FC2ブログ

(書評)生徒会の金蘭 碧陽学園生徒会黙示録6

著者:葵せきな

生徒会の金蘭  碧陽学園生徒会黙示録6 (富士見ファンタジア文庫)生徒会の金蘭 碧陽学園生徒会黙示録6 (富士見ファンタジア文庫)
(2011/10/20)
葵 せきな

商品詳細を見る


「生徒会」シリーズ番外編第6弾。
前回の感想で「1編1編が長くなってきた」というようなことを書いたのだけど、さらに長くなった(笑) というか、今巻、350頁あまりの本編のうち、200頁ばかりが2年B組編の完結編に費やされている。
その内容なのだけど、群像劇的に描かれながらも、表紙にあるように(なぜ、女装姿なのかは不問ということで)、中目黒が主役だといえる。前巻のエピソードで、「お前は何をしている?」と思ったのだけど、その真相であるとか、そういうのも含めて転向してくる前のエピソードと未来へが綴られる。
過去のエピソードの中で、以前の学校で激しいいじめに遭っていた、というのが綴られていたのだけど、その真相は、というと……キツいなぁ……これ。
もともと悪意があったわけでも何でもない、むしろ誠実な態度であった告白への断り。けれども、その悔しさが発端となったネットへの軽い書き込みは、一人歩きして暴走を始める。これまでの描写で中目黒というキャラクターに悪意があるとか、そういうのじゃないのはわかっていたけど……それはすべて悪い方向へ……本当に救われないわ。
「杉崎くんは、僕を甘く見すぎだよ!」
という台詞があるんだけど、今回、描かれた中目黒を巡る騒動って、すべてがそこから始まったんだろうな。結果的に、中目黒を守る側なのか、攻撃する側なのか、という違いこそあれ、杉崎の態度も、リーク写真の真相も、「中目黒は弱い存在」という場所に置くからこその発想。それは中目黒に対する侮りということになる。それに抗ってみせる中目黒の行動、言葉は素直に格好良いと思う。
……まさか、このシリーズでこんなにマジメな感想を書くとは思ってもみなかった……
うーんと……
他に、いつもどおりのエピソードとかもあるんだけど、2年B組編の感想をここまで書いていたら、どーでも良い気分になってきたのでパス(ぉぃ)

No.2715

にほんブログ村 本ブログへ





スポンサーサイト



COMMENT 0