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(書評)ゴールデンタイム番外 百年後の夏もあたしたちは笑ってる

著者:竹宮ゆゆこ

ゴールデンタイム番外 百年後の夏もあたしたちは笑ってる (電撃文庫)ゴールデンタイム番外 百年後の夏もあたしたちは笑ってる (電撃文庫)
(2013/01/10)
竹宮 ゆゆこ

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3編の作品を収録した短編集。
『光央の部屋』は、タイトルの通り、柳澤光央の話。イケメンな見た目とは裏腹に、片付けなどが大の不得手な光央。「汚部屋」、「魔窟」などと称される彼の部屋を訪れた万里は、そこでストーカー(?)を目撃してしまい……
3編の中では一番、ドタバタな感じのエピソード。同じ学校に通っていて、香子が、光央を追い回していた、と言う過去のエピソードが強くかかわる話ではある。なのだけど、ストーカー退治の顛末やら、香子がそれを実行することを決意するためのきっかけとか、思いっきりギャグっぽいので。まぁ……人格的にも、見た目的にも昔から変わっていなくて、なおかつ、そんな彼が迷惑をしていることがわかったら、彼に思いを抱いている人は当然、こういう風に言っちゃうよね……(笑) 軽いジャブという感じの一編。
2編目、表題作は、5巻の最中のエピソード。どうにかして万里を悩殺したいと考える香子が、千波の家で、どの水着が良いのかというのを研究する話の中に、万里と師匠の話が絡む……と。
まぁ……上の光央との話とかもそうなのだけど……ある意味、純粋だからこそ扱いが難しいのが香子っていうのを強く感じる一編。嫉妬深くてまっすぐって……ある意味、ストーカー気質だよね、と(笑) そういうところが色々と出ている話のように感じる。ただ……何だかんだいって、香子と千波、仲良いな(笑)
3編目は、万里の隣人・NANA先輩の話。蕨市出身で、バンドをしている、というくらいしか情報がない彼女の過去やら何やらが詰まった話。
ぶっきらぼうで、しゃべり方とかは乱暴だけど、非常に面倒見が良いというNANA先輩のルーツっていうのが良くわかるつくりになっている。本編のほうでは、完全にNANA先輩って脇役であることもあって、収録された話の中ではもっとも「番外編」らしい話と言えるかもしれない。
しかし、『兄を燃やす』とかもそうだけど……NANA先輩のバンドって、コミックバンドとか言われても文句言えないような……。

No.3164

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