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(書評)はたらく魔王さま!5

著者:和ヶ原聡司

はたらく魔王さま! 5 (電撃文庫 わ 6-5)はたらく魔王さま! 5 (電撃文庫 わ 6-5)
(2012/06/08)
和ヶ原 聡司

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無事、修理の終わった魔王城(6城1間)。帰ってきた魔王らが目にしたのは、まさかの地デジ対応。贅沢品であるテレビだが、この機会にと芦屋を説得し購入にこぎつける。……しかし、家電に全く詳しくない魔王たち。恵美の同僚である梨香を誘い、なぜか一緒に鈴乃まで加わっての買い物ツアーになってしまい……
作中の時間って、実は結構前だったんだな……と、どーでも良い感慨。あとがきでも触れられているけど、作中の時間は、2010年夏。スカイツリーがまで出来ていない、とか、地デジ敢然移行前とか、色々と懐かしかった。
で、今回は、貧乏生活を送っていたはずの魔王たちがテレビを買う! という話と、エンテ・イスラの事件に千穂が巻き込まれ、恵美自身も一つの決意をする、という2つの流れ。芦屋に恋をしてる梨香と、それを巡っての恵美の反応とかがかなり面白かった。
「芦屋さんて、どんな服が好きなんだと思う!?」
「安い服……じゃ、ないかしら」
というやりとりに大笑いした。信じられない、とか、そういうのはわかるんだけど、恵美さん、本当にそのボケをかますとは思わなかったよ。それと、買出しツアーについて、意外と新宿駅周辺の地理が細かく、正確に描かれていて移動ルートとかしっかりと頭に入った。新宿駅の南口のところにまんまる……じゃなかかった、はなまるうどんあるしね。ただ、「ヨドガワバシカメラ」は語呂悪いよ!!
その一方で、エンテ・イスラ関連も色々と。天界にとっての重要ごとがある、ということで地球にやってくる天使(ダメな人)たち。その中で、恵美の親を巡っての話が進行したり、千穂が能力を身につけたりとか、話そのものも進展。完全に魔王と恵美とかが手を組む、という方向へ進んでいるのは、物語全体を纏める方向へと動き始めたのかな、と思わずにはいられない。実は地球が……みたいなネタばらしも最後に来たから余計に。
ただ……4巻にも同じことを書いたのだけど、エンテ・イスラ関連が進むことによって、魔王たちの貧乏生活とかみ合わなくなってきている、というのが残念なところ。さすがにマグロナルドのバイトで世界の危機に立ち向かうのは難しいもんなぁ……。そういう点でも、そろそろ曲がり角かな、と思う。

No.3082

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