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(書評)俺ミーツリトルデビル!3 ひと夏のフェニックス

著者:峰守ひろかず

俺ミーツリトルデビル!〈3〉ひと夏のフェニックス (電撃文庫)俺ミーツリトルデビル!〈3〉ひと夏のフェニックス (電撃文庫)
(2012/03/10)
峰守 ひろかず

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芽亜のもとへ、母・夕星宛ての手紙が届く。魔力の残るその手紙に応じ、巧馬たちはその海岸へと向かう。勿論、巧馬の目的は、主に水着の女の子たちだが……。そして、たどり着いた先で、巧馬たちを待ち受けていたのはエルハームというフェニックスで……
一応、シリーズ完結編。そのためか、やたらと詰め込んだ印象になっている。
物語の中心となるのはフェニックス・エルハーム。夕星への手紙を元に、彼女の元を訪れた巧馬たちだったが、そこに祓魔師が襲撃してきて、エルハームはそのエネルギーを使い転生。小さな子供と同じになってしまった彼女を、巧馬と芽亜で面倒を見ることに……となる。ところが、そんなときに……
あとがきで著者も触れているのだけど、とりあえず女の子と見れば声をかけ、妄想にふけながらも実は結構シャイな巧馬と、色々と言いながらも何だかんだで巧馬を意識している芽亜が子供の世話をせにゃならん、ってことで一緒に過ごすうちに、というのは王道展開。本当、この二人のやり取りって、恋人っていうよりも夫婦。それも熟年の、という感じでそれはそれで楽しかった。
そして、その一方で、芽亜の母の死の理由に、ジェイムズの謎の行動の理由が明かされる。何か、ある意味、この辺りはSF的になっているんだけど、「深いことを考えちゃいけない」というのは……アリなのか? 挙句、最大の敵であるはずのホムンクルスの出オチっぷりは……。このオチについては、別の意味で感心した。すげぇ(笑) ただ、これだけ詰め込んだだけあって、どうしても詰め込みすぎ、という感あり。何か、設定とかが凄く簡単に流されてしまった感じがする。
とは言え、最後まで良い意味で通常運転だったのかな? 一瞬、ちょっと悲しい部分も残る結末……に見せてしっかりとその辺を払拭してくれたわけだし。かなり打ち切りっぽい結末ではあるけど、ちゃんとまとまった、で良いのかな?

No.3037

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