FC2ブログ

(書評)ハーレムはイヤッ!!2

著者:水鏡希人

ハーレムはイヤッ!!〈2〉 (電撃文庫)ハーレムはイヤッ!!〈2〉 (電撃文庫)
(2011/11/10)
水鏡 希人

商品詳細を見る


入学早々、「ハーレム王」として学園中で知られる存在となってしまった慧。意中の詩織との関係は進展せず、理由もいえない。そんなある日、文芸部の活動に関して、詩織の手伝いをすることになったのだが、慧にべったりな綾乃の親友であり、文芸部の先輩でもある梅原双葉に「女たらし」と警戒されて……
続編、出たのか……というのが、最初に思ったこと。前巻からかなり間が開いたため、出ないものだと思っていた。
……で、感想なのだけど、相変らず難儀な物語だなぁ。前巻は、入学早々、学園のアイドル的存在2人からべったりされたことで、「ハーレム王」と呼ばれて、周囲から嫉妬をされて……という結構、どろどろとしたところがあったのだけど、その部分は大分マイルドに。ただし、直接的な嫌がらせがかなり減った、というだけのことで、周囲から良い感情を抱かれていない、という状況は相変らず。そして……と。
まぁ、ある意味では、生まれるべくして生まれた誤解だよなぁ、という印象。「ハーレム王」の原因となった美柚、綾乃とはどっちも人に言えない「家庭内の問題」を抱えているだけ。でも、その関係の中で相手を大事にしようとして……で誤解を生む。主人公が言う「知っている人が増えれば、情報が漏れる可能性も高い」というのは間違っていないんだけど、少なくとも「あんたらのせいだ」ということを伝えるくらいはして良いんじゃなかろうか?(別に、学校では少し距離を置こう、だけで良いのに)
と、主人公がひたすら気苦労をする話。なんか、その結果、新たなハーレムメンバー(?)が生み出されたり、で、これはこれでひとつの味なのだろうけど、結局、主人公が周囲の行動をそのまま受け入れてしまっているからだよな、という思いが強くなる。前作もそうだったのだけど、そこまで「言えない事情」と「べったりな理由」を掘り下げてもらわないと、設定に納得できない状態になってしまう。
なんか、否定的なコメントを並べた感じになったのだけど、独自の路線で行くことそのものは好き。それだけに、「惜しい」感じ(というか、綾乃は、主人公と仲良くしているのが実家にバレたら大変、みたいな描写があったけど、学園でこれだけ派手にやっていてバレないものなの?)

No.2898

にほんブログ村 本ブログへ




スポンサーサイト



COMMENT 0