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(書評)隠岐島千景の大いなる野望 高校生たちが銀行を作り、学校を買収するようです。

著者:須崎正太郎


隠岐島千景の大いなる野望 高校生たちが銀行を作り、学校を買収するようです。 (ダッシュエックス文庫)隠岐島千景の大いなる野望 高校生たちが銀行を作り、学校を買収するようです。 (ダッシュエックス文庫)
(2015/03/25)
須崎正太郎

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私立光京学園に通う少年・出雲光一は、ある日、突如、学園の支配者として現れた稲佐浜月夜に逆らったことで、理不尽にも退学処分を言い渡されてしまう。そんな途方にくれる光一の前に現れたのは、光一の父によって留学していたという少女・隠岐島千景と出会う。そして、千景が提案したのは、「光京学園を買収する」というものだった……。そして、そのためにネット銀行をはじめることになって……
うーん……分量の制限とか、そういうものもあるんだろうけど……何か色々ともったいない感じ。
物語は、冒頭に書いたように、突如、学園の支配者として現れた月夜によって退学の危機に陥った光一らが、ネット銀行を設立し、金をためて買収を目論むという話。で、物語の序盤は会社法とかそういうのに基づいての話があるんだけど、だんだんとそのあたりから逸脱して無茶苦茶な方向に進んでしまう。最後の対決なんて、序盤で、「それは法律で禁じられています」と否定された方法やん……
で、銀行を設立したは良いものの、預金が集まらない。それを解消するために、フィギュアつくりが得意なメンバーがお年寄りの家族のフィギュアを作る……なんていうのはいいと思う。でも、その後、初の融資が商店街主催の同人誌即売会&コスプレ大会。メンバーに2人もアニメオタクなんていうなら、そういう方向での「監督」とか入れれば面白いだろうに、なぜかその辺がスルー。てか、ぶっちゃけ、天馬というキャラなんて何のためにいるんだかよくわからないキャラになってしまったし……。エロ漫画家志望のキャラがいて、同人誌即売会に融資、なんていうのなら、出番じゃないの? と思うのは私だけ?
まあ、全てがうまくいく、っていうのは別に良いと思うのだけど、自分で出したルールを自分で違反してしまうオチ。さらには、折角のキャラクターを活かし切れていないところ。その辺りで、どうしても完成度がちょっと低いかな? という印象にならざるを得ない。

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