著者:壱日千次
退魔師の家に生まれた日高見久遠。しかし、肝心の悪魔がやってこないこともあり、周囲から家業をバカにされ、彼女は引きこもりになってしまった。兄の春太は、日々、久遠を学校に行かせようとするものの、久遠の引きこもりスキルを強化する始末。そんなとき、待望の悪魔王・サタンが登場! ……も、久遠の前にはアッサリと降伏。そして、なぜかサタンまで同居することとなってしまって……
最初に書いておくと、本作についてはイラスト担当であるうすめ四郎氏の関係者から存在を教わった作品。と言っても、私自身はうすめ四郎氏とは一切の面識がないし、献本されたとかじゃなくて、ちゃんと金を払って購入した本。なので、遠慮なく書かせてもらいます(献本したいっていう人がいたら受け付けます。ただし、その旨はちゃんと表記します。あと、面倒くさい条件付けはやめてください)
という前置きの上で……
感想を書く前に、色々と評判を見てみたのだけど、まさにその通り、と感じた。その評判と言うのは……ギャグは面白いけど、話の構成は微妙! というもの。
本当、ギャグでのやりとりは面白い。序盤については、多少、スベっているかな、と感じるところもあったのだけど、キャラクターたちの人物像とかが明らかになったあたりから、それぞれのやりとりがスムーズに。兄妹の両者が、それぞれボケもツッコミも担当っていう辺りは、お笑いコンビ・笑い飯を髣髴とさせる。しかも、ある意味、下ネタを躊躇しない潔いやり口っていう長所もあるしね。その辺りは、流石だな、と感じる。
その一方で、展開のさせ方には、どうしても……と思う。
モノローグが唐突に出てきてみたり、なんていう辺りは「?」を感じざるを得ないし、終盤、いきなりシリアス展開になって……のまとめについては、「そんなフラグあったっけ?」っていう風に感じてしまう。こういうと何だけど、全体的に、洗練されていない、というか……。そういう弱点もすごく理解できるのだ。
話としては、この巻で終わってもよさそうな気がするが、続巻もあるらしい。さて、どーなる?
No.3241

にほんブログ村
![]() | ひきこもりパンデモニウム (MF文庫J) (2013/08/22) 壱日千次 商品詳細を見る |
退魔師の家に生まれた日高見久遠。しかし、肝心の悪魔がやってこないこともあり、周囲から家業をバカにされ、彼女は引きこもりになってしまった。兄の春太は、日々、久遠を学校に行かせようとするものの、久遠の引きこもりスキルを強化する始末。そんなとき、待望の悪魔王・サタンが登場! ……も、久遠の前にはアッサリと降伏。そして、なぜかサタンまで同居することとなってしまって……
最初に書いておくと、本作についてはイラスト担当であるうすめ四郎氏の関係者から存在を教わった作品。と言っても、私自身はうすめ四郎氏とは一切の面識がないし、献本されたとかじゃなくて、ちゃんと金を払って購入した本。なので、遠慮なく書かせてもらいます(献本したいっていう人がいたら受け付けます。ただし、その旨はちゃんと表記します。あと、面倒くさい条件付けはやめてください)
という前置きの上で……
感想を書く前に、色々と評判を見てみたのだけど、まさにその通り、と感じた。その評判と言うのは……ギャグは面白いけど、話の構成は微妙! というもの。
本当、ギャグでのやりとりは面白い。序盤については、多少、スベっているかな、と感じるところもあったのだけど、キャラクターたちの人物像とかが明らかになったあたりから、それぞれのやりとりがスムーズに。兄妹の両者が、それぞれボケもツッコミも担当っていう辺りは、お笑いコンビ・笑い飯を髣髴とさせる。しかも、ある意味、下ネタを躊躇しない潔いやり口っていう長所もあるしね。その辺りは、流石だな、と感じる。
その一方で、展開のさせ方には、どうしても……と思う。
モノローグが唐突に出てきてみたり、なんていう辺りは「?」を感じざるを得ないし、終盤、いきなりシリアス展開になって……のまとめについては、「そんなフラグあったっけ?」っていう風に感じてしまう。こういうと何だけど、全体的に、洗練されていない、というか……。そういう弱点もすごく理解できるのだ。
話としては、この巻で終わってもよさそうな気がするが、続巻もあるらしい。さて、どーなる?
No.3241

にほんブログ村
スポンサーサイト