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(書評)犬とハサミは使いよう6

著者:更伊俊介

犬とハサミは使いよう6 (ファミ通文庫)犬とハサミは使いよう6 (ファミ通文庫)
(2013/01/30)
更伊俊介

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自他共に認める読書バカ・春海和人が目を覚ますと、そこは見慣れない部屋。そう、いつの間にか隣に引っ越してきた姫萩紅葉に拉致されていたのだった。混乱する和人に、カラスとなった兄・九郎とともに現れて、淡々と囁くのだった。「責任をとってください」……
今回は、5巻で「外の世界を見せてやる」という和人の言葉を信じた紅葉が、和人を拉致し、デートに連れ出す話。勿論、夏姫の許可なんかとってないから、和人とすれば追ってくる(はずの)夏姫を気にしつつのデートに……。その中で、訪れた遊園地で、大事な絵本をなくしてしまったという少女と出会い、紅葉に「特別」を教える、ということになっていく……
なんか、今回は変態成分控えめ……というか、慣れただけか? まぁ、編集者さんがいないから、っていうのも大きいと思うのだけど、ここまでの変てこ執筆戦とかがないからかも、知れない。そして、世間知らず、と言える紅葉に色々と教えていくという展開がありきたりだから、かも。赤鬼だらけの遊園地とか、そういうところで小ネタは色々と挟んでくるのだけど。
まぁ……ぶっちゃけ、今巻は紅葉巻と見せかけておいて、私には山田牧子回に思えてならなかった。行動とか、実は彼女が一番、マトモな人だよね。基本的に変な人たちばかりの作品の中で、こういうマトモな行動を取れるキャラクターがいると逆に光るなぁ……と思えてきた。
この巻は、シリーズ的には、夏姫のライバル登場ということになるのだろうけど、物語としては「ごく普通」と言う感じで、ちょっと印象が弱い巻だったかな、という印象。変な話、夏姫も紅葉も、ヤンデレキャラの部分がある、っていうのさえ取り除いちゃえば、ごく普通のハーレムモノになってしまう、と言う状況があるだけに……
あ……。そういえば、今巻はアフロもいなかった……。その前に、前巻で示された、和人が通っていた高校に対する疑惑はどーなった? この辺、ここでやってくれるのかと思っていたのに……

No.3160

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