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(書評)ドレスな僕がやんごとなき方々の家庭教師様な件5

著者:野村美月

ドレスな僕がやんごとなき方々の家庭教師様な件5 (ファミ通文庫)ドレスな僕がやんごとなき方々の家庭教師様な件5 (ファミ通文庫)
(2014/03/29)
野村美月

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女装しての替え玉家庭教師生活も気付けばはや半年。生徒たちに懐かれるのは良いものの、いかんせん、それぞれの視野が狭すぎるように感じられる昨今の状態が気になる今日のころ。その状況を打破するため、シャールは、ギルマーを含めた6人を2人ずつ3組にわけ、互いが喜ぶようなことをしよう、という課題を出すのだが……(『シャーロック=ドイルの人の望みの喜びよ』)
他、番外編短編4編を収録したシリーズ第5作。
なんか、どちらかと言うと、冒頭に書いた話を含めて短編集、といった趣。冒頭に書いた話についても、3組でのエピソードが次々と出るという形なので、実質的に短編みたいなものなので。ということで、その話……
更紗&真。
せっかちな性格の更紗と、超マイペースな真。「きっと、こうに違いない」という行動を実行する更紗だが、真は相変わらず。それに腹を立てるのだけど……。真の超マイペースっぷりって、ある意味、大物の貫禄十分だよな。そして、そんな真とまっすぐ向き合って、という更紗の成長っていうのが感じられる。兄である竜樹をからかったりしているけど、根は良い娘なんだよね。
聖羅&織絵。
天才児で、どちらかと言うと無表情の聖羅と、更紗がいないと急に弱気になってしまう織絵。どうにかして、更紗のところへ、という織絵に対し、聖羅は……。こちらも、更紗&真にある意味、近い関係ではある。でも、作中でも綴られているんだけど、第1巻の頃の聖羅とは大きく変わったんだな、というのを感じる。「自分が怖いですか?」とか、そういうのを言って、なるべく打ち解けようとする、っていうようなタイプじゃなかったもんな~。
竜樹&ギルマー。
ある意味、一番、カオスなエピソード(笑) いつまで経っても互いの、で、話が進まない中、とりあえずグリンダ(シャール)関連はなしで、ということになるんだけど……。「王たるもの、清濁併せ呑む」っていうギルマーの言葉は全くその通り。なんだけど、その結果が夜遊びとか、色々とおかしい。そして、それに流される竜樹は、やっぱり、まだ、ってところなんだろうな。それでも、両者の主従関係と言うか信頼関係とかが出来た、というのは良いこと……なのか? 上手く組み合わされば良い関係になるのだろうけど、下手すると共に転びそう。
相変わらず、皆が可愛い、という感想になりそうだったのを、ちょっと広げて観想にしてみた。

No.3451

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