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(書評)さくら荘のペットな彼女7.5

著者:鴨志田一

さくら荘のペットな彼女7.5 (電撃文庫)さくら荘のペットな彼女7.5 (電撃文庫)
(2012/08/10)
鴨志田 一

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本編で語られていないエピソード3編(4編?)を収録した短編集第2弾。
とりあえず、この巻の感想としては一言。なんか、むずむずした(笑)
冒頭に「3編(4編?)」と書いたのだけど、実は本書の中で収録されているうちの2編は続き物だから。そして、全体の分量の3分の2くらいを締めている。なので、殆ど、その作品の印象が強いのだ。そのエピソードのタイトルとは……
『生徒会長のはうはうな彼女』
まぁ、タイトルでどういう話なのかは丸わかりだと思う。そう、生徒会長とその恋人である姫宮沙織の出会いから、卒業までのエピソードを綴った話。そして、甘酸っぱい、というより、もう初心すぎて読んでいるこっちがむずむずしてならない、という内容。沙織を初めて見たときから、ず~っと何もせず、ただ片思いをこじらせていた生徒会長とか、告白して恋人同士になったけど、手すらつなげないままに延々と……とか、お前ら、小学生か!!(笑) レベルが続く。展開がどうこうっていうより、それだけが強烈に印象に残って、それ以上の感想が出てこない。
……といいつつ、本編では、空太視点で綴られた1年間のエピソードを別の視点から見る、という役割も果たしてはいるのだけど。
『風邪をひいたペットな彼女』は、いつも通りの空太の視点で、風邪をひいたましろの面倒を見る、という話。これは、何というか、「通常運転」というところ。挫折だとか、そういうところも全く無い、ただ、ましろのボケと空太のツッコミを忠臣としたドタバタ劇。気楽には読めるけど、一番、収録中では印象から薄れそう。
『青山七海のもっと乙女なスプリング』は、本編7巻のエピソードを七海視点から綴った話。空太のことが好き、というのを周囲にからかわれても、それをそうだ、と流せるくらいには自分の気持ちを自覚している。でも、それ以上にはなかなか踏み込めず、朴念仁な空太に苛立ちもする。そして、ましろへのライバル心も……。その中での、「演技の糧」にかこつけたデート。彼女がどうするのか、は既にわかっている状態なんだけど……まぁ、乙女ですな。
……ええっと、あとがきにあるように「三十路も半ばに入ったおっさんが書いた」は気にしないようにします。……そもそも、読んでいる自分の年齢だって笑えねぇよ……(阿呆)

No.3035

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