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(書評)オタク荘の腐ってやがるお嬢様たち

著者:長岡マキ子

オタク荘の腐ってやがるお嬢様たち (富士見ファンタジア文庫)オタク荘の腐ってやがるお嬢様たち (富士見ファンタジア文庫)
(2014/03/20)
長岡 マキ子

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数年前まで女子校であった清聖学園。その小さな学生寮、オーガスタ・クリスタル荘、通称オタク荘には、学園でも飛び切りの才女たちが住んでいる。そんな寮の寮母である母と暮らしていた英君だったが、ひょんなことから母に代わって寮母の仕事をすることになる。そして、その仕事を始めて早々、学園の生徒会長・御車響子が、BL漫画家を目指している、という秘密を知ってしまい……
なんか、導入編、っていう感じかな?
タイトルで「お嬢様たち」とあるように、オタク荘に住んでいる才女たちは、実は全員、オタク、腐女子だった! というのは早々に判明する。冒頭に書いたように、最初は生徒会長である響子が……というところ。そして、その響子に付き合って同人イベントに行って、そこで他のオタク荘の面々に出会ってしまう、という形で。
それぞれが「秘密にしてほしい」といわれ、しかも、英君自体が悪い感情を持っているわけではない、ということで……となると、それぞれに引っ張りまわされて……となると思うでしょ? ところが、物語は思わぬ方向へ。
何しろ、基本的に、他のキャラクターは殆ど物語に絡んでこない。物語はずっと、響子に付き合い、彼女の初めてのサークル参加に協力する、という展開が続くのだから。ぶっちゃけ、「厳格な生徒会長」というのはあまりにも抜けすぎている気がするし、いきなり500部出るとか、スペック高すぎでしょ、とか思うところはあるんだけど……それをカバーしようとして右往左往っていうのはなかなか楽しかった(まぁ、『乃木坂春香の秘密』っぽいっていうのはヒミツ、っていうか、私は読んでいないのでよくわからないのだが、感想サイトなどではほぼ確実に指摘されている) でも、この巻では全く「お嬢様たち」ではないんだよね。
そんな物語がラストで、主人公と響子の関係がバレていたことが判明して……。2巻から、ようやく本題、なのかな? まぁ、今のところ、設定が生かされきれていないだけに、その辺りが掘り下げられていることに期待。

No.3552

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