「水明り」
クロードの店を訪れた一人の老執事。「アリスお嬢様が、是非、お会いしたい」という。クロードの言葉もあって、一度は断る湯音だったが……
まず……
「すき焼き」と「ビーフシチュー」は全くの別物だと思うぞ。
というか、時期的なものを考えると「すき焼き」っつーよりも「牛鍋」の印象があるのは私だけか? と思って調べたら、関東では「牛鍋」、関西では「すき焼き」みたいな感じだったのか。ちょっと勉強になった。
と言うようなことを思いつつも、今回は、湯音とアリスが出会う話、と……
今回のエピソードを一言で言うなら、「譲れないもの」というところなのかな? いや、今回も、かも。
庶民と貴族という確固たる格差のある19世紀末のフランス。
庶民にとって、貴族の財力と言うのは全く相手にならない世界。一方で、貴族の価値観は、庶民には全く理解にならないところ。
そんな世界を前提としつつも、湯音は……
前回のエピソードでも、アリスの言葉とかは目立っていたけど、今回は、そういうのをより強く感じる。水の使い方一つをとっても、日本のように豊富なところはない。
現在でも、海外に行けば、水道から出る水が飲めないのは当然、みたいな部分があることから考えれば、当時はさらに貴重だった、と言えるわけで……。それを贅沢に使うアリスというのは、やはり、金を持っている、という象徴になるのだろう。
そんな、財力を基にしたアリスの勧誘が、全く通じない、という湯音のぶれない姿勢、というのが今回の題材になると思う。実際、賃金とか、そういうのを含めて、クロードのところよりも良い条件を示されながら、「約束があるから」とそれを断る湯音の、芯の強さはすごいと思う。
勿論、「何も話をしていないのに、断るのは悪いと思う」と、クロードの反発心を跳ね除けてしまうところも含めて。
ある意味、アリスも悪気は無いと思う。
ただ、当時の、格差などを考えた場合、そう振舞うのが当然、という教育を受けていた、というだけで。
それだけに、自らの意思を貫いてアリスすら、妥協させる湯音の強さ、というのを強く感じる。本当、「強情」だよな(笑)
で、そんな悪気の無い様子を感じれば、やがて仲良くなれるだろう、ということもわかる。
今回の話とかを見ても、基本、アリスも良い娘だしね。
これまでも色々なところで、湯音の強情さ、芯の強さ、みたいなものは感じたけど、今回は特にそれを感じた回だった。
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