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(書評)ギャルゲーマスター椎名2

著者:周防ツカサ

ギャルゲーマスター椎名(2) (電撃文庫)ギャルゲーマスター椎名(2) (電撃文庫)
(2010/12/10)
周防 ツカサ

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「私たちのつくったギャルゲーは究極のギャルゲーじゃありませんでした」 コンテストの結果もあり、「現状維持」という形で存続が決まったギャルゲー研究部。新発売のビッグタイトルの影響もあり、新作開発を始める中、椎名の秘められた能力が開花し……
主人公に変な能力が付いた!!(笑)
第1巻を読んで、かなり時間が経過して読んだ第2巻。物語的にも、1巻で完結、としても良かったのではないか、と思っていたのだけど、こういう風につなげてきたのか……というのが最初に思ったこと。
第1巻は、「ギャルゲーマスター」と呼ばれた主人公の椎名が、ギャルゲー研究部に無理矢理入れられ、コンテストに出品する自作のゲームを開発する、という話。そのときの感想として、主人公のキャラが薄い。ただ、周囲のエキスパートの周囲をうろうろしているだけじゃないか、というようなものを書いた。
それを受けてかどうかは知らないが、2巻になって、椎名に特殊能力が付くことに。
その名を、「選択肢心眼能力」!
ギャルゲーにおいて必須の選択肢を間違えることなく選択することが出来るという極めて稀な能力!
……って、実生活に役にたたなそうだし、何よりも、ゲーム開発にも不要だろ!(笑) ぶっちゃけ、選択肢が最初から用意されているような場面って実生活にほとんどないよ! せいぜい、どこかに移動するときのルール選択とか、そのくらい?
とかツッコミを入れたくなったのだけど、浜辺でのナンパ特訓とか、無茶苦茶な選択肢を選ぶように指示する研究部の面々と、なぜかそれで成功してしまう、という状況はなかなか笑えるものがあった。
ただ……今回は、そんな椎名が、変な能力に目覚め、これまたよくわからない対決をして、というところに集約されてしまった感じがする。ギャルゲーを作る、という1巻目とはカラーが異なっているし、そもそも、ギャルゲーって対決とか、そういうタイプのゲームじゃないよな……と思うし。一応、最終的に、その点についても言及はされているとは言え……。また、私が久々に読んだこともあるのだが、椎名とましゅろん以外のキャラが今度は弱くなってしまっているように感じた。
まぁ、オタク会話とか、先に書いた無茶苦茶な選択肢でのナンパ成功とか、ギャグの部分では楽しめたのだけど、物語の方向性がちょっとよくわからなかった。

No.2705

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