fc2ブログ

(書評)ゴールデンタイム8 冬の旅

著者:竹宮ゆゆこ

ゴールデンタイム (8) 冬の旅 (電撃文庫)ゴールデンタイム (8) 冬の旅 (電撃文庫)
(2014/03/08)
竹宮 ゆゆこ

商品詳細を見る


学園祭に向けての準備が進む中、突如、香子から別れを告げられた万里。現実を受け入れられずにいた万里だが、自分の状況を香子が知ったことから何とか折り合いを付け始める。しかし、そんな中、万里の記憶の状態はますます悪化していって……
シリーズ完結編。
正直なところ、この作品については7巻まで原作先行、そして、最終巻はアニメ版で見た後なのだけど……ある意味、アニメはこの原作を忠実にやったのだな、と実感。まぁ、380頁あまりの作品を3話程度で映像化するので、かなり駆け足になっている部分も多かったのだが。
そして、アニメを見終わったときの感想とほぼ同じものが浮かんだ。一言で言うと、「面倒くせぇ人間関係!」ってところだろうか。シチュエーションの特殊さ、というのもあるのだけど、行動原理が唐突で独りよがり。香子は最初からそうだ、とはいえ、徹底的に「勝手に動く」ことによってギスギスした形になっていく。まぁ、ある意味、それはリアルなのだろうけど、緩衝材的な存在が弱いため、ひたすらギスギスした話を読まされている感じで胃が痛くなってくる。そして、そのラストシーン。まぁ、やりたいことはわかるのだけど……それでも上手く行き過ぎ感あるし、その心理描写とかの部分を省いた映像化だと「何これ?」になるわなぁ……と。
結局、幽霊とか、記憶喪失とか、その辺りの処理が上手くなく、リンダとかあの辺りの関係も引っ張った割に……。最後まで追いかけたけど、ちょっとグダグダ感が残ったな、という印象。ある意味、『とらドラ!』にも近いのだけど、変に変わったシチュエーションを加えた分、それを強く感じるのかも知れない。

No.3504

にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村




スポンサーサイト



COMMENT 0