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(書評)小春原日和の育成日記3

著者:五十嵐雄策

小春原日和の育成日記〈3〉 (電撃文庫)小春原日和の育成日記〈3〉 (電撃文庫)
(2011/04/08)
五十嵐 雄策

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超お嬢様学校・姫ノ宮学院に菜園部を作って一ヶ月。日和の平和な学園生活に新たなる危機。統括生徒会長が突如出した派閥廃止宣言。日和はなぜか、そこに巻き込まれ、第一勢力である鷲津派と百人一首で対決することとなってしまって……
うーん……なんか、前巻と同じパターンだ……。
第1巻と第2巻は、学院に入学する前、した後、という舞台の違いが大きかったので、共通項は沢山あっても、それなりに違いを楽しむことが出来たのだけど、今回はそういうところもないしなぁ……というところ。
まぁ、マンネリというのは、それが一番、安定した形だから、というのは間違いないところ。話のテンポとか、そういうものはさすがにこなれていると思うし、全くつまらない作品とか、そういうわけではない。
ただ……私は、著者の作品はこのシリーズしか読んでいないのだが、その3巻目で、既に新鮮味を感じないのは良いところなのか悪いところなのか。途中で現われる人物というのも、伏線があまりに露骨なので、先が読めてしまうし……。
何よりも困るのが、この作品の設定って、何でもありでいくらでもこのパターンで話を作れそうなところ。超お嬢様学校で、普通のカリキュラムとか一切無視、という設定なので、とんでもない馬鹿げたトラブルや行事も何の問題もなく行うことが出来る。困ったヒロイン・日和の手助けにしても、ダメ人間なのに、一つ一つのスペックが高いアパートの住人などがいるため、協力して、ということでクリアできるステップも用意されている。
なんて、万能な世界設定なんだ!
という、感じになってしまうのだ。それを考えた作者の勝利といえばその通りなのだけど。
とりあえず、次巻も同じ展開だったら、シリーズを切ることも考えようと思う。

No.2654

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