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PSYCHO-PASS・第8話

「あとは、沈黙」

二人目の犠牲者が発見されたことで、俄かに騒がしくなった学園。その中、槙島は、璃華子に尋ねる。「なぜ、同じ学園の生徒ばかりを素材に選んだのか?」 その頃、捜査情報を調べる狡噛は、3年前の事件との違いを見出し……

いよいよ今回は解決編。プロファイリング、か。
「死体を同じ薬剤でプラスチック化し、それを素材にする。そこまでは3年前と同じ。しかし、その後が違う」
3年前の事件では……例えば……
被害者は色々と疑惑のあった政治家。野党の追及には「記憶にありません」などと交わしていた。そんな彼の死体は、頭を切断され、記憶をつかさどる海馬を尻につっこまれていた。また、同じ場所に死体を捨てるなどはしなかった。
しかし、今回の事件は……
途中までは一緒だが、3年前に感じられたある種のユーモアや主張というものが感じられない。何かをまねしているだけのような……

そこから、芸術を愛する収容者の下へ行って、璃華子の父を知り、娘が学園にいることを発見する。
実際の捜査なんて、そういうものなんだろうけど、まさしくなし崩し的に捜査が進展。引っ張った割には、かなりアッサリという印象。まぁ、そもそも、犯人の側に隠す意図が見えなかった、というべきだろうし(それこそ、槙島が尋ねたように、「なぜ、同じ学園の生徒を?」という感じになる)
また、その一方で、槙島は犯人を手助けし、その心情などを調べようとしているらしい、というのはわかるけど、そこまでつっこんだところまで描かれた、という印象はなし。

そう考えると今回の3話構成のエピソードっていうのは、最後に出てきた槙島が狡噛に興味を持つきっかけ。
そして、それ以前の、かつて管理官であった狡噛というような彼自身の掘り下げ。そちらがメインだったのかな? という風に思える。

しかし……今回、槙島に璃華子が処分されていたことを考えると、3年前の事件の犯人も、槙島が処分した、ということなのかな?

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