(書評)オタク荘の腐ってやがるお嬢様たち2

著者:長岡マキ子


オタク荘の腐ってやがるお嬢様たち (2) (富士見ファンタジア文庫)オタク荘の腐ってやがるお嬢様たち (2) (富士見ファンタジア文庫)
(2014/08/20)
長岡 マキ子

商品詳細を見る


「先輩、ウチと付き合ってください。会長のこと、バラされたくなかったら」 実は生徒会長である御車響子は腐女子であり、その手伝いをしていた俺、霧島英君。ところが、そのことが同じオタク荘の後輩・花垣汐実にバレてしまった。そして、その結果が、脅迫と同時の告白で……
シリーズ完結というか打ち切り、というか……。うーん、こうなってしまったからいたし方ないのだろうけど、他にもコスプレイヤーとか、ネットラジオの人とか、そういうのが全く掘り下げられないままに終わってしまった。……という以前に今回、全く影がなかった気がするのだが。
1巻のときは、『乃木坂春香の秘密』(五十嵐雄策著)っぽいという感想を見かけた、という文章を書いた(私は『乃木坂~』は未読&未視聴)。今回は『さくら荘のペットな彼女』(鴨志田一著)っぽい印象を受けたりして。
生徒会長である御車響子の手伝いをしていることがバれ、脅迫された英君。その結果、汐実に付き合う、というか、共にいることも多くなっていく。その中で、英君を巡っての響子と汐実の対決などもありつつ、汐実は汐実で、自分の創作についての悩みを持っていることが判明。一方で、そんな汐実の姿に影響され、自らもまた、プロになりたいと響子は決意する。そして、その間に入り、英君もまた、自分が何をしたいのかと考え始め……。なんか、完全に相手のことを知っているわけではないけど、でも、同じ屋根の下の相手に影響を受け、何かをしたいと思い、また、悩む……。こちらの方が、『さくら荘~』よりも軽いタッチではあるのだけど、雰囲気は似ていると思う。
ただ、まぁ……そうすると、やっぱり、ちょっとインパクトは弱い、ともいえるか。
しかも、いきなりのシリーズ完結編ということで、唐突に、主人公の母親が帰ってきたり何なりで無理やり感たっぷりだったり、で……なんか、シリーズとしてみるとエラく中途半端、という感じばかりが残ってしまう。著者ももっとやりたかったんだろうな、というのがよくわかるし。

No.3627

にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村


スポンサーサイト

COMMENT 0