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異国迷路のクロワーゼ・第4話

「水明り」

クロードの店を訪れた一人の老執事。「アリスお嬢様が、是非、お会いしたい」という。クロードの言葉もあって、一度は断る湯音だったが……

まず……
「すき焼き」と「ビーフシチュー」は全くの別物だと思うぞ。
というか、時期的なものを考えると「すき焼き」っつーよりも「牛鍋」の印象があるのは私だけか? と思って調べたら、関東では「牛鍋」、関西では「すき焼き」みたいな感じだったのか。ちょっと勉強になった。

と言うようなことを思いつつも、今回は、湯音とアリスが出会う話、と……

今回のエピソードを一言で言うなら、「譲れないもの」というところなのかな? いや、今回も、かも。

庶民と貴族という確固たる格差のある19世紀末のフランス。
庶民にとって、貴族の財力と言うのは全く相手にならない世界。一方で、貴族の価値観は、庶民には全く理解にならないところ。
そんな世界を前提としつつも、湯音は……

前回のエピソードでも、アリスの言葉とかは目立っていたけど、今回は、そういうのをより強く感じる。水の使い方一つをとっても、日本のように豊富なところはない。
現在でも、海外に行けば、水道から出る水が飲めないのは当然、みたいな部分があることから考えれば、当時はさらに貴重だった、と言えるわけで……。それを贅沢に使うアリスというのは、やはり、金を持っている、という象徴になるのだろう。
そんな、財力を基にしたアリスの勧誘が、全く通じない、という湯音のぶれない姿勢、というのが今回の題材になると思う。実際、賃金とか、そういうのを含めて、クロードのところよりも良い条件を示されながら、「約束があるから」とそれを断る湯音の、芯の強さはすごいと思う。
勿論、「何も話をしていないのに、断るのは悪いと思う」と、クロードの反発心を跳ね除けてしまうところも含めて。

ある意味、アリスも悪気は無いと思う。
ただ、当時の、格差などを考えた場合、そう振舞うのが当然、という教育を受けていた、というだけで。
それだけに、自らの意思を貫いてアリスすら、妥協させる湯音の強さ、というのを強く感じる。本当、「強情」だよな(笑)
で、そんな悪気の無い様子を感じれば、やがて仲良くなれるだろう、ということもわかる。
今回の話とかを見ても、基本、アリスも良い娘だしね。


これまでも色々なところで、湯音の強情さ、芯の強さ、みたいなものは感じたけど、今回は特にそれを感じた回だった。

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COMMENT 2

みとみー  2011, 08. 06 [Sat] 00:27

>「すき焼き」と「ビーフシチュー」は全くの別物だと思うぞ。
「ビーフシチュー」を日本で再現させようとして出来たのって「肉じゃが」の筈ですがー。
>と言うようなことを思いつつも、今回は、湯音とアリスが出会う話、と……
記憶ではもっと早く出会っていた筈なんですがねー。

湯音も貴族レベルではないものの、背景を推察する限り豪商の令嬢ですよね。
どこか品のある立居振る舞いとか厳しく躾けられている様子ですし。
大体、封建社会の時代に娘を海外に出す行為自体、庶民じゃ出来ないですしね。

2人の立ち位置って出自もあるでしょうけど、育てられ方の違いもある気がしますね。

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たこやき  2011, 08. 18 [Thu] 20:07

みとみーさんへ

>「ビーフシチュー」を日本で再現させようとして出来たのって「肉じゃが」の筈ですがー。

……なんですか?
いや、カレーとシチューはかなり近いですし、カレーと肉じゃがも……ではありますが。

>湯音も貴族レベルではないものの、背景を推察する限り豪商の令嬢ですよね。
>どこか品のある立居振る舞いとか厳しく躾けられている様子ですし。

少なくとも、ある程度は富のある商家と言えるでしょうね。
19世紀末なので、明治中期くらいなんでしょうけど、どちらにしても、国外へ、というのは難しいでしょうからね。

>2人の立ち位置って出自もあるでしょうけど、育てられ方の違いもある気がしますね

出自というか、文化というか……。
でも、そういう部分は一本、筋を通しているな、というのを思います。

Edit | Reply | 

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