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(書評)五年二組の吸血鬼

著者:糸緒思維

五年二組の吸血鬼 (一迅社文庫)五年二組の吸血鬼 (一迅社文庫)
(2011/03/19)
糸緒 思惟

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ちょっと気になる存在のクラスメイト・万里衣にけしかけられ、廃墟となっている隣家の探検に向かった翔。ところが、その地下室で発見したのは、棺桶の中、裸で眠る隣のクラスの桃子。彼女は何と吸血鬼で、翔もその場で吸血鬼にされてしまう。さらに桃子は、学校中を吸血鬼にしてしまって……
一時期、「色々とアウトだろ!」と話題になっていた作品。うん、色々とアウトだ(笑)
元々、18禁ゲームであったものをノベライズ化したもの、ということらしい。実際、いかにも、なシチュエーション多数。
学校の全生徒を吸血鬼(の下僕)にしてしまった桃子。主人公の翔だけは、特殊な存在で、桃子の言いなりにならない、と言う存在。そんな翔の前で、女子たちの羞恥をあおるような行動を沢山させる……と。なんか、この設定からして、いかにもエロシーンだけのエロゲって、感じでしょ?(笑) 全部のイラストでもっとも露出が少ないので下着を着けているもの。その他は……という辺りに執念を感じざるを得ない。
内容にしても、良くもまぁ、「非18禁」でここまで、とある意味、感心する。
ただ、正直、物語の展開としては、終盤になって、いきなり巫女が登場して、しかも、桃子が変な存在に取り付かれて……と、無理やりにまとめた感じがしないではないし、その中で、ご都合主義的な部分も感じられる。まぁ、そもそも、ストーリーというものがあるのかもわからない設定の作品なので、これは仕方がないのかな、とは思う。むしろ、まとめたことを評価すべきか。
もっとも、読み終わって、原作のゲームとかも調べて思ったのは、「なぜ、このレーベルで出そうと思ったの?」ということ。
先にも、「18禁ゲーム」と書いたけど、つまり、原作ではさらに突っ込んだところまで言っているわけだ。エロ方面で展開させるんだったら、(一応)非18禁レーベルである一迅社文庫ではなくて、18禁レーベルの方でやっても良かったのでは? と思わずにはいられない。……これはこれでアウトになっていたのかも知れないが(苦笑)
ストーリーが何だ、とか、そういうタイプの作品ではないし、内容そのものよりも、この形で出版された経緯の方が気になって仕方がなかった。あまり、内容についての感想になっていなくて申し訳ない。

No.2802

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