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(書評)小春原日和の育成日記4

著者:五十嵐雄策

小春原日和の育成日記〈4〉 (電撃文庫)小春原日和の育成日記〈4〉 (電撃文庫)
(2011/10/08)
五十嵐 雄策

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「夏季職業体験実習」で海の家の手伝いをすることになった日和&お嬢様方。初体験の海の家で、様々なハプニングの連続、黄金お嬢様・鷹匠光琉の意外な一面も垣間見える。しかし、鷲津グループのリゾートホテルによって、海の家は経営難に陥っていて……
前作の感想で、「ワンパターンだ」と書いたのだけど、その意味で言えば、今回はその点で言えば多少、違いがあったかな、という印象。これまでは、否応なく日和が危機に陥って、それをクリアして、という話だったのが、今回は海の家での日々。経営難とは言え、日和たちと直接関係があるわけではないし、また、ある意味ではハーレム展開的な要素が強くなったり……で、過去のエピソードとの差別化は図られているように思う。
で、今回のエピソードで印象的なのは、光琉の一面だと思う。
これまで完璧キャラだけど、なぜか日和たちを気にかける……みたいな存在だったのが、孤児院のエピソードなどで、実は日和みたいな存在だった……ということが示唆されたりで興味深いところ。実際、今回はかなり日和が率先して海の家の改造計画を動かしたり、とか、1巻時点と比べて、かなりしっかりとしてきた、というようなところが強調されていた。そういうところからも、光琉のようになりつつあるのだ、というのが示されたと思う。物凄くスローペースな展開だけど、積み重ねはされているといえるのだと思う。
……「育成日記」じゃなくなっている、というツッコミはさておくとして……
で、前巻で、確か、次で物語が動く……とあったのだけど、それは多分、ラストシーンでのこと。これって、この巻で話が動いた、というよりは次巻への引きという感じ。
恐らく、次巻では、鷲津家との全面戦争、みたいな感じになるんだろうけど……正直、まだ2巻、3巻のようなワンパターン展開に戻るんじゃないかと不安を感じてしまう。

No.2709

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