著者:野村美月
「オレ、彼女ができた」 親友の遥平から弘凪は告げられる。過去の出来事から、女子にモテながらも恋人をつくらなかった遥平が……。その報告に安心する弘凪だったが、その恋人として紹介されたのは通学電車の中で、弘凪が密かに思いを寄せていた少女・古都で……
ここのところ、立て続けによでんいる(ぶっちゃけ1箇月遅いのだけど)、ダッシュエックス文庫の創刊ラインナップの1作。まぁ、著者の作品だから、ということで、このレーベルだから、ということはないのだけど。
で、著者の作品というと『文学少女』シリーズとか、ドロドロの上にドロドロを重ねた作品が多く、また、タイトルからしてドロドロという感じを思い浮かべていたのだけど、結構、アッサリしていたという印象。
その上で一番、思ったことは、登場人物が皆、面倒くさい性格しているなぁ、ということだったり。
いや、自分の想い人は親友の彼女。それを好きになってはいけない。それは罰だ! そう考える弘凪。しかし、遥平が嫌いだ、という冴音子の策略もあって、どんどん二人の関係は接近していく。しかし……。まぁ、いくら自分が好きだった相手でもそれは……というのはわかる。しかし、それまで声をかけられなかった相手と思わず近づいてしまって、となったら余計に、というのも。
でも、ひたすらに煽ってくる冴音子だとか、はたまた、その一連の真相については……ちょっと理解できない部分があったり。お前ら、なんで、そんなに面倒くさい性格しているのよ? と感じが。っていうか、冴音子って共謀していたわけじゃないでしょ? それが共謀していたのなら、個人的にはむしろスッキリするんだけど……そうじゃなきゃ、完全に相手を苦しませるだけの活動にしかなっていないんだもの。
それでも、1巻で綺麗にまとめるとか、そういう辺りの著者のバランス感覚、やっぱり好きだな、と実感。
No.3598

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![]() | 親友の彼女を好きになった向井弘凪の、罪と罰。 (ダッシュエックス文庫) (2014/11/21) 野村 美月 商品詳細を見る |
「オレ、彼女ができた」 親友の遥平から弘凪は告げられる。過去の出来事から、女子にモテながらも恋人をつくらなかった遥平が……。その報告に安心する弘凪だったが、その恋人として紹介されたのは通学電車の中で、弘凪が密かに思いを寄せていた少女・古都で……
ここのところ、立て続けによでんいる(ぶっちゃけ1箇月遅いのだけど)、ダッシュエックス文庫の創刊ラインナップの1作。まぁ、著者の作品だから、ということで、このレーベルだから、ということはないのだけど。
で、著者の作品というと『文学少女』シリーズとか、ドロドロの上にドロドロを重ねた作品が多く、また、タイトルからしてドロドロという感じを思い浮かべていたのだけど、結構、アッサリしていたという印象。
その上で一番、思ったことは、登場人物が皆、面倒くさい性格しているなぁ、ということだったり。
いや、自分の想い人は親友の彼女。それを好きになってはいけない。それは罰だ! そう考える弘凪。しかし、遥平が嫌いだ、という冴音子の策略もあって、どんどん二人の関係は接近していく。しかし……。まぁ、いくら自分が好きだった相手でもそれは……というのはわかる。しかし、それまで声をかけられなかった相手と思わず近づいてしまって、となったら余計に、というのも。
でも、ひたすらに煽ってくる冴音子だとか、はたまた、その一連の真相については……ちょっと理解できない部分があったり。お前ら、なんで、そんなに面倒くさい性格しているのよ? と感じが。っていうか、冴音子って共謀していたわけじゃないでしょ? それが共謀していたのなら、個人的にはむしろスッキリするんだけど……そうじゃなきゃ、完全に相手を苦しませるだけの活動にしかなっていないんだもの。
それでも、1巻で綺麗にまとめるとか、そういう辺りの著者のバランス感覚、やっぱり好きだな、と実感。
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