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(書評)下ネタという概念が存在しない退屈な世界4

著者:赤城大空

下ネタという概念が存在しない退屈な世界 4 (ガガガ文庫)下ネタという概念が存在しない退屈な世界 4 (ガガガ文庫)
(2013/08/20)
赤城 大空

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エロイラストを作り出せる唯一無二の存在・早乙女乙女。彼女が、鬼頭慶介のもとへと走ってしまった。このままでは、SOXの活動は……。早乙女乙女を連れ戻すべく、SOXは、四大下ネタ組織との5本勝負に挑むことに……
これは酷い! あ、勿論、褒め言葉です。
今回、早乙女乙女を連れ戻す、というために、ということなのだけど、早乙女乙女が、自分の描きたいものが描けない、なんていう葛藤。それは、そもそも、SOXが勝ったら戻ってくるものじゃない。さらに、狸吉、綾女を巡ってのそれぞれの思い、なんていうものがある。あるんだけど……純粋に、その勝負の内容のバカバカしさに笑わせてもらった。
1回戦。ランダムに出てくる英語の略語の意味を考え、相手を笑わせる。2回戦、下ネタ大喜利。3回戦、擬人化モノボケ。4回戦、カップリング対決。5回戦、古今東西をしながら卓球。
なんつーか……それぞれ、下ネタ対決ではあるんだけど……そもそも、テロ組織の活動にそれが必要なのか? ということを考えるとその時点で色々とおかしいし、ひたすらにその形でギャグが繰り出されるとだんだんとテンションがおかしくなってくる。ある意味、この辺りって、『犬とハサミは使いよう』シリーズ(更伊俊介著)における執筆戦のシュールさに近いと思う。
でも、その中でも、ベーコンレタス(BL)母の会代表・羅武マシーンのカップリングセンスが凄まじい。カップリング対決で、真打として登場してくるんだけど、それまでのものとは、文字通り、桁外れの回答連発に戦慄した。……いや、バカバカしいんだ。そのバカバカしさの先にその世界の深遠さが見えてくる、というか……(明らかに褒めすぎ)
……多分、このバカバカしい戦いの連続の中で、私のテンションがおかしくなっていたから。きっとそうだ。そう思いたい……
ぶっちゃけ、終盤、変に熱い展開になってみたり、はたまた、なぜこれで説得できたのか、とか、意味不明な部分は多い。多いのだけど、なんか、勢いで読まされてしまった。
なんか、よくわからんが凄かった。そんな感想だけが残った。

No.3290

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