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(書評)魔王っぽいの!

著者:原田源五郎

魔王っぽいの! (ガガガ文庫)魔王っぽいの! (ガガガ文庫)
(2011/10/18)
原田 源五郎

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放課後の教室、忘れ物を取りに戻った僕の目の前には、露出度の高い、黒で統一された少女が……。そして、その少女は名乗る。「我こそは魔王っぽいの!」 肝心なところが曖昧なその少女・マノによって、僕は勇者として設定され、「やらせ」で伝説を作る手伝いをすることになって……
「行き当たりばったり&ぐだぐだなコメディ」という紹介がされているのだけど、まさにその通り! 物凄いグダグダ感(褒め言葉)
主人公の颯太はエロゲ大好き。ヒロインのマノはドジっ娘。幼馴染の奈尾はRPGオタク。マノが召喚したスライムは美少女。この4人が、ドタバタとやる、という話で、掛け合いなどは基本的にはギャグ。ただ、そこまで突き抜けたギャグではなく、むしろ、勇者&魔王、RPGなどのお約束ネタを散りばめた感じ。それをやることで、グダグダな感じを追求することをメインに添えたように感じた。
だって、そもそもの目的からしてもグダグダだもん。
世界を支配しようとした恐ろしい存在、という「魔王の伝説」を「魔王っぽいの」を送り込むことで演出する、ということ。支配することじゃない(笑) 当初のところからグダグダな上に、送り込まれたマノがドジっ娘なので、まともに進むわけがなく、ひたすらグダグダに。
これ、感想をどういう風に書こうかと迷ったのだけど、こういう風に書いていて頭に浮かんだのは、アニエなどにもなった『けいおん!』とか、ああいう感じの何があるわけではないグダグダな日常描写をメインに添えた4コママンガ的な作品だな、ということ。『けいおん!』とかも一応のオチはあるけど、大笑いとかではなく、クスッとした笑いがあるような作品。勇者と魔王という題材を使って、それを再現した作品のように感じるのだ。
なんか、これ以上、感想を書けといわれても結構、難しいタイプの作品だけど、この上なく気楽に読めるのは良いことだと思う。続きが出るのか出ないのかはよくわからない終わり方だけど、妹とか、掘り下げようと思えば掘り下げられそうだし、続きが出たら、チェックはすると思う。

No.2718

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