタとか、仁と美咲とか、青山、ましろ、空太なんていう恋模様の部分も多い。
これまで、どちらかというと、表現をするとは何なのか? 芸術って何なのか?
そういうテーマを中心に描かれてきたシリーズなわけだけど、その意味で言うと、今回は、本当に、ラブコメ部分が多くて、多少、「あれ?」と感じたところなんかもあったりする。でも、それがちゃんと伏線となっているあたりが流石。
自分が精一杯やっている。そんなとき、自分より才能がある人間が手を抜いている。
気持ちはわからないでもない。でも、それって、すごい驕りであるし、また、周りが見えていないという証拠。けれども、そう思ってしまう、というのが人間の性でもある。後半の、空太とましろのすれ違いっていうのは、空太の鈍感さが招いた、という見方もできるのは間違いないとしても(笑)
今回は、合コン女王(?)の千尋先生とかも、意外な活躍をしていて印象深かった。これまで、この手の作品に出てくる代表的な「ダメ大人」でしかなかったのに、こんなに真面目なアドバイスができるだなんて!!
もっとも、こうなってくると、青山さんの立場が……と感じられ、それはそれで切ない。
というところに来て、最後は美咲先輩が……というところで終了。これは、どういう引きになるんだ?
……ぶっちゃけ、美咲先輩の仁へのアタックっていうのは、やりすぎて狂気を感じてしまうので、逆に引いてしまうと思うのだが。

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