(書評)俺、ツインテールになります。8

著者:水沢夢


俺、ツインテールになります。8 (ガガガ文庫)俺、ツインテールになります。8 (ガガガ文庫)
(2014/12/18)
水沢 夢

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「美の四心」を撃破されたアルティメギルは新たな四頂軍「死の二菱」を投入し、総二たちの世界への進行を開始する。そのような中、自分だけ強化形態のないテイルブルーは思い悩む。そんなとき、姉に自分の正体がバレそうになってしまう。しばらく、変身を控えることにした愛香だったが、そこへ「幼馴染属性」のエレメリアンと遭遇し……
てなわけで、今回は、愛香のパワーアップ巻。そこに幼馴染属性を絡めてきたか。
ここまで、この作品のエレメリアンの「属性」は、ツインテール、ポニーテールといった髪型。はたまた巨乳、貧乳。はたまた男の娘やら眼鏡やら……と、どちらかと言うと外見とか、身体的特徴的な部分を持っていたのだけど、今回の属性は「立ち位置」的なところ、とかなり思い切ったところをついてきたな、という印象。まぁ、アニメとか、そういうのではお馴染みの「属性」ではあるんだけど、ちょっと次元が違ったところだよな、と感じ。
で、個人的にこの作品において、愛香が一番の常識人だと思っているのだけど、その「常識人」であるが故に他の面々と違って、次の一歩が踏み出せない。さらに、先に書いたようにアルティメギルtの戦いでは自分だけ進化形態になれていないという焦りを感じている。そんなところで出たのが「幼馴染は勝てない」というエレメリアンの言葉。それを認めないが、しかし……
なんか、結構、「幼馴染属性」とかって他の属性とかと比べてもメタ要素が強いのだけど、エレメリアンの存在を利用して上手く物語に組み込んだな、と感じる。
その上で、まさかの愛香タイムスリップから、実は総二のツインテール好きの原点は……という展開は超展開ではある。けれども、それも先に書いた、メタ的なところからパワーアップへの動きへと回転させていくのは上手い。しかも、普段、あれだけやりあっていたトゥアールと愛香の関係の別の側面が見えたりとか、何気に、これまでのエピソードと比べて真面目という感じがする。ギャグ一辺倒ではない、ということか。
あ、一応、アナザーテイルブルーも登場します。

No.3657

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