弱虫ペダル・第２２話

「インターハイ開幕」

バスに揺られ総北自転車部がたどり着いた先。そこは、インターハイの舞台。緊張する者、興奮する者。それぞれが思いを抱える中、開会式が始まる……

ということで、文字通りの「開幕式」のエピソード。
最初、滅茶苦茶に緊張しているけどステージとか見るとテンションが挙がる坂道、わかりやすい（笑）
そして、そんな中、王者・箱根学園の登場。しかし、バスから降りてきた彼らの中に再会を誓ったはずの真波はいない。まさか、メンバーから外れた？　そんな不安が坂道の頭を掠める中、開会式に前年優勝校である箱根学園が現れ……

なんというか、坂道＆真波と今泉＆御堂筋の関係性の対照さがよくわかる。
どっちもステージ上で、ある意味、状況を読まない形での話ではあるのだけど、真波はあくまでも、坂道に「友達」として語りかけ、それに坂道が応える。
対して、御堂筋と今泉のそれはまさに険悪そのもの。
１年前の大会。大差で御堂筋に敗れた今泉。しかし、その前に御堂筋が仕掛けたのは、母親が事故にあったという嘘による陽動。
「動揺する心の弱さ」
これはその面がないわけではないけど……でも、卑怯だわな。
開会式の時点で、悪い意味でヒートアップする今泉と御堂筋。そして、いざ、スタートへ……

レース直前、がちがちに緊張する坂道。それがあまりに緊張しすぎて、他校の選手に心配されるほどに。
しかし、スタート前にコケてしまったことで緊張が和らいでスタート。

こう見ると、最初と最後に坂道の行動で柔らかくし、真ん中に今泉と御堂筋の嫌な空気を挟む。この辺りの構成は手堅いな。
どちらかだけでも、ちょっと、と思うだろうし。

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